どうも、男は思考を至高と考える存在という嗜好をもっております。爆烈Qです。理屈っぽいと腐されようが、優柔不断と罵られようが、論理と熟考の上にのみ世の中は成り立っているのです。説明書とか読むの好きなタイプです。
はてさてそんな僕が語る恋愛の“いろは”…というより“らむう”くらいのつっこんだ場所にある考え過ぎの迷宮へようこそ。あなたは女性のちょっとした一言が異常に気になってしまうことはありませんか。深い意味はないかも知れない。でも、そうじゃないかも知れない…。これはあれか、恋愛の駆け引きってヤツか? 俺だから深い意味もなく言えた一言なのか、それとも俺だからこそ深い意味を含ませて放った一言だったのか…。そんな自意識のカタマリのような自分大好き人間が、相手女性を放っておいて妄想の迷宮へと足を踏み入れるのがこのコラム。さあ、冒険のはじまりです。
この記事の目次
第一迷宮
「いまはいないよ」
彼氏いるの? ふとあなたが、女性に聞いたとしましょう。その返答がこれでした。
「いまはいないよ」
なんなんでしょうこの一言。平仮名で見たら「い」以外、最後の部分をぐるんとまるめる字ばっかりです。「ま」も「な」も「よ」も。その部分を追いかけるかのように首を傾げてしまう言葉だと思いませんか。「いまは」「いまは」「いまは」…
これが、童貞臭漂う課金のスマホゲームを無料でどうにかクリアしようと日々ガチャを回してスカを引き文句を叫んでるだけの28歳のフリーターが言ってた場合、「いやいや、“いまは”って、今も昔もいてへんやん。何を見栄はっとんねん。そして貴様にはこれからも永遠に彼女などできぬ」と思うかも知れません。
しかしそこはそれ、うら若いかどうかはともかく、女の子の一言です。ぐんぐんと深読みをして、迷宮の奥底へと侵入していきましょう。
いまは、いない。
そうです。単純に考えれば「今は」いないけど「前は」いた、というのが一番真っ当な考え方です。わたしは別に、モテるとまでは言わないまでも、男性に言い寄られる、もしくは好きになられる素養がある女なんだぞ、という主張ともとれます。男性との経験がないわけではないのだ、と。
さあ、ここから何を感じ取るべきでしょうか。
1.いつまでいたのか?
「前は」いた、という含みの「前」をどこまで最近ととるかでも考え方は変わってきます。もしかするとほんのつい最近かも知れません。慰めて欲しい、とまではいかないまでも、話を聞いて欲しい、というフリの可能性もあります。そして別れて間もない傷心の女は男に優しくされたいとも思っているものです。絶対にそうなんです。もうパンチが当たる距離まで近づいているのです。しかもダウンから立ち上がった直後、ザオリクで生き返った瞬間かも知れないのです。HPの書かれた枠がオレンジじゃありませんか? 一撃をくわえたら、どうなるものか…。
2.年齢はいくつなのか?
「前は」いたパターンは相手の年齢にも左右されてきます。20歳前後の言う「前」なら少し遡っても学生時代。そんなものは友達づきあいの延長みたいなままごと恋愛です。3ヶ月くらいで別れるって、それほんまにつきあってんのん? のパターンのヤツの可能性アリ。ちょっとした見栄も入っているウブっ娘には大人の男性を演出してあげればイチコロなことでしょう。火遊びに興味の出て来る年頃でもあるからです。おねしょに注意!
3.癒しを求めているのか?
逆に二十代も後半になると、本人にとっての大恋愛を大失恋してしまい大ショックを大引きずったまま、その彼を忘れられない、忘れられていないというパターン。ここで男を見せなければ廃るんじゃないですか? 男が。廃りますよ、男。どうせこういう女性は私はもう恋愛なんてできないなんて言いだすんです。どんな彼だったの? と思い出させてはいけません。すぐさまこう言い返してげましょう、もう恋なんてしないなんて言わせないよ、絶対、と。マッキーは決して裏切らないのです。そして大引もスワローズを裏切りません。
4.「遊んであげてもいいのよ」なのか?
そこはかとなく漂う「むしろ敢えてつくっていない」という、いまを楽しんでる感かも知れません。刹那主義的なニオイ。これはもしかしたら、その刹那を共にしようというアプローチなのかも。わたしは渡り鳥、自由な女。でも羽をやすめるときだってあるのよ? あなたはどうかしら? ついばんでいく勇気、おあり? あまりにも無防備で掴まえられそうなその背中に手を伸ばすことができるのか。火の鳥を掴まえる感覚ってこんなんですかね。その場合ヤケドするのはこっちかも。心して掛りましょう。
5.そこはかとなく拒否されてるのか?
そして完全なる見栄、というパターンもあります。彼氏なんていたことない、でもいたことないというのも恥ずかしい。そのくせ「いまは」なんて言っちゃうおすべり女子。背後にはシティーハンターでおなじみの「…(トンボ)」が舞っていることでしょう。これはただただ、あなたに下に見られたくない、コイツに恋愛弱者だと思われたくない、という対抗意識から発せられた言葉だと思って下さい。そうです、あなたはその程度の存在なのです。「いたことない、なんて言うと引かれちゃうかな…」みたいな乙女心は100%ありません。恋愛的な視野に入っていないのだから、カッコつけても滑稽なだけです。すぐさま防空壕へ。
6.もしや危険な遊びなのか?
残念ながらいまはいてないけどたぶん近い将来できるよのパターンもあるかも。もうほぼちちくりあってる状態のヤカラがいるわけですね。ただこちらにも若干の猶予を与えてる。キープされているのです。これは遊ばれているのか? いや、もし遊ばれているなら遊ばれてしまえばいいじゃないですか。キープして頂いているのです。むしろ興奮する! 見知らぬ男とイチャついているが、何故か視線はこっちに向いてる。最高じゃないですか!
ありがとうございます! ありがとうございます!
はしゃぎにはしゃいでしまいました。気を付けて頂きたいのは飽くまで考え過ぎの迷宮は自分の心の中に広がっているだけのラビリンス。決して女子に悟られないようにして下さいね。ともすれば逆に女性側が警戒心を抱いてるかも知れません。コイツはなぜ私の彼氏の有無を確認したのだ…と。おっと、これはまた、別の迷宮の入口でしたね。なんやねんこの記事、と思った方、いまは、そんなこと、考えなくていいじゃないですか。いまは。どうせなら、いまわの際にでも、思い出して下さい。では、本日はこのへんで。
また、もしあなたに彼女がなかなかできないのであれば「彼女ができない原因とイケメンでなくてもモテる男の特徴」もあわせて読んでみてください。
彼女ができなかった原因がわかって、今までの人生が大きく変わるきっかけになるかもしれません。