女性の性感帯、というと女経験の少ない男性は別として、ほどほど経験を積んでいたり、あるいは多少偏った知識であるにせよAVなどをよく見ている男性は、その場所がさまざまあるということは知っているでしょう。
ちょっと挙げただけでも、ポルチオ、陰唇、小陰唇、乳首、膣、クリトリス、膣口、Gスポット、子宮口などいくつも指摘できます。
この中でもGスポットとポルチオというもの存在を知った時には、男性の誰もが通常のセックスでは絶頂に届かない相手でも、激しいオーガズムを感じさせられることに驚気を感じたに違いありません。
これに対して、男性の性感帯、というとどこでしょうか。せいぜい亀頭部分くらいしか挙げられないのではないでしょうか。
ひとりエッチをしたときでも、せいぜいペニスを指でしごくくらいですし、セックスの時にも挿入以外での快感はせいぜい相手に口で刺激を与えてもらうくらいです。
その結果、快感も幸福感も一瞬で去り、本当にペニスというのはただの海綿体のかたまりなんだなあ、というような「賢者タイム」的な感慨にふけってしまうこともしばしばでしょう。
しかし実はそれは間違いです。男性にも本当はたくさんの性感帯があるのです。ただ、通常のエッチではペニスの摩擦でしかイケないのでそこしかないと思っているだけで、開発すれば女が感じるように男も声を上げるくらいの快感が得られるのです。
ここでは、そのようなまだ知られていない男の性感帯をご紹介し、そしてどうやってそれを開発したらよいのかについて、しっかりご説明します。
この記事の目次
意外と知らない、男性の性感帯はここだ!
まず男性の性感帯として最初に挙げられるのは、亀頭でしょう。そしてその次は亀頭の裏側のいわゆる裏スジという部分です。
さらに、亀頭と棒の間のキノコの傘のような部分、いわゆるカリ、とこの3つがごくごく一般的な男の性感帯です。ビッチでない女の子でも多少の経験を積んでいれば、ここを手や口で刺激してくれることは普通にしてくれます。
しかし男の性感帯はそこにとどまりません。それをいくつか挙げていきます。
前立腺
前立腺はご存知の通り、尻の穴の奥にあります。
場所は肛門から指を入れて、ちょうど女性のGスポットに当たるくらいの指の第2関節を曲げた上あたりにあります。そこを刺激されると、最初は何となく尿意を催します。Gスポットで潮を吹くのと同じです。
Gスポットと同じく、感じるようになるためには訓練が必要ですが、うまくイケるようになると、ここへの刺激だけで射精なしに絶頂に達することができます。これをドライオーがニズムといいます。
射精を伴わないので、体力を使わず、連続して何回でもいけますし、経験者によれば射精の100倍気持ちがいいと言います。まるで電気が走ったような快感ということです。
ですので、ペニス以外ではこの前立腺が男性にとっては最大の性感帯なのです。そして、この前立腺は、場所が場所なだけにいろいろな方法で刺激を与えることができます。
1つは、会陰部(えいんぶ)という、睾丸とアナルの間を自分の指で会陰を揉んだり、電動マッサージ機などをあてたりすると、間接的に前立腺を刺激し、ドライオーガズムに至る場合があります。
2つめは、何といってもアナルです。詳しくは後で書きますが、指や器具をアナルに入れて、直接前立腺を刺激する方法で、回春マッサージや、一部の介護施設で老人の性欲処理施術にも用いられている方法です。
3つめは膀胱あるいは尿道から前立腺に刺激を与える方法です。前立腺は膀胱直下の尿道を取り囲んでいるので、尿道にカテーテルなどの細長くて柔らかい棒状のものを挿入すると、尿道を挟んで前立腺が刺激され、強い快感が得られます。
S状結腸
同じアナルというか、消化器官の中にあって、前立腺とは別の性感帯もあります。それがS状結腸です。
これは、直腸と大腸の境界にある、肛門から10cmほどの腸の折れ曲がった箇所です。アナルセックスやアナルオナニーの時に刺激する場所で、ペニスにしろ器具にしろ挿入する場合は、その先端はここにあたります。
この場所は精嚢と隣接しており、実はS字結腸を刺激していながら、本当はこの精嚢を刺激して快感を得ています。前立腺が尿意を伴う快感であるのに対して、S状結腸は痺れるようで電気が走るのに近い快感が得られるようです。
ただし、腸の内壁には痛みを感じませんので、刺激を与えすぎると知らないうちに傷つけてしまう場合もあるので注意しましょう。
そのほかのソフトな性感帯
「男性 性感帯」でネットを検索すると、「女性からたまには責めよう、男性の性感帯はココ!」のような記事があります。だいたいそこに載っているのは、上で挙げたような性感帯に比べると、快感レベルも非常にソフトで、ほとんどの場合、男性はそれでイッたりはできません。
とはいえ、それを知っておくこと、というよりも彼女にそこを責めてもらえることで、今までよりも双方向の密度の高いセックスになるのは確かなので、悪いことではないでしょう。その中で、よく挙げられる性感帯は、
- 耳
- 首筋
- のどぼとけ
- 背中
- 股関節周辺
- 手足の指の間
- 足の裏
- 乳首
などです。
このうち乳首だけは、後でご紹介しますが、その性感帯を自分で鍛えて、そこの刺激だけでイケるようになった例もあります。
男性が自分で新たな性感帯の開発する方法は?
ではこのような性感帯を、男性が「自分で」開発していくにはどのような方法があるでしょうか。それをいくつかご紹介します。
オナニーの時に新しい性感帯も一緒に刺激する
これは、ペニスへの刺激の快感と一緒に、別の部位を刺激することで、その部分の刺激に対する敏感さを開発していく方法です。具体的には、たとえばオナニーをするときに、右手でペニスをしごきながら、左手で乳首や会陰部を習慣的に刺激していく方法です。
ほかにも道具を使う方法もあります。たとえば足の裏を開発したい場合は、潤滑剤用のローションをたっぷり足に塗り付け、それをすり合わせながらオナニーをしてもよいでしょう。
先ほど少し触れましたが、乳首を開発するために、常に乳首を洗濯バサミで挟んだ状態でオナニーをし、毎日朝晩、それを続けたという例もあります。
その結果、洗濯バサミによる痛みとペニスの快感が混濁して、そのうちに乳首で快感を感じるようになり、いまでは乳首だけで射精するところまでいった、ということですので参考にしてください。
いずれにしても、ペニスへのオナニーとセットで行う、ということがポイントです。
アナルから刺激して前立腺を開発する方法
前立腺の開発方法は、手の平を上に向けて指の第二関節が隠れるくらいまでアナルの中に入れます。すると指の腹に当たる位置に前立腺はあります。
ただ個人差はあるので、実際には指先で集中力を発揮して探りながら、ほかの部分が柔らかい中で、少しコリコリした部分を見つければ、それが自分の前立腺です。ペニスが勃起している時にしたほうがより探しやすいでしょう。
そしてその場所をGスポットのように、コリコリと刺激していきます。これを何回か繰り返しているうちに快感を感じるようになるはずです。
またこの方法は勃起力の向上にも役に立つでの、ED気味の人はその目的で試してもよいでしょう。
ただし注意点は、粘膜が敏感な場所なので、前もって爪を切っておくなど、清潔な状態で行うことです。
彼女に協力してもらって性感帯の開発するには?
性感帯の開発は、自分でするよりも、他人にしてもらったほうが簡単であり、そして確実に発見できます。
しかし、彼女にいきなりアナルに指を突っ込んで、と頼むのは難しいでしょうから、まずは首筋や乳首などのソフトな性感帯の開発をしてもらいましょう。
それは、彼女の男性を責めるちょっとしたSごころを満足させますし、2人で行う共同作業のような感じもあるので、2人の親密度も上がるはずです。
まずは性感帯を探してもらう
まずは男性の性感帯を一緒に探しましょう。探し方は、指や舌や唇ででソフトに愛撫してもらうことが一般的ですが、その時には、ローションを使うと効果が高いです。
ローションを付けた手で触ると、何もつけずに触るのと比べて良い感触なので、ただ触るだけでは何も感じなくても、ローションをつけていると、非常に快感を感じることが多いのです。
ローションの代わりに、オイルやベビーパウダーでもよいでしょう。
それらが用意できない場合は、風呂でお互いの身体を洗い合う、というのもいいでしょう。彼女にボディソープを付けた身体で後ろから抱きついてもらい、背中側はバスト、前側は両手で洗いながら触ってもらいます。ソープランドの泡踊りのテクニックと同じです。
探し出した性感帯を開発してもらう
次は探し出した性感帯を刺激してもらいます。基本は唇での愛撫になりますが、場所によって多少方法が変わりますので、そのポイントをご紹介します。
耳は、耳たぶや外側の軟骨部分をさわさわと触ってもらったり、甘噛みしてもらったり、そして耳の穴に舌を入れてもらうとかなり感じます。
首筋は、吸血鬼が噛むようなところを軽くかんでもらうのが1番感じます。
背中は、肩近くとか、背骨あたりがポイントなので、そこを唇で愛撫してもらいましょう。
股関節あたりは、足の付根から陰嚢にかけての筋をフェラチオを中心に、舌と唇で刺激してもらいましょう。
手足の指の間は舐めてもらうのがベストです。
乳首は男性の場合も隠れた性感帯の定番です。舐めたり、指でつまんだり、吸ったり、転がしたり、ということをしてもらいましょう。男性がいつも女性にしていることを、反対にしてもらうようにリクエストすればOKです。
まとめ
いかがですか。
男性にもペニス、もっと具体的に言えば亀頭周辺以外にも性感帯がたくさんあることがお分かりいただけたでしょうか。
いつも女性の性感帯ばかり責めて、相手か感じていることで精神的な満足感を得ているだけではもったいないです。ぜひ、自分の性感帯を、自分で開発してオナニーで責めるもよし、彼女と一緒に開発してセックスを豊かにするもよし、いずれにしても性生活をよりエンジョイしてください。
男の性感帯は、まだまだ発展途上です。