ORETTEをご覧の皆さん、こんにちは。夜の性活相談員・小室友里です。夜の性活、潤ってますか？
コンドームをこっそり財布に忍ばせてデートに臨む。３０代以上の男性は、これがデートマナーの一つとして先輩から後輩に受け継がれてきました。その当時、現役AV女優だった私と恋愛をしていただいた面々思い返すと、いつ、何があってもいいようにとの心構え。それと「俺ってオトナじゃん？」と自分鼓舞的要素を含んでいたように感じます。
…でもね？
そもそもさ。
「いつ」？「何があっても」？
よかぁないでしょ（笑）。
コンドームがない場所でセックスに至っちゃうって、クルマの中とか強いては野外！？ノリと勢いに任せるがまま、ヤル気になったパッションを発散させるがために、コンドームを持ち歩いていた、とも捉えられるわけですよ。
いやいやいやいやいや（汗）。
女子としてはですよ。時と場合によりますけれども、セックスするならベッドの上で甘ったるい雰囲気を醸し出してほしいし、時と場合によりますけれども、セックスするならピロートークまで含めて、セックスと呼びたいわけです。
つまり、ノリと勢いに任せたセックスだとしても、シティホテルとは言わないが、せめてラブホテルくらい連れてけや！！というのが本音だったりします（笑）。
出典:http://weheartit.com/
「俺、コンドーム持ってるし」とドヤ顔している男性って、コンドーム持ってるからどこでもヤレるでしょ？という女性への免罪符なんだろうなと思わずにはいられないわけですね。
とはいえ、免罪符を持って女性を口説き落とそうと躍起になる男性が存在してくれるのは、夜の性活相談員としては安心します。
草食系、絶食系男子と叫ばれる今日、ガッツき男子の存在が、どれだけ女性を勇気付けることか！女性ってね、自分の中に存在する『オンナ』を求められることで、女性としての存在価値を確認しているのですよ。ですから、合コンで好みじゃない女性ばかりが集まってしまい、今日はムリ！と負け試合確定だったとしても、「色っぽいよね」と褒めておけば、ひとまずの窮地はしのげるわけです、はい。
３０代がコンドームで免罪符を得るなら、次世代である２０代、１０代男子の免罪符は「findom（フィンドム）」といってもいいでしょう。
フィンドムとは、台湾発祥の指用コンドームです。元々は「男性×男性」をターゲットに生産されていたのですが、蓋を開けてみたら女性にも大好評！台湾女性の３人に一人がフィンドムを使用し、日本でもレズビアンを中心に次世代コンドームとして大注目を集めているんです。
セックスに対する女性意見として案外多いのが「汚い指で触られたくない」。いくら清潔にしたつもりでも、手は雑菌だらけですからね。抵抗感のある女性もいるんです。
このご時世、その日のうちにセックスまで…！と思う男性が少なくとも、ちょっとイイ雰囲気になったら、キスくらいするでしょうし、チョチョチョイっと触ったりはしますよね。その時に活躍してくれるのがfindomです。
わたくしも使ってみましたよ。ええ、当然。
ひと言でいうなら「イイ！」です。一度使うと次も使いたくなります。
というのも、素材であるシリコンゴムが、愛液の潤滑を活かしてくれるんです。指だと体温が愛液の乾燥を早めてしまうのですが、フィンドムを使うと乾燥を遅らせられるのです。つまり、指で愛撫されるより、長くヌルヌル感が味わえるんですね。
また、指独特の摩擦もなくなるので、クリトリスがヒリヒリすることもありません。はいここ！男性の盲点ですよ。
女性のクリトリスは男性が思っているより敏感です。指の指紋に引っかかりを感じてしまうほどに。AVに見られるようなパワープレイは論外ですし、こすったりグリグリしたり、ピン！と弾いたりしても、ぶっちゃけ気持ち良くありません。「これが気持ちイイだろう」と思っている愛撫の大半が、男性の自己満足の世界で作られていることを認知してください。
その上で、指の摩擦がなくなるフィンドムを装着して、かつ愛液を絡めながら触れるか触れないかのタッチでクリトリスを撫でれば、間違いなく女性の反応は変わります。愛液が足りなければグリセリン系のローションを足してクリトリスをヌルヌルに、まどろっこしいくらいもったいぶった愛撫に、女性は自ら脚を開いてしまいますよ。
これからの時代、財布に忍ばせるものはコンドームではなく、指用コンドームの時代なのです。
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