男性にとって外見…とくに、低身長の人から見ると、高身長の男性は羨ましいのかもしれません。中には「俺ももうちょっと高身長ならモテていたかも」なんて考える人も。
本当にそうでしょうか?低身長でモテる人はいますし、高身長でもモテない人は全くモテません。とくに昨今、「イケメンが恋愛対象にならない」という時代がやってきていますから、身長はモテと関係ない、と言い切ることができます。
では、そんな、“低身長だけどモテる人”と“高身長なのにモテない人”にスポットを当て、なぜなのか?について考えてみたいと思います。
1、低身長でモテる男の条件
低身長だけどモテる男には、いくつかの条件があります。まず、自分の身長にコンプレックスを持っていないこと。
たとえば、世の中の女性の全てが「高身長を好む」というわけではありません。「小さくて可愛い!」という理由で、低身長の男性をあえて選択する女性も多いものです。
そのため「俺は低身長だからモテないんだ!」と決めつけている人は、低身長である、という長所を生かすことができません。
「俺って背が低いけど、可愛いでしょ?」というプラス面を押していくことによって、「この人は前向きな人なんだな、自分をよく分析できているんだな」と周囲の人は感じます。
また、“自分のありのままを表に出していける=嫌な感じがしない”ので、「性格がいい」と思われ、そのままモテに繋がる場合もあります。やはりモテを意識する場合、外見よりも中身で勝負しなければなりません。
2、低身長でモテない男とは?
低身長でモテない男性の多くは、「努力の方向が間違っている」場合が多いでしょう。というのも、成人してから身長が伸びることはありません。生まれ持った顔もあまり変わりません。
また、イケメン俳優よりもお笑い芸人の方がモテる、ということからもわかるように、モテに関して言えば外見よりも、性格や表現方法によります。
つまり、「外見が良くなって女が自動的に寄ってくる男になりたい」という願望を捨て、いかに現実的にコミニュケーションで女性に近づいていくことができるか。
棚からぼた餅的な考え方をやめて、たくさんの女性と友達になり、どうすればみんなに慕われ、好かれる人間になれるかを模索したほうがモテるでしょう。
3、高身長でモテない男の条件
高身長だからと言ってモテる、とは限りません。以前も、自衛官の友人(男性・イケメン・マッチョ・高身長)が、「なぜか彼女ができない」と嘆いていました。
これは、男性が持つスペックが“足りない”のではなく、単に“女性との接点がない”というのが原因でした。
また、高身長=かっこいい、ということでもなく、かっこいい=モテる、ということでもない為、「高身長=モテる」という構図は存在しない幻のようなものです。
4、高身長でモテる男とは?
高身長でモテる男性は、そのまま「モテる努力をしている」と言えるでしょう。モテる努力とは、女性と積極的に話をしにいくことですし、女性の話に合わせることでもあります。
不細工でも、話し上手な男性は女性と一緒にいる機会が多いと思いますが、結局のところ、“女心がわかる男”であって、“女性とたくさん接点を持つことができる男”が、モテの称号を得ることができるんだと思います。
つまり、高身長・イケメン・ハイスペックな男で、モテる男性は、その素質を生かして、「モテる努力も惜しまない」を実践しているんだと思います。
ただ、モテない男から見れば、それらがまるで「なんの努力もなしにモテている」ように見える、というのが、あらゆる失敗のもとになっているのは言うまでもありません。
5、モテる男は現状を嘆かない
モテない男は、「なぜ自分がモテないのか」を“足りない部分”に理由を求めます。不細工、低身長、学歴など。モテる男と比べて卑屈になります。
しかし、モテない理由はそこではありません。まさに「モテる男が羨ましい!」と思っている時点で、あらゆることに負けているのです。
自分を商品として見て「どうやって売り出したら売れるのか」「どのような広告を打てば売れるのか」。変化させるのではなく、現状をありのままで受け止める。そこがスタートだと思います。
「恵まれている人を羨む」のは簡単です。「この売れそうもない商品を、どうやって売っていくのか」を思案するのが、腕の見せどころではないでしょうか。