ORETTEをご覧の皆さん、こんにちは。夜の性活相談員・小室友里です。夜の性活、潤ってますか?
2本程度で終わらせるつもりだった【女性のひとりエッチ】ネタ。書いてみると「あれも伝えなきゃ」「これ伝えないと筋が通らない」で、出てくるわ出てくるわ。気が付いたら1ヶ月近く、女性のひとりエッチネタを書いておりますな(笑)。それだけ、男性のオナニーと女性のひとりエッチには大きな違いがあり、それを男性がまだまだ理解しきれていない部分がある、ってことです。
ああいや、理解してない男性諸氏のセックス意識が低い、と言っているわけじゃないですよ。女性のひとりエッチがこんなにフューチャーされたことってなかったですもの。だから男性の意識が向かなくて当たり前なんです。これまでお話ししてきた
「2015年・女のひとりエッチ事情」
「女のひとりエッチは、楽して女をエロくさせるのです」
「女性のひとりエッチが男性にもたらすメリットとは」
「男性主導!女性ひとりエッチのススメ」
に書かれている、女性心理やひとりエッチにまつわる行動など、当の女性自身が「こんなこと知らなかった!」と目を丸くするんですから。女性も自分の性について、まだまだ未開発なんですよね。 で。 その未開発な女性のひとりエッチを素直に受け入れられない男性も、中にはいるはずです。自分が意見するところではないけれど釈然としない。悶々とする。
それはなぜか。
女性のひとりエッチが、自分の未熟さを示すモノだという気持ちがどこかにあるから。 女性は清らかであってほしい、そんな願いがどこかにあるから。
こういう思考は、おそらく自分で考えてもわかりません。むしろ「そんなことは思ってない!」と否定したくなるでしょうね。
しかしこれだけカラダに、ココロにいいとわかれば、理屈正論で物事を考えることが得意な男性は「おお!それならもっとやってくれ!」と万々歳で受け入れられるはずです。しかも効率よく快感をレベルアップさせられるのですから、こんなに理にかなったことはないはず。
しかしそれを喜べないのは、潜在意識にそれらを否定する何かが、ココロの奥深くにあるからだと推測します。
例えば。彼女の部屋でラブグッズを見つけてしまい、ココロのざわつきをどう処理したらいいかわからない。こんな場面もあるでしょう。彼女に快楽を与える者のナンバーワンは自分でいたい。それなのに彼女は他の者に頼っている。つまり自分のテクが、セックスが足りてない。自分がダメなんだ…と思い込んでしまったりね。
エグイ話ですが、幼少期にお母さんのエッチなシーンをたまたま目撃してしまって、それが意識にこびりついていて「自分の彼女はそんな汚らわしいことはしない!」と思いたい意識につながってしまっている、とかね。
理由は人それぞれです。
しかし、女性のひとりエッチを快く受け入れられないのなら、何か引っかかるものが自分にあるんだ、と思っておきましょう。
ではここから、再び男性の得意分野に話を戻します。
受け入れられない自分がいる。しかしそれが彼女に、自分たちのセックスにたくさんのメリットをもたらしてくれるなら。何を優先し、何を削ぐべきでしょう。
頭で考え、理屈正論で話を展開するのが得意。それが男性ですもの。どうすればいいか、自ずと見えてきますよね。
しばらくは釈然としないかもしれません。が、その間にも結果は着実に積み重ねられています。
新入社員に研修期間、試用期間があるように、女性の一人エッチにも研修、試用期間を設けてみてください。1ヶ月、3ヶ月、半年も経てば、その結果は一目瞭然です。ケンカも少なくなりますよ。
「よし、今日から意識を変えよう!」
と努力することは素晴らしいです。しかし、実際はその意識に感情がついていかないことの方がほとんどで、それがストレスになります。意識改革には半年、もっと多くの時間がかかるのです。ましてやセクシャルなことは受け入れられる範疇が人によって大きく違います。受け入れるまでの時間も違います。
彼女のひとりエッチ受け入れられなかったとしても
「あー、俺、受け入れられないんだなー」
と自分の心情を認識しておくだけで、今は十分です。それ以上は深入りせず、そっとしておきましょう。解決して結果を出そうとするから、かえって苦しくなるんです。触れずに放置しておくことも、解決策の一つですよ。 そうやっているうちに時間が流れ、何かが変わっていることだってあります。結果が見えれば、解決するために心の段取りをつけるのも楽になります。
今回お伝えしている解決案、実は女性が得意とするところなんです。 いつも感情優先で、理屈が通らない女性思考でも、いいところもあるでしょ? 「俺は正しい!」じゃなくて、たまには女性の柔らかい考え方に沿ってみるのも、悪くないと思いますよ☆