東京の都心部では新築のタワーマンションが続々と建設され、中国人や東アジア系の外国人がそれをどんどん購入しています。なぜなら東京都内の新築タワーマンションは収益率が高いからです。その結果タワーマンションの上層階はほとんどが外国人となっている物件も少なくありません。そして実際に住むケースもあれば、投資物件として貸出される場合もあるのです。このようにタワーマンションは価値の高い物件を見極めて購入することができれば、住むだけでなく貸し出すことも可能となります。そこで今回はタワーマンションに焦点を当てながら本当に価値の高い物件を購入する際のポイントについてお伝えします。
オリンピック前の今だからこそ狙うべき地域とは
オリンピックを2020年に控えた昨今、東京都心に近い湾岸地域の物件、特にタワーマンションの価値が高まっています。今後オリンピックが近づくに連れてその需要はますます増えていくと考えてもいいでしょう。しかしながら長期的に不動産を保有することを考えるなら、オリンピック以降の状況についても予想しなければなりません。オリンピック以降、湾岸地域の物件価値が下がり、タワーマンション価格が下がる可能性があるからです。だからそこを見越してオリンピック後に物件価格が下がるまで待つ、というのも一つの考え方でしょう。マンションは価値が高い時に購入すれば、それに合わせて金額も高くなります。できるだけ費用を抑えて購入したい場合は、あえて価値が下がるのを待つべきでしょう。いずれにせよタワーマンションを購入する時は、何故マンションを購入するのかという目的を持って、慎重に考えることが必要となります。
歴史的低金利であるというタイミングを理解しよう
豊洲、勝どき、有明など湾岸地域のタワーマンション購入を考えるなら、現在どのくらいの金利なのか気になるところですよね。現在(2015年時点)は歴史的低金利であり、実際にフラット35の金利は過去最低を更新しています。タワーマンションの購入は安い物件で6000万円程度ですが、これを借り入れ無しで購入することは考えにくいですよね。だからこの低金利になっているタイミングで購入するというのも賢い選択の一つです。また2016年以降は消費税が10%になる可能性があります。購入する金額が大きいだけに、消費税が2%変わるだけでも影響はかなり大きいですよね。こういったことを考えると価値の高い物件を選ぶだけではなく、世の中の流れと消費税の動向なども配慮すべきだと言えるでしょう。
どんな人が入居しているのかリサーチしよう
タワーマンションの価値を考える時に無視してはいけないのは、どのような入居者が入っているのか、ということです。冒頭でお伝えしたように、高級タワーマンションの高層階はどんどん中国の富裕層が購入しています。タワーマンション内の集会室では頻繁に夜会が繰り広げられ、中国語が飛び交う光景も少なくないようです。それ自体は問題ではないのですが、中国人に限らず外国人の資産家は投資を目的として不動産を購入することが少なくありません。だから、日本に震災や何かしらの災害が起きた時に物件を売り払ってしまう可能性があります。その動きが一気におきると当然物件の価値は下がってしまいます。だからどのような入居者が入居しているのかをしっかりとリサーチしておく必要があるでしょう。
ここまで価値の高い物件を購入するポイントについてお伝えしましたが、いかがでしたか。今東京はオリンピックへ向けた盛り上がりがあり、新築タワーマンションの建設が続いています。こういった物件は購入するタイミングをしっかり見極めることが大切です。価値がある物件を購入したいと考えている場合は、様々な角度から情報を取り入れて、判断していきましょう。