夏が今年もやってきました。これからの季節、暑さ対策は重要ですが、毎年思うのは「どうしてこんなに汗をかいても痩せないの?」ということ。
確かに、汗をかいた直後は一時的に体重は減りますが、水分を補給すれば同じこと。こんなに暑くてだるくて、生きてるだけでも疲れるのに、どうして痩せないの!理由を教えて!
今回は、夏はなぜ痩せないのか。また、痩せるにはどうしたらいいのか、についてお話したいと思います。
1、ジュースを飲むな
夏の水分補給は大切です。よく、喉が渇く前に飲もう!と言われていますよね。それだけ、体の水分はどんどん外に流れていっています。
でも、そこで手が伸びるのが、まさか“砂糖のいっぱい入ったジュース”ではありませんよね?スポーツドリンクにも砂糖は大量に入っていますし、カロリーオフと表示されていても、カロリーはゼロではありません。
痩せない理由は、ジュースに含まれる砂糖。糖質はダイエットの敵です。食事で足りている糖質に、さらにジュースで糖質摂取することは、太る原因となります。
美味しいジュースをゴクゴク行きたいところですが、ここはお茶か水を中心に、砂糖不使用、ゼロカロリーの飲み物を積極的に摂取していきましょう。
2、動かない
暑いと動きたくないですよね。休日でも、わざわざ日中の炎天下散歩するなんて自殺行為ですし、汗でベタベタして気持ち悪い。涼しい場所から移動したくない。
ということで、快適なシーズンと比べ、運動量が減るのが夏場。運動量が減る、ということは筋肉量が減る、ということ。すると、基礎代謝が落ちるのでカロリーの消費量も減少。
暑いから動かない、というのが痩せない理由。自動的に太る体になっていきます。
日中の炎天下に、とは言いませんが、日没後の涼しい時間帯を狙ってウォーキングや、部屋の中での軽い筋トレをして、夏場でも筋肉量を落とさない工夫が必要です。
3、自律神経
夏場って職場のエアコンがすごいんですよね。一生懸命厚着して対策したりするんですが、外から汗だくで帰ってきてエアコンの冷たさを感じると、体が変になりそうです。
実際そのとき、体はしっかり温度を感知していまして、それを続けると体の自律神経のバランスが崩れます。
夏場なのに手足が冷たいとか、寝ていると手足が燃えるように暑い。また、寝付きが悪い、なんてのも自律神経のバランスが崩れている証拠です。
自律神経のバランスが崩れると、代謝が落ちます。痩せない理由は、やはりここも基礎代謝の低下。血行も悪くなって老廃物が溜まる、という悪循環です。
そのため、できることは、帰ってからシャワーだけ浴びて寝るのではなく、しっかりお湯につかること。
ぬるめのお湯でもいいので、体を温めるようにしましょう。職場が寒い、というのが続いたら、体は芯まで冷えている可能性があるので注意です。
4、ストレス
暑いって、もうそれだけでストレスです。痩せない理由はストレス!…とは言え、ストレスを受けたから太る、というのに直結するわけではありません。
イライラすることによって、食事に逃げていませんか?アイスをついつい食べてしまう。お菓子に手が伸びる。お酒が美味しい。ストレスを受けると、それだけで食べ物から得られる快楽に逃げがちです。
また、暑くて何も食べたくない、ということで食事が不規則になるのもダイエットの落とし穴。タンパク質を摂取しないと筋肉が作られず、これまた筋肉量減少の原因に。
暑くても、イライラしても、食欲がなくても、しっかり栄養価のある食事をして、間食をしない、という規則正しい食生活が大事です。
5、水分の取りすぎで水太り?
これを心配する人も多いのです。「水分の取りすぎ」…ちょっと昔は「水太り」などと言って、水の飲みすぎで太る、浮腫む、なんて言われていたこともありました。
しかし、それは断じてありません。確かに、極端な一気飲みは危険ですが、水分を控える、というのは体にとって危険な行為であり、ダイエット効果は一切ありません。
水分を摂取すると、一時的に太ったような気がします。水分の分だけ体重が増加するからです。ただし、水分は常に巡回していて、「出したら飲む、飲んだものがまた出る」の繰り返し。
もし、浮腫むのであれば、それは別の原因があります。特に夏場は、水分を控えることで命の危険があります。こまめな水分補給と体調管理で、夏場のダイエットも頑張りましょう!