最近は頻繁に、全国各地で大規模な音楽フェス、野外フェスなどが開催されていますね。好きなバンド目当てに行く人もいれば、音楽全般が好きで色々聴きに行きたい人。雰囲気が好きで参加したい人、または同時に開催されているフードパークなどの飲食が目当ての人など、参加理由は様々です。
さて、主に若い男女が集結するフェスですが、独身同士で音楽が趣味、という共通点があれば、そこでラブが生まれてもおかしくないですよね。
今回は、「どうすればフェスを利用して恋人を作ることができるのか?」について、実際にフェスで出会ったカップルを参考にしてご紹介したいと思います。
この記事の目次
フェスで出会うことってあるんですか?
フェスで出会って恋愛、また結婚に至るケースはあります。というか、結構多いです。私の身近にも、それで出会って結婚したカップルはいますし、恋愛に発展しなくても「友達になった」というケースは多いようです。
女性目線から見た場合、出会い目的で参加してナンパしてくるような輩は最初から拒否なのですが(男性の集団がひとりの女性を取り囲んでナンパするパターンは多いけど、こういうのはダメ)、自然に会話できた人の中には「いいな」という人がいたりします。
ケース1:隣でご飯を食べてるグループと仲良くなった
フェスと言えば、ご飯も楽しみですよね。Mさんは、男友達と3人でフェスに参加しました。芝生の上でご飯を食べていたところ、隣に2人組の女性が座り、声をかけたところ、同じ地域から参戦していたことから急接近。
「忙しいから約束できないけど、もし今度時間があったらこのメンバーで飲みに行こうね」と連絡先を交換しました。そのときは特別かわいいとも思っていなかったのですが、フェス終了後の余韻の中、日常生活に戻ると、あの2人組の女子のうちのひとりから連絡が。
「あのバンドのパフォーマンスよかった」などの会話をしばらくLINEでやり取りしているうちに意気投合。みんなで飲みに行く予定が、結局ふたりだけで飲み会を開くことになり、ほどなく交際に発展したそうです。
ケース2:雨が降ってきて会話が始まった
野外フェスでよくあることが、突然の雨。雨具は持参必須なので、急いで合羽などを着るのですが、Kさんはたまたま隣にいた女性と、その時に少し肘が接触してしまいました。
「すいません」と声を掛け合ったあと、「雨に降られちゃって運が悪いね」などと笑い合いました。そこからなんとなく、目が合う度に会釈するようになり、曲が終わるたびに「どこから来たんですか?」「なんのお仕事されてるんですか?」と会話が始まりました。
フェスが終わる頃には雨は止んでいたのですが、帰り際に連絡先を交換し、帰宅。そこからポツポツと連絡するようになり、遠距離恋愛が始まったそうです。
フェスでどうやって出会うのか
フェスで知り合ったカップルはいるけど、そもそもどうやって出会ったらいいのでしょうか。いかにも「恋人募集中です!」って感じだと引かれてしまうでしょうし、ナンパだと軽いと思われてしまいます。
ピンチやハプニングはチャンスだ
フェスでよくあるのが、「困ったときの助け合い」です。たとえば、ちょっと擦りむいて血が出ちゃったけど、絆創膏を持ってない!みたいなことがあります。
このときに「すいません、絆創膏持ってないですか?」と誰かに救いを求めることがチャンスに繋がります。ほかにも「財布落としちゃったんですが、見てませんか?」「帽子が飛ばされちゃって」みたいな「なくしものを探す」こともチャンスだったりします。
恋人を作れる人は、“他人に甘えるのが上手”であったり“他人に頼ることができる”のですが、自分が困ったときは素直に誰かに頼り、また、誰かが困っていたらすぐに手を差し伸べることができるようにしておくと、ちょっとしたことが出会いのきっかけになります。
ナンパではなく、参加者とは自然に会話
フェスの参加者から「悪質なナンパ」の話はよく聞きます。若い女性が狙われているようなのですが、フェスの主催者側としては、どんな人も等しく“参加者”であって、いわばファミリーです。みんなでフェスを作り、盛り上げる構成員です。
すれ違う人と目があったら「こんにちわ」と挨拶してもいいでしょうし、隣の人には「いい天気ですね」「晴れてよかったですね」と声をかけてもいいでしょう。これは「出会いたいから声をかける」のではなく、「お互いにいい気分で過ごすためのマナー」でもあります。
楽しみにしていたフェスが開催されたことへの喜びと、今ここでしか味わえない感動を共有することへの感謝があれば、普段は他人に対して高い壁を作っている人も、この時ばかりは取り払えるのではないでしょうか。
ナンパとして声をかけるのではなく、参加者に対して「今日は楽しみだね!」という気持ちでどんどん声をかけていく(できれば男女問わず)気持ちがあれば、様々な人と知り合うことができますし、中には恋愛に発展するケースも出てくるでしょう。
フェスで出会うための3つのコツ
では、フェスを出会いの場として上手に活用するためには、どのような点に気をつけたらいいのでしょうか。フェスで出会うためのコツを3つご紹介します。
コツ1:参加アーティストについて勉強しておく
様々なフェスがあって、会場内の複数箇所でライブが行われているところや、一箇所でのみ開催されているものなどがありますが、少なくとも自分が見に行くフェスの参加アーティストについては、ある程度勉強しておきましょう。
もちろん、好きすぎて毎日聞いている!なんて人もいるでしょうが、「このアーティストは好きだけど、こっちのアーティストは嫌い」みたいな見方をしていると、周囲の参加者がアンチに見えてしまいます。参加者は敵ではありませんよね。
好きじゃないアーティストのパフォーマンスも「好きじゃないけど、生で見れてラッキー」くらいの気持ちで見れるようでないと、ほかのフェス参加者と仲良くなることはできません。
コツ2:集団の女性に話しかける
男性から話しかける場合、ひとりでいる女性の方が話しかけやすいですよね。しかし、女性の多くは集団で行動していますし、ひとりの女性に話しかけるのは、きっかけがなければ、やはり「ただのナンパ」と捉えられる可能性が高いです。
女性は安心しているときに話しかけられた方が心を開きやすいです。逆に、不安な状態で話しかけられると相手を敵と認識します。
つまり、群れて集団で行動しているときこそ女性は安心し、油断している状態なので、声をかけるなら集団の女性が狙い目です。
また、声をかける側の男性も、大人数(5人以上)などの方が心強いとは思うのですが、あまりにも大人数で話しかけると女性は困惑します。せいぜい2~3人がベストでしょう。もちろん、ひとりでも大丈夫です。
コツ3:見返りは求めない
親切な男性は多いのですが、中には「助けてあげたのに、それだけ?」と見返りを求めるタイプの男性がいます。それを見ると「心が狭いな~」と思います。そんな男性とはお付き合いしたくありません。
「旅の恥はかきすて」と言いますが、「フェスの親切もかきすて」です。どんどん親切にしてあげて、見返りを求めないようにしましょう。たとえば、隣にいたファミリーに親切にしてあげたら、それを見ていた女性が好感を持って声をかけてきてくれる、というパターンもあります。
「今日は楽しかったし、いっぱい親切したなあ。自分ってなんていい人なんだろう!」くらいの自己満足で終了するくらいが調度いいので、親切さで好感度をぐんぐんアップさせましょう。人助けに役立ちそうなグッズを持ち歩くのもいい方法ですね。
フェスでの出会いは恋愛や結婚に発展する要素がある
フェスで出会った子とは、高確率で良い相性になります。なぜなら、フェスは「行きたい人」しか参加していませんし(無理やり連れてこられた人はいない)、音楽が趣味、という人が集結する場所ですから、最初から共通点が多いのです。
フェス参加者は、将来家族でフェス参加したい
フェスに参加している独身の人は、おそらく男女ともに「結婚しても家族でフェスに参加したい」と思っているのではないでしょうか。子連れの参加者は結構いますし、広い会場でのんびり音楽を楽しむ家族っていいですよね。
恋人が欲しい人や、将来結婚を望んでいる人を見つけるのは難しいですが、意気投合すれば話が早いのは目に見えて明らかです。同じアーティストが好き、という者同士であれば、会話は当然弾みますし、音楽嗜好が似ていれば、その他の好みも似ていることが多いです。
出会うまでは一苦労だとしても、出会ってからは話が早い、というのがフェスです。「フェスで出会うぞ!」と意気込む必要はありませんが、フェスでの出会いも可能性のひとつと考えて行動してみてはいかがでしょうか。
おわりに
フェスで出会うコツが、もうひとつあります。それは「行きたいと思ったフェスには参加する」ということです。たった1回のフェス参加で出会うことは、ほぼ期待できません。フェスで出会っている人の多くは、いつもフェスに参加している人です。
まだフェスに参加したことがない人は、これから何度もフェスに参加することを想定しておいた方がいいでしょうし、フェスにたくさん参加している人も、望みを捨てずに参加しましょう。あなたがフェスで運命の女性と出会えることを応援しています。