人の第一印象は見た目(視覚情報)が55%を占める。有名なメラビアンの法則だ。
中でも歯が見た目に及ぼす影響度はかなり大きいと、歯科医師「平野ユウイチ」は語る。
読者の皆さんは、歯をどのくらい意識しているだろうか。
歯から受ける印象を中心に平野が美女から、理想の男性像を探る新連載。
平野ユウイチ【男のための】デンタルスクール〜美女と学ぶ男の歯〜
第一回の美女ゲストはキング杏子さん。
ヘアメイク、特殊メイクアーティストとして活躍中の彼女から本音が聞けた。
男性の歯並び、歯の色は自然と見てしまいます
平野ユウイチ一(以下、平野):杏子さんは現在はヘアメイク・特殊メイクアーティストとして独立されているんですよね?
キング杏子(以下、杏子):はい。もともとは在学中にヘアメイクのアシスタントをしていて、その時の先生がアダムスファミリーのスタッフだったことをきっかけに、特殊メイクに移行したんです。
独立は25歳の時。本年5月からは日本初の手/足3D型取りサービス(facebook.com/totstokyo)をスタートしました。
特殊メイクをする際に顔の型を取ったりするんですけど、その型っていうのは普段は捨てちゃうものなんです。その特殊メイクの技術を使って、子供などの手型を記念に残せるサービスです。
手とか足のシワまで立体で表現できるので、0~1歳児向けの記念として喜んでいただいています。
平野先生はどうして歯科医師を目指されたんですか?
平野:僕はもともと模型とか手先を使ったりする仕事に就きたかったのと、建築とか何かを形にすることに興味を持っていたんですが、父の影響もあり医療関係に興味をもちました。歯は完全に術者よりなんですよね。顔に合った歯の形というのがあるので、それをコンサルしたり。そういう細かい作業で患者さんに満足してもらいたいという思いから歯医者を目指したんです。
前歯とか意外と印象に残るので、治療の際には大事にしています!男性の歯って見ませんか?
杏子:男性の歯、見ます!特に歯の色とかタバコの匂いとかは気になります。
平野:歯茎とか、歯並びとか?
杏子:いや、歯茎までは・・・見ないよね(笑)。
平野:僕は見ちゃいます。職業病ですね(笑)。歯茎は不健康だと紫色っぽくなるんですよ。一般的にはコーラルピンクは歯茎が健康な歯茎って言われています。
杏子:私、子供の頃矯正をしたんです。自分の歯並びが悪かったイメージがあるので、やっぱり歯並びは見ちゃいますね。大人になってからの矯正は痛いし、子供の頃に親が直してくれ良かったなって思ってます。
平野:大人になって歯の根っこが出来上がってしまうと、矯正にはなかなか時間がかかります。大人になってから矯正をすると動かすのも時間がかかるし、動かした後の位置を保つのに時間もかかる。そして外した後に元に戻りやすいんです。矯正は子供の頃にやっておけると一番いいですよ。
杏子:大人でも歯並び悪い方、多いですよね・・・。
平野:僕は矯正をしたことはないんだけど、歯医者でも歯が汚い人はめちゃめちゃ多いです(汗)。僕は、歯医者ならそれなりに歯を綺麗にするべきだと思うし、歯が無い人も、口が臭いという人もいる。患者さんのイメージが悪くなっちゃうんで、もっと気を使ってほしいなと思います(汗)
杏子:私はメイクを仕事にしてるから、メイクを下手な人にやってもらいたくないし(笑)、昔師匠に言われたのが「あなたが自分のメイクをちゃんとしていないと、お客さんはついてこないよ」って。
平野:同じですね!提供する側がちゃんとしてないと、人はついてこないですよね。