あなたは貝は好きだろうか。
筆者は海産物の中でも、とりわけ貝がお気に入りだ。
焼いてよし、煮てよし、刺身もまたよし。貝はどんな食べ方でも美味しく味わえる。
そんな貝を、たらふく食べられる店を知っている。
しかも2,700円で。
千葉、そこは牡蠣食べ放題のメッカ!
先日、千葉の富津市を観光した。
天気も良く、気温もそんなに高くなかったので、ドライブをしているだけでもかなり楽しめた(もっとも筆者はてんかん持ちなので、助手席で大人しくしていたけど)。
冨津方面は初めて訪れたんだけど、海と山に囲まれた素晴らしいロケーションで、多少の混雑も気にならないほどの景色が一発でお気に入りになるほどだった。
さて、そんな冨津をぶらぶらしていると、金谷というエリアに入った頃から、やたらと海鮮食べ放題の店を目にするようになった。
そのときの様子を、ちょっとこちらで書いてみたい。
海に面し、しかも金谷には港があるため、他県からも人がひっきりなしに押し寄せる。
そういう観光客にとっては、現地の海産物はなんとも魅力的なものだ。
たとえば「かなや」という店では、1階が飲食店。2回は貝焼きの食べ放題になっていて、60分2,910円という価格になっている。
ソフトドリンクも飲み放題で、貝も焼き放題になっている。
テレビでもよく紹介されている人気スポットだが、この日は1階で食事をすることにした。
注文したのはアジフライ定食と牡蠣焼きぐらいのものだったんだけども、どれもびっくりするぐらい美味。
特にアジフライは揚げが絶妙で、自然と箸が進む進む。
さらに定食にセットで付いてくる味噌汁が驚くほど味わい深いったらない。軽くキレ気味になるほどに満足してしまった。
値段も比較的リーズナブルで、財布をほとんど軽くしないのも嬉しい。
ちなみに、これはどうでもいいけど、裏手の海をよく見れば寒い時期でもヤドカリが山ほど見つかるそうだ。
本命中の本命「まるはま」で、ひっくり返るほど牡蠣を食え!
評判の飲食店は、いつ出向いても混んでいるもの。
金谷でもその傾向はしっかり見て取れる。
今回一番紹介したいのが、同地においては絶大な人気スポットの「海鮮浜焼き まるはま」だ。
海鮮浜焼きの名のとおり、ここでは貝やエビ、魚など様々な種類の食材が用意されているばかりか、焼き鳥などサイドメニューも充実している。
それだけに輪をかけて客足も多く、連休中ともなると2時間以上の待ちが出ることもざら。
料金は90分2,700円。
前述の「かなや」よりも30分長く楽しめて、しかもちょっと安いため、こちらの方が食いしん坊にはオススメだ。
でも食が細かったり、食欲が普通レベルの人なら、60分で十分お腹いっぱいになれるので、そこはTPOに応じて行先を決めるべし。
とにかくここは客入りが異常に多い。
現に筆者が訪れたときなど、まだ閉店まで4時間もあるのに、既にその日の受け付けは終了していた。
そう、つまり筆者はここで一つも貝を食べていないのである。
もう1時間かそこら早く訪れていれば間に合ったかもしれないが、なんにせよその人気を少々舐めていた。
ただ、そのまま帰るのも癪だったので、忙しそうに右往左往しているスタッフさんに、この人気店で確実にテーブルに座るための最適な時間帯。
これを聞かずして帰ることはできなかった。
「大体繁忙期でも、午前中に並べば、遅くてもお昼過ぎぐらいにはご案内できると思います。
平日なら確実ですけど……」
うん、まあそうなんだけど、平日ってなかなか金谷まで来れない人もいるからなぁ。
とにかく、確実にここで海鮮浜焼きを味わうには、早め早めの行動が肝心のようだ。
朝の客足についても聞いてみた。
「通常は11時オープンですが、大体9時30分ぐらいから並んでるお客様が数十人。
ご案内させていただく頃になれば、付近の駐車場からさらに数十人ほどお見えになるので、少しでも早くテーブルに就きたいなら、車から出て店舗前にお越しいただくのがいいですね」
という言葉も飛び出した。
まるでグランドオープン3日目ぐらいのパチンコ屋レベルの集客っぷりである。
立地も最適なので、ここまで繁盛するんだろう。
とにかく人気の「まるはま」、絶対リベンジしたい…
そうこうしている間にも、まだ受付が終了したことを知らない観光客が続々と訪れてたため、ここの人気っぷりが伺える。
正直、筆者が訪れたのは普通の日曜日。連休に被ってもいない日だったので、とにかく午前中には確実に来店しておかないとヤバいだろう。
海もあって食べ物も美味い。
これ、デートスポットとしてはかなり高得点である。
まだ出向いたことのない方は、彼女を連れて遊びに行ってみてはいかがだろうか。
それにしたって、受付が終了した以上は帰るほかない。
悔しいので近くのおみやげ屋でソフトクリームを買って食べるなどしたが、観光地としても非常にレベルが高いので、近々再度訪れようと思う。