それっぽいことを言って、説教くさくなる人がいますが、だいたいそういうのって中身がないんですよね。
「今の政治はダメだ!」と言っている一般人を見て、「じゃあお前は何かしてんのかよ」って感じる方も少なくないはず。
ってことは、割と格言めいたことを言ってドヤッてる人はご注意を。それ、口だけで、御託並べてるだけだって、みんなにバレてますよ。
ということで、今回は、本人は「いいこと言ってるつもり」だけど、口だけだってバレるんだよ!についてお話したいと思います。
1、実態が伴っていない
もし、美容エステの店員さんの、肌があまり綺麗ではなかったら?痩せると言われてはじめたスイミングのコーチが太っていたら?
なんでもそうですが、実態が伴っていないと、人は信用してくれません。そのため、人から信用を勝ち取るってすごく難しいことです。
人は疑り深いもので、「私はこれを飲んで健康になりました!」みたいなCMでも、まず最初に「ほんとかよー」と思います。
日常生活でも同じで、それが嘘か本当かわからない場合は、まず疑います。そして、本当かどうかを確かめようとします。
「いいことを言う」ということは、聞く人によっては「ずいぶん都合のいい話だな、よし疑ってみよう」というスイッチが入るわけですが、そのときに仕草や言葉、態度や姿勢などをチェックされれば、嘘かどうかバレるのです。
つまり、「最近毎朝走ってるんだけどさ、朝のランニングってダイエットになるし、健康にもいいよね!みんなもやりなよ!」みたいなもっともらしいことを言う場合は、周囲の人は「じゃあ痩せてみせろよ」と思っているのです。
2、自覚がない!?
ビックリなのが、「俺いいこと言ったぜ」みたいな人って、自分がドヤ顔をしている自覚がないんです。なのに、なぜ周囲の人から冷ややかな視線を浴びせられるのかわかっていない。
「いかにも!」なことを言葉で言うのは、実はとても簡単なこと。ただ、「じゃあ、お前は実行できてるのか?」と言えば、多くの場合は実行できていません。
その自覚がない、というのはかなりイタイ。自分の言葉に酔ってるだけ。口だけでいいことを言うのは、子供でもできる。大人なら、言葉じゃなくて行動で示す、“不言実行”が望ましいのではないでしょうか。
3、口だけだってバレることは阻止できない
「いいことを言おうとすればするほどスべる」これは、言葉や情報が溢れる現代において、誰もが簡単に情報を入手することができ、常に新しい情報が更新されているからこそ、当然起こりうる状態です。
現に、SNS上でもクソリプを送ってくるような中年おじさんがたまにいますが、そういう人の文章を読むと、大体、誰かの言葉の真似をしています。
わかりきったことを自説のように説いたり、自分の理解の及ばないことを安易に否定したり、理解してくれない人を馬鹿呼ばわりしたり。
中身のない人ほど、飾った言葉を使いたがりますし、「いいこと」っぽいことを説教臭く垂れ流すものです。
口だけのいいことを言う人は、どの年代にも存在しますが、中身がない、ということが周囲にバレるのを阻止する術はありません。
4、知ったかぶりしない
誰かより上の立場に立ちたい。そう思うことはあるでしょう。知識をひけらかす、または、過去の自慢をする。これらは、迷惑行為以外のなにものでもありません。
「徳川家康っていたじゃん?」みたいな話をしても、誰も徳川家康に会ったことがありませんし、それらは“実在した”という情報を鵜呑みにしているに過ぎません。
以前、私の知り合いにも「アメリカではアメリカンドックをこうやって食べるんだぜ」みたいな、知ったかぶりの情報をひけらかす人がいました。(アメリカには行ったことがないのに)
そういうのを目の当たりにすると、「ああ、人ってなんて狭い世界の中で生きてるんだろう」と思い知らされ、うんざりします。
同じように、「いかにもいいことを言う」というのは、自分のためにはなっても、相手のためにはならない、ということを考えると、発言しない方がまだマシなのでは?と思います。
どうせ口だけだとバレるのですから、言いたいことをぐっと堪えて無言で耐えるのも、また社会人としての誠意かな、と思います。