寂れた路地にある一軒のバー。そこへ疲れた表情の男がひとり、訪れる。慣れた様子でカウンターの席につくと、無口なマスターに目配せ。
注文もしていないのに、いつものドリンクが出てくる。都会の喧騒から離れ、孤独な時間を楽しむ男…。
なーんて、孤独を愛する一人飲みの男が「かっこいい」とよく言われるのは、一体なぜなんでしょうか。なぜ、このような“行きつけのバーがある男”は魅力があるのか、考えてみました。
1、孤独な男がかっこいい
まず、孤独な男ってかっこいいんですよね。なぜって?“ひとりで行動できるから”です。というのも、男性女性共に思うことですが、「みんなと一緒じゃないと何もできない」って言う人はかっこ悪いです。
飲みにでかけるにしても「みんなでワイワイ行こうぜー!」タイプの男性と、「一人飲みするからほっといて」タイプの男なら、後者のほうがかっこいいです。
前者は“みんなと一緒じゃないと行動できないタイプ”と判断され、後者が“ひとりでも生きていけるタイプ”と判断されます。
男であれば、甘ったれの野郎より、強い男の方がモテますし、誰にも教えない隠れ家的バーを行きつけにしているなんて、秘密があるみたいでかっこいいです。
2、影のある男
人はなぜ秘密に惹かれるのでしょう。秘密があるだけで、その人のキャラクターに深みが出ます。これは多くの男性に真似していただきたい技術。
質問されたらなんでもホイホイ答えますか?隠し事がないことは魅力でもありますが、軽薄な男に見られてしまう可能性もあります。
“深みのある男”というのは、実際に深みがある場合も、そうでない場合も、演出によるところが大きいのです。
「俺っておもしろい男だぜ!」と明るく振舞う人より、ちょっと謎が多い男子がモテるのは、そこに差があります。女性は、男性の秘密を暴きたくなるのです。
もしバーで一人飲みする習慣があるのなら、それをひけらかさないでください。「俺って金曜の夜は必ずバーで一人飲みするんだー」なんて公にしてはいけません。秘密です。
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3、ひとりで勝負に出る
もしバーで飲んでいて、隣に座った女性と世間話するチャンスが巡ってきたらどうでしょう。当然、友達は助けてくれません。
ただ、この勝負で勝てば、その女性と良い感じになることは容易いでしょう。勝負にリスクはつきものです。
出会いを求めているのなら、一人飲みのほうがチャンスが多く、勝率も高い。最近、ひとりで行動できない男性が増えている中、このように果敢に挑んでくる一人飲み男子をウェルカムしてくれる女性は多いようです。
4、初対面の人とも楽しく会話できる
一人飲み男子のすごいところは、ひとりで行動できる+行ったその場で知らない人と交流できる、というところではないでしょうか。
人見知りが多い中、人見知りせず誰とでも話をする。バーなどはその典型で、たまたま隣り合わせた赤の他人と、その場限りの会話を楽しめる人は、心に余裕がある証拠です。
これは、コミニュケーション能力が高くないとできないことです。一人飲みを楽しめる余裕は、大人の男の余裕なのです。
5、ひとりが楽しいと思える
最大の魅力は、「孤独な時間を楽しめる」という点ではないでしょうか。確かに、みんなでワイワイ騒いでいる時間も楽しいですし、彼女がいれば彼女と一緒にいる時間も大事です。
しかし、自分だけの時間を充実させることができる…というのは強みでもあります。誰の手も借りることなく、ひとりの力で楽しめる。
これは「娯楽は誰かに与えてもらうものではなく、自分で作り出すものだ」という基本を理解できている大人しか実行できないことです。
ひとりで生まれてきて、ひとりで死んでいくのですから、“ひとり時間”というニュートラルな姿勢を、誰にも邪魔されることなく楽しめる男は、男も憧れる男ではないでしょうか。
6、一人飲みという新しい世界へ
男の一人飲みはいいから、みんなもやろうよ!ということではありません。結局呼びかければひとりではなく「みんなで」になってしまいます。
ただ、周囲の男とちょっと差をつけたい、もうちょっと大人な男になりたい!と思う人は、近所のバーにひとりで通ってみると、新しい世界が開けてくるかもしれません。
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