ORETTE.jpをご覧の皆さん、こんにちは。ラブヘルスカウンセラー・小室友里です。
最近読んだ書籍「中学生からの愛の授業 学校が教えてくれない「愛と性」の話をしよう」(宮台真司/コア出版)に、とても気になる(全部気になるのだけど、その中でも特に)くだりがあったのでご紹介します。
いまの男の子と女の子は「承認」と「理解」の行き違いがある。どうすればいいか? 普通に考えれば、「承認」問題をクリアしたレベルの高い女の子の方から男の子に「承認」を与え、「承認」を手に入れた男の子が女の子を「理解」する流れがいい。
でも問題があるんだ。さっきも言ったようにお、男の子が草食化して、女の子との性的な交流から大きく退却しちゃったんだよ。草食化の始まりから時間がたって、「恐いから」退却するという意識も消えた。自分は架空のキャラクターで十分というふうになった。
(「中学生からの愛の授業 学校が教えてくれない「愛と性」の話をしよう」(宮台真司/コア出版)から引用)
女性との性的コミュニケーションのみ退却し、理解を求めてハンティングする女性たちと上手に交わるために男性が草食化した、と宮台さんはおっしゃっています。
ふむふむなるほど。草食系男子と呼ばれる男の子たちって、性欲がないわけじゃないですもんね。そこから派生するいろいろな諸問題が煩わしくて、だったらセックスしなくていいよ〜って思ってる。性欲ならオナニーで十分だし、って。
だからなんでしょうね。若い人に中折れ現象が増えてきているのは。
女性との性的コミュニケーションから退却しちゃった男性が、セックスでイイトコなんて見せられるわけがないですよね。それに、女性の膣圧がオナニーに慣れまくった手の圧力に叶うわけもないんです。
「AVみたいにササッとやれるはず。女だってホイホイ感じるはず」
心のどこかで余裕しゃくしゃくだったセックスが、理想と現実の板挟みにあった結果、中折れ状態として体現化されてしまうのでしょう。
困ったものです。セックスなんて、女性とのコミュニケーションのストレスになる、最たるものなんですから。
では、この中折れ問題。中高年になるとどう変化するのでしょうか。
ストレスに加えて、ペニスに流れ込む血液量の低下、筋力の低下、男性ホルモンの減少の問題が加わってきます。
勃起するのは、ペニスに血液が流れ込むからですね。加齢やストレスで男性ホルモンであるテストステロンの分泌が減少し、勃起を促すための一酸化窒素も減少します。そして勃起しにくくなったり、中折れしてしまったりするのですね。
つまり。勃起を維持するためには、ペニスに流れ込む血液を増やすことが大事なんですね。
テストステロンを分泌しやすくするには、運動が一番です。特にボクシングや柔道、剣道など、闘争心を鍛えるものがオススメです。