ORETTEをご覧の皆さん、こんにちは。夜の性活相談員・小室友里です。夜の性活、潤ってますか？
先日、とある某男性週刊誌さんから取材を受けました。テーマは「中高年にオススメの体位」だそうで。
女性のみならず、中高年男性の性活問題。これを読んでいるあなたも他人事ではありませんよ？
「体力が続かなくなった」、「勃ちが悪くなった」、「中折れしてしまう」。そんな悩みに追い打ちをかけるように「加齢臭」、「薄毛」、「中年太り」それからそれから…。
男としての存在意義を全力否定されるような問題ばっかり出てくるのが、まさにこの年代。近頃は３０代でも中折れ問題が頻発しているといいます。３０歳が『女の曲がり角』というならば、『男の曲がり角』は中年と呼ばれるようになる、４０〜５０歳前後なのではないでしょうか。
男の曲がり角を曲がらざるを得ないのは、男性自身の問題だけとは限りません。
男性が中年なら、パートナーであるだろう女性の年齢もおそらく４０代、５０代に差し掛かっていることでしょう。女性ホルモンが減り始め、男性ホルモンが増えはじめたことで性欲が高まった女性は、さらなるセックスを求めるようになります。
しかし肝心の旦那さまであるあなたは、日頃の疲れや明日の早起きが気になって、奥さまが投げた「セックスしましょ」ピッチングに、クリーンヒットを返せなくなってきます。
そして奥様の心根はこうです。
「んもう、物足りないわ…」
日々ダイニングテーブルの向こうでしかめっ面をされ、ベッドの上でも愚痴られたら…。そりゃあ男としての自信もなくせば、勃ちも悪くなるってもんです。
いかに男を勃たせるか？これは女性が勉強しなければならないところですが、男性の性質を知ろうとしないまま「うちの旦那は情けない！」と口を尖らせている女性が多いのも、また事実です。これまで当たり前に出来ていたことが出来なくなる。これが中高年男性の性活問題の大きな要因と言えます。
でもね。私は思うんです。若い頃はどんなに腰をフってもくたばらなかったのに、１分間腰を動かしただけで息が上がってしまう今だからこそ、女性を満足させられるセックスがあると。
そもそもね、そもそもよ？腰をフって女性がみな悦ぶなんて、誰が決めたんでしょうね？あれこそがAVが作り出したセックスファンタジー（SF）ですよ。
挿入して早々に腰をフリフリ、お尻パンパンされたって、ぶっちゃけ気持ち良くもないです。
じんわり入ってきたペニスの感触が自分の膣に馴染むまで、女性の快感はお預け状態。ペニスの快感を味わえるようになるのは、膣口の痺れるような痛みが取れてからなんですね。
でもそれを男性は知りません。そしてセックスの教科書であるAVよろしく、挿入して早々に腰をフリフリ。お尻パンパン。腰をフリフリするのは、めいっぱい嬉しくって仕方がないコーギーのお尻だけで十分です。
だからこそ、今までのように腰を触れなくなった中高年男性には、チャンスが巡ってきているのです。挿入してからの快感を与えられるというチャンスが。
これを読んでいる中高年男性のあなた。
今日から腰をフリフリするセックスは止めましょう。そして想像しましょう。挿入した女性の膣がじわじわと馴染んで、ペニスにねっとりとまとわりついてくる様子を。吸い付いて離れない膣になったところからがピストン運動の始まり。じんわり、じっくりと腰を動かすのです。
そして「俺には関係ない話だな」と思っているあなたも！今日から腰をフリフリするセックスは止めましょう。関係ない？とんでもない！関係アリアリですよ。
中高年男性のパートナーが４０代なら、あなたのパートナーは１０代か２０代、または３０代前半というところでしょうか。４０代女性の膣は当然ですが、あなたのパートナーより柔らかく、緩くなっています。
ユルマン？ええ、ユルマンかもしれませんね。ですがその柔らかいユルマンでさえ、挿入後いきなりのピストン運動に痛みを感じているのです。…ということは？４０代女性より硬く、締まった膣を持つパートナーが痛くないわけがない、ですよね？
そうです。女性たちは男性の「腰をフリフリ、パンパンすれば気持ち良いはずだ」という思い込みに、女性ならではの親切心で付き合っているだけなのです。
もうわかりましたよね？腰をただフって気持ち良くなっている男性ほど、自分勝手なセックスで快感に溺れているということを。
そして女性を本当に喜ばせられる男性は、腰はフルものではないと知っていることを。
「じゃあどうすればいいんだよ！？」
とお思いのあなたへ。このお話の続きは次週に。
ついしん。
女性の性欲は４０代が大きな境目と言われています。反対に性欲が減退する女性もいます。愛撫してもちっとも濡れない、アンともスンとも言わない奥様を見て、自分のセックスに自信をなくしていく。そんな中高年性活があるのも、また然りなのです。
今すぐヤりたいアナタに♡
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