SEX 特集

【連載ラブコラム】女にいつまでも愛される男

投稿日:2016年8月19日 更新日:


こんにちは、ラブコラムニストのラヴィンみやです。

男性はお母さんから愛されていることを確信してやまない生き物だそうです。
だからこそ、その絶対的な場所をステップに「愛すること」を能動的に求めていくことができる。
男も女も成熟し、互いを尊重しながら深くかかわって生きていくためには?
パートナーとずっと愛し合うためには?

恋愛初期のようなセックスは終わる

お付き合いが長くなれば、恋愛初期のような大興奮は収まってきます。
その分、お互いの気持ちいいところがわかったり、体が馴染んで安堵できるようになる。

セックスを、「新しい刺激」「新鮮な興奮」「激しい衝動」だと定義していれば、馴染みのパートナーをセックスの相手として見られなくなるのは当然です。
お付き合いが長くなったのなら、セックスだって変化していい。
穏やかなものに変化していいのです。
激しく指でせめて、激しく腰をふって、射精しておしまい。
そんな味気ないセックスではセックスレスになるのも当然ですよね。
恋愛初期は、そんなセックスも「情熱的」と感じられるけど、女性を置き去りにした幼いセックスは、年月を重ねていくうちに、女性に遺恨を残していきます。

女性が冷たくなる理由

女性に冷たくされるのは、相手の心を満たすことをおろそかにしているからです。
目を見つめて話を聞く。優しい言葉をかける。適当な返事をしない。など意外と小さいことです。
自分の気持ちを言葉にするのが、男性はとても苦手かもしれませんが、言葉にしなくては相手には伝わらないのです。
お母さんは、あなたを信頼して言葉にしなくても常にあなたを愛してくれたかもしれませんがパートナーの女性はお母さんではありません。

「大切だよ」「大好きだよ」「愛してるよ」「いつも思ってるよ」
彼女のために何かしてあげたいのは、思いがそこにあるからのはず。
その大元の思いも是非、伝えてあげてください。

セックスも自分が気持ちよくなれればいいや、なセックスなら女性は永遠に心が満たされません。
「どうしたらいいんですか?」
それは相手の女性に尽くしまくること。
自分は気持ちよくならなくても、射精しなくても、キミが気持ちよくなってくれるのが嬉しい。そんな思いを表現すること。

パートナーを自分の「母ちゃん」にしない

「男性は一生、母ちゃん大好きな少年のままだ。男は子供だ。」
そんな文言はよく耳にしたことありませんか?
だからそれが男性なのだと思わせてしまいますが、そこに安住してしまったら、どの女性ともいつかは終わりが来ます。

男性はいつまでも少年なのかもしれない。それをかざして女性とわかり合うことをやめるのか?そのままではその先にある、人間として生まれたから味わえる甘美と安らぎの関わりへ到達することはできない。
(そこに到達するかしないかは自由だけれど)
恋のときめきは瞬間で、長い期間関われば、それは安らぎへと変わり、安定した関わりへと変化していきます。

安定した関係=母ちゃんとの関係。という概念、思い込み、経験、から男性が抜け出さない限り、安らいだ男女は子供と母の関わりになり、そこには当然セックスはありません。
彼女はお母さんではなく、女性という存在です。
わからなくて、楽しくて、気持ちよくて、もどかしくて、愛おしい。それが女性です。

自分の醜さから逃げないこと

成熟した男女関係は、イイとこだけ、カッコいいところだけでは築くことができません。
いろんな自分をお互いに見せ合う。相手に嫌だなって感じるところは、自分が自分に対して嫌だなって感じてるところなだけ。
むしろそんな自分自身を知って、そんな自分を認めて愛するために人は人と共に生きるのです。

そこにはかっこ悪くて、ダサくて、情けなくて惨めな自分がいるかもしれない。見たくなくて、感じたくなくて、避けてきたことをこれでもかと見せられるかもしれない。
そこから逃げたり、そんな自分を責めたり、すねたり、開き直ったり、直そうとしたり・・・する必要はなくて、今目の前にあるものと真剣に向き合うことや、そんな自分が自分の中にいることを真摯に受け止めることで、人は成熟していきます。

自分自身を受け入れたら

自分自身を受け入れた分だけ、人は人とわかり合うことができ、その分かり合えた分だけ深く深く人と交じり合うことができる。
その、受け入れたくない自分を見せてくれるのが「パートナー」という存在です。
それは母親から卒業していくことでもあり、一人の人間として立つことでもあります。
それは母親を「母」として大切にしながらも、パートナーを一人の女性として大切にすることです。

形だけ整える「家庭」も「結婚」も「セックス」も、この先の世界には必要がないもの。
もっともっと全開になり、自分自身の咆哮を上げ、自分自身を生きていく。
そこには、形だけ取り繕った関わりは必要がないのです。
パートナーを母ちゃんのように見て、いつまでも子供のままでいたところで、あなた自身の命を燃やすことはできません。

恨みも憎しみも手放して、自分の情熱のままに、打ち震えるほど自分自身の命を感じながら、パートナーを抱く。惰性ではなく、自分の意思で交わる。
それに勝るセックスの悦びはありません。

しっかりと自分自身の中にある闇や痛みと向き合い、自分自身を生きる時、成熟した関わりとセックスがそこにはあります。
あなたのセックスが最高のものになりますように。


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