ヤレる男候補生の男性諸氏、ごきげんいかが♪ ラブヘルスカウンセラーの小室友里です。
皆さんは覚えていますか?「こじらせ男子」とカテゴライズされる男子がいることを。
Facebookやらで「俺スゴイでしょ」アピールをしまくって、周りから「あの子大丈夫?」と若干引かれている、面倒くさい系が陥りやすい恋愛下手な男子のことを指します。
ここでもう一度、様々な定義を持つ「こじらせ男子」がセックスをするとどうなるか。前回の記事を参考にしつつ再確認してみましょう。
***こじらせ男子・セックス編***
1:ほめられても「俺なんかどうせかっこよくないし…」とすぐ卑屈になる
→「ここ、気持ちいいでしょ?」と、女性の快感を決めつける
2:自分語りがけっこう好き
→ピストン運動の時は目を瞑る
3:ネット上では雄弁
→加藤鷹至上主義
4:とことん女運が無い
→イケないのは女のアソコがユルいからだと思っている
5:好みじゃない女性に厳しい
→女がイカないのは不感症だと思っている
6:肉食系女子が怖い
→女性が皆、AVのように喘ぐと思っている
7:常にコンプレックスがある
→セックスよりオナニーが気持ちいい
8:自己評価は低いが、認められたいという思いは強い
→女は潮吹きして当然だと信じている
9:大勢の人の前では大人しい
→セックスの話なんて言語道断
10:他人と目を合わせて話すのが苦手
→キスが好きじゃない。特にディープキス
*************
さて、これらのこじらせ男子の中から、それぞれを解説してみたいと思います。
まずは1:「ここ、気持ちいいでしょ?」と、女性の快感を決めつける、セックスこじらせ男子から。
すっごい細かい話ですが、「気持ちいいでしょ?」って聞かれるのと、「気持ちいい?」って聞かれるのは、女性からすると意味合いが全然違うんですよね。
「気持ちいい?」は、確認意思からの発言で、自分のアクションの正否を求めてるな〜と思います。気持ちよくないなら教えて欲しい。君をもっと気持ちよくさせてあげたいんだ、という男性の気持ちが見え隠れするんです。だから
「うん、気持ちいい♪」
と言いながらも、さらなる快感への道筋をどう伝えるか?経験値とボキャブラリーを駆使して、あなたに伝えようと女性も頑張ります。その頑張りが言葉のセクシュアルコミュニケーションになり、エロワードが飛び交う、エロいセックスになる。
対して「気持ちいいでしょ?」は、男性が気持ちいい愛撫をしている、と信じていることが前提です。
自信満々かいっ!
そして、その裏側に見えているこんな男性心理に突っ込みたくなります。
「その愛撫、本当は自信ないんでしょ」
だから彼女の意見にシャッターを下ろしたような物言いになってしまうんでしょう?「そこ違う」って言われると、自分がこれまで得てきた知識や、それまでかけてきた時間が否定されたように感じちゃう。愛撫はおろか、自分のアイデンティティーそのものまで、否定されたように感じちゃう。
…違いますか?
本当に自信のある人は、何を言われても受け入れられるし受け流すこともできるんですよね。「もっとこうして♪」と言われてもぜ〜んぜん大丈夫。むしろ喜んでアレコレやっちゃうですよねぇ。
ですから。
「ここ、気持ちいいでしょ?」
と一度でも彼女に聞いたことがある人。あなたは「セックスこじらせ男子」かもしれませんよ?
そんなセックスこじらせ男子候補のあなたへ。セックスこじらせ男子からの脱却を図るにはどうしたらいいのか。お教えいたしましょう♪
この言葉を1日3回唱えるのです。
「彼女はセックスの神様です」
はぁ?(*-д-)-з と思ったあなた!ほらほら、すでにセックスこじらせ男子の片鱗が見えているじゃないですか。まったくもう。ほれほれ、その片鱗、仕舞って仕舞って。
例えば。神社へ参拝したら、2礼2拍手。お願い事をしたら1礼。
お願い事をしている時、誰も彼もそりゃあ真剣そのものです。
深く深く頭を下げる人、ブツブツと何かを唱える人、無言でひたすら祈りを捧げる人。願う形は違えど、その人たちが求めるものは、神様が見せてくれるかもしれない、切なる願いの具現化。
「願いの具現化」。
彼女のセックスも、つまりは快楽という「願いの具現化」なんですよ。
今まで幾多の男たちが、彼女の胸を弄り、アソコを拝み、果てて行った。
しかし彼女が欲しかった、通り過ぎていった男たちが求めていた彼女への快楽の具現化は、たった一つだったはずなんです。
拝殿の奥にある本殿から、彼女はじ〜っとあなたを見ているのです。膣の奥にある子宮から、男の度量を見計らっているのです。具現化してほしい、自分自身の中に潜む快楽を、求めていい男かどうか。求めるに値する男かどうか。
もし相手を見誤ったら、具現化してほしい快楽が、全然違う形になってしまう。
「ほら、君が欲しかった快楽はコレでしょう!?」
どうでもいいお供え物を雑に置いて、拝殿に土足で入り込むような輩を引いてしまうかもしれない。そうならないために、女性たちは自身の求める快楽を、心の奥に潜め、相手を選んでいるのです。
神様(=彼女)がいる神社に足しげく通い(=数多くセックスして)、願い(=彼女の快感)を叶えてくれるためにはどうしたらいいか?
「神様お願いします。僕の願いを叶えてください…!」
真摯に頭を下げ、真剣に祈り、神様が与えてくれるその時まで、願いに向かって近づく努力をするしかないんです。
これ、多くの男性、セックスこじらせ系男子と呼ばれる人が間違えているところですよ。耳の穴かっぽじって聞きやがれっ♪
女性の快楽とは、男性が与えるものではないんです。
女性の快楽とは、秘めたる羞恥、心の奥に潜む欲望を、
「大丈夫。ここ(僕に)なら、全部見せていいんだよ」
ALLOK!に受け止めてくれるパートナーが見つかって、初めて具現化されるものなのです。
セックスこじらせ男子のみなさん、あなたには彼女=神様の欲望を受け止められるだけの度量がありますか!?
合わせて読みたい