本人はよかれと思ってやったことが、実は墓穴を掘っていた、ということはよくありますが、男が“モテたいがために演出したこと”が的外れだと、大変イタイものです。
「男はギャップだ!」ということで、“不良っぽい男が実は優しい”みたいな演出をする人もいますが、ちょっとでも間違えばただの“勘違い男”ですし、マイナスギャップとして逆に印象を悪くする場合もあります。
そんな勘違いマイナスギャップ男は、結構そこらへんに普通にいます。また、本人はそれに気がついていない場合があります。
今回は、普段から街中でもよく見かける“勘違いマイナスギャップ男”をご紹介したいと思います。回避するか、真似してイタイ男になるかは、あなた次第です。
1、スーツ着崩し男
スーツを着ると、どんな男でもスッキリして見えます。仕事でスーツを着る人はもちろん、普段スーツを着ない人でも、たまに着るだけで自然とギャップができてかっこよく見えます。
ここで、「なぜスーツでマイナスギャップ?」と思うかもしれません。確かに、スーツは正しく着ていれば、どんな男でも間違いは起こりません。
しかし、時に“俺ってイケてる男!”と勘違いしている男がいて、かっこいいスーツ姿をわざと着崩す人がいるのです。
ネクタイの柄が変…くらいなら、まあ「センス悪いな」くらいで済みますが、ビジネススーツにクロムハーツを合わせてみたり、田舎のハナタラシ小僧みたいな顔なのに若干髪の毛伸ばし気味でパーマをかけてスーツを着たり。
このような身の程知らずがオシャレに手を出すと、折角のギャップが後ろ向きになるマイナスギャップ効果を発揮します。
よほど顔がいい、背が高い、ハイセンス、でない限り、スーツは一般的な着こなしをすることが鉄則です。変な小細工で印象を悪化させている人は結構多いです。
2、顔はいいのに…
世の中には、「それなりにイケメンな人」が結構います。一流に比べればちょっとアレですが、若い女性にはモテなくても、おばちゃんに「あら、かわいいわね!」と言われるくらいのレベルの人です。
このような人は、モテる実感はないのに、自分では顔がいいという自覚があって、なぜモテないのかわかりません。
モテない理由は様々ですが、勘違いをして変な路線に入ると、折角のいい顔が台無しです。たとえば、ちょっと女性っぽい顔立ちの男性は「きれいね」と言われます。
ですが「男と言えばワイルド系だろ!」と言って、髭を伸ばして、髪の毛を伸ばして、一生懸命ワイルド系を目指しても、それは“良い意味のギャップ”には育ちません。
まるで、小さな子供がお父さんの服を着て大人になったつもりでいるような、背伸びした感じにしかなりません。
まずは自分の趣味嗜好よりも、自分がどんな容姿なのかをきちんと把握して、効果的に演出することでモテに繋がる、ということを学びましょう。
顔はいいのにマイナスギャップを作り出してしまうことは、もったいないことこの上ないです。
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3、アイテムにこだわる男
街でよく見かける、と言えば、このタイプです。男にギャップは必要かもしれません。ただし、それは女心を掴むギャップなのであって、あっちこっちいろんなギャップがある男は、ちぐはぐな印象しか与えることができません。
たとえば、20代でロレックスの時計をしている男は、高級志向な男を演出できます。これだけであれば「20代なのにブランド志向」というギャップを生み出すことができます。
ただし、服装がユニクロやしまむら、さらにジャージ、靴ではなく下駄、蛍光ピンクのキャップに、ゴールドのネックレス、無名ブランドのサングラス。めちゃくちゃです。
ギャップというのは、一箇所に集中させるから効果を発揮できるのであって、個々にアイテムに凝ると互いに効果を打ち消しあってマイナスギャップになります。
ファッションはトータルコーディネートです。もし、よくわからないなら、お店の店員さんに決めてもらったり、マネキン買いをするなどして、統一感を出しましょう。
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勘違いは自分ではわからない
自分が正しいか間違ってるかは、本人はよくわかっていません。つまり、マイナスギャップに走る勘違い男は、逆方向に爆走していることが多いのです。
他人がそういう場合は「あーあ」と思って鼻で笑ってやればいいですが、自分だって爆走している可能性がないとも限りません。周囲を見て、また周囲の反応も伺いながら、慎重になることは重要です。