もうガキっぽいとは言わせない!この夏、大人コーデでファッションを演出したい人は、何に気をつけていけばいいのでしょうか。
一番は清潔感です。匂いはもちろん、見た目からも清潔感を演出していかなければなりません。それは実際にバイキン・ウイルスということではなく、「きれいに見えるか」というところが重要。
そのため、髪型や髭、爪や靴の汚れまで気をつけたいところですね。大人ファッション、というのは“自己管理できた大人の男がするファッション”という意味ですから、管理が行き届いていないのはNGなのです。
では、清潔感が出たところで、ここからが問題です。女性に好印象を持ってもらうために、この夏気をつけたい大人ファッションのポイントはなんでしょうか。
1、素材感を全面に出していく
季節によって、服に使用する素材が異なる、ということは皆さん良くご存知だと思いますが、たとえば冬のネルシャツを、夏に着ていたらおかしいですよね。
夏はコットンかリネンが好まれます。汗をよく吸収しますし、乾きやすくさらっとしています。まずはこの季節の素材感を全面に出していきましょう。
「涼しげに見えるポイント」をどこに置くか、というところですが、たとえば服の色を白や水色にすると涼しいですよね。
それプラス、夏のシャリ感(シャリシャリした感じ)を出すには、リネンもしくは、コットンリネンがおすすめ。
男性はぱっと見わからないかもしれませんが、違いのわかる人には、ひとめでわかります。リネンの素材感は独特なので、シワのでき方や布目に特徴があるからです。
違いのわかる人にしかわからないおしゃれ…これが大人ファッションですから、季節の素材感を涼しさのポイントとして押していきましょう。
2、大人はチラ肌見せ?
お次はこちら。清潔感・素材感、ときて3つ目は「チラ肌」です。若者が肌見せたがりなのは、若さゆえですが、やはり大人はここで「チラッと」見せる程度に控えるのがポイント。
というのも、「暑いから全部脱いでしまいたい!」というのはガキんちょのすることですよね。大人はじっと耐えて、“心頭滅却すれば火もまた涼し”。
とは言え、暑いもんは暑いんですが、実際肌を出したから涼しくなるもんでもない。チラ肌見せは、あくまで、大人ファッションの演出のひとつ。
たとえば、ジーパンやチノパンの裾をまくって足首を見せるとか。Yシャツの胸元を少し開けて見せる…なんてのも、チラ肌。
清潔感があって、自然で、かつ涼しい感じを演出すること。これは「自分が涼しくなるためのファッション」ではなく、「見てくれた人に涼を伝えるファッション」なのです。
3、ほかにも活用したいアイテム
最近流行なのが、ステテコ。ハーフパンツのようなものですが、売っているステテコの素材を見ると、とてもおもしろいです。しっかり隠して程よくチラ肌見せもできます。
さきほどのリネンを使用したものはもちろん、コットンで、浴衣の生地を使用していたり、通気性を考えられた素材となっていることも。デザインもかわいいものから、かっこいいシックなものまであります。
また、カンカン帽も大人ファッションには活用したいアイテム。麦わら帽子の一種ですが、平らな天面が特徴の粋な帽子。
麦わら帽子は夏しかかぶれない、ということもあって季節感も素材感も兼ね備えたアイテムです。
大人の男のファッションは、従来あるものに沿って揃えていけば、機能性もファッション性も兼ね備えた良いものばかり。上手に活用していきたいですね。
4、NGアイテム
大人ファッションを演出する上で使わないほうがいいものもあります。たとえば、ビニールの安いビーチサンダル。折角大人ファッションで身を固めても、ビーサンで一気に子供になります。
しっかり大人ファッションをしたいなら、つま先まで。革靴を履けとまでは言いませんが、せめてレザーのサンダルにしましょう。
また、アクセサリーもゴテゴテしたものはNG。清潔感を出すのなら、時計以外のものは外してしまってもいいでしょう。
「大人とはなんたるか」と言えば、なんだか哲学的になりますが、ようは“独りよがりではないファッション”のこと。
世間との調和、他人との調和、環境との調和を考えた、他人を思いやれるファッションを気遣える男になることが、大人ファッションの第一歩です。