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ゴジラにキングコング!男だったら怪獣に震えろ!今、全世界で怪獣映画がアツい!

投稿日:2017年7月7日 更新日:

唐突ながら、筆者は超ド級の怪獣マニアである。

84年生まれなので、ちょうど子供の頃はゴジラの「VS」シリーズが年に一度、お正月に公開されていた世代だ。

また、テレビではウルトラマンのグリッドマンなど、円谷特撮作品も放送されていたし、昭和特撮番組の再放送されていた。

田舎の、娯楽の少ない地域の子供だったので、そりゃあもう怪獣には憧れたものだし、たまに買ってもらう怪獣ソフビは、どれも塗装がはげてボロボロになるまで遊んでいた。

大抵、子供の頃ハマッたジャンルは、中高生になる頃には一旦沈静化するという。

青春時代は異性の目も気になるので、やれ怪獣だ、やれガンプラだなんて言ってられなくなるのだろう。

ただ、そのまま大好きなジャンルと、成人しても縁がないままの人もいれば、筆者のように、やがて熱が再燃する者もいる。

こういうのがオタクになる。

怪獣映画全盛期!傑作揃いのこの時代

http://cdn.tsutaya.tsite.jp/

さて、昨今では国外で、怪獣の登場するSF映画も徐々に評価されるようになってきている。

たとえば2013年公開の「パシフィック・リム」では、人類が巨大なロボットに搭乗し、異次元から襲来する怪獣と戦うという内容で、世界中のオタクを熱狂させた。

2014年にはハリウッド版の「ゴジラ」が公開された。

原始生態系の頂点に君臨する怪獣という触れ込みと、敵怪獣ムートーと繰り広げる戦闘演出にはつい釘付けになった。

オチには納得していないが、あれも続編制作のため。仕方がない処置だろう。

また、記憶に新しいのが昨年の「シン・ゴジラ」である。

久々の国産ゴジラ映画であり、過去最大級のヒット作となった、まさにモンスター映画だ。

本作に登場するゴジラはこれまでの作品とは一切関係のない出自を持つ。

自衛隊、米軍の総力を挙げた迎撃作戦を物ともせずに、東京を壊滅させるその姿に、まさに怪獣王ゴジラの復権の瞬間を見た思いがした。

今年になってさらに「キングコング 髑髏島の巨神」が公開され、これもまさに内容がワーナー版「怪獣無法地帯」とでも言える、素晴らしい作品に仕上がっていた。

このように、ここ数年で日米が送り出す怪獣映画は、いずれも多くの怪獣ファンを熱狂させている。

今後はますます盛り上がる、怪獣映画のこれから

https://s.eximg.jp/

映画というのは、突き詰めれば大スクリーンで楽しめる映像娯楽だ。

娯楽の描写としては、怪獣映画はまさに様々な余地のあるコンテンツである。

爆発、破壊、それから威圧感。通常の映画のようには描けない繊細さもあるが、通常の映画では描写できない絵作りが可能だ。

だからこそ怪獣映画は、今後もコンスタントに制作される予定になっている。

「パシフィック・リム」は続編制作が決定しているし、ハリウッド版のゴジラとキングコングが対決する映画も準備中となっている。

かつて日本でも「キングコング対ゴジラ」という映画が作られたが、そのリバイバル作品となるため。今から非常に楽しみだ。

なんせ怪獣映画には、成人しきった男性の心の中にかすかに残る「男の子遺伝子」を再活性化させるに足るエッセンスである。

細胞レベルで興奮できるような素晴らしい映像コンテンツと言い切ってもいいだろう。

今後の怪獣映画の発展に、期待を隠し切れない。

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ゴジラ

唯一の弱点、女性への訴求力の低さは無視だ無視!

しかし、そんな怪獣映画にも弱点はある。

それは、男性を熱狂させることはできても、これが女性となると、なかなか水が合わないのだ。

たとえば筆者は「シン・ゴジラ」を彼女と一緒に観たが、ゴジラという未確認の巨大生物を目の当たりにした日本政府の右往左往っぷりなどは、災害シミュレーションを眺めているみたいでかなりワクワクした。

だけど女性には、スーツを着た政治家が「日米安保を~」だの「まずは自衛隊が~」だの押し問答をしているシーンは、やっぱり退屈だったのだろう。

横に座っている彼女は思いっきり寝ていた。

ロマンス要素も蛇足なのが怪獣映画の良さではあるが、ロマンスがないと観る気がしない女性もいるはずだ。

どんなに素晴らしい怪獣映画でも、この2点の問題を抱える限り、女性ウケはしまい。

だが、それでいいんだと思う。

結局のところ、怪獣映画はオトコノコが熱狂できる成分を多く含有していることが大事なのだ。

「シン・ゴジラ」では家族愛だの恋愛要素だのを、意図的に切除した作風になっていて、それでも成功した。

もちろん、家族愛も恋愛も大事な要素ではある。

しかし、男たるもの、時にはそういう属性から脱却して、脳の興奮物質をガンガン分泌する時間も必要なのである。

恋愛にうつつを抜かすなとは書かないけど、時には男1人で、迫力の怪獣映画に熱狂をする時間も欠かせない。

幸い最近は、動画配信サービスもいろいろ出揃っているし、映画館だけではなく、自宅でも手軽に怪獣映画が観賞できる環境だ。活用しない手はない。

このまま今後も怪獣映画には、余計なドラマを挿入しないで、そんな尺があるのなら、血沸き肉躍る激アツな怪獣の破壊シーンをガンガン押し込んでもらいたい!

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