一人暮らしの部屋を、狭いながらもなんとか落ち着ける空間にしたい!と眺めている人も多いと思いますが、どうすれば上手に狭い部屋を、可能な限り広く見せ、おしゃれな空間にすることができるでしょうか。
さらに、1Rや1Kで、賃貸の場合、余計な家具や大掛かりなDIYは難しいです。ということで、なるべく最小限の手間で変身させたい、というのが希望。
ということで今回は、狭い部屋をおしゃれに変身させる活用術をご紹介したいと思います。
1、狭い部屋活用の5つのポイント
まず、狭い部屋をなるべく広く見せ、おしゃれにするポイントとして、以下の5つをおさえておく必要があります。
- ・ものを増やさない(増えた分だけ処分する癖をつける)
- ・色のトーンを揃える(小物まで配色に気をつける)
- ・家具は低いものを配置するor多様性のある家具を選択する
- ・部屋のイメージに合わないものは隠す
- ・圧迫感を排除する
たとえば、フィギュアやガンプラなど、飾っておきたい気持ちがあるかもしれませんが、持っているものを全部コレクションとして展示しておくには限界があるかもしれません。
そういった場合「今見せたいもの」を厳選して展示しておくのが賢いやり方。また、テーブルも折りたたみ式で、来客時はしまえるようなものにしておくと部屋は広くなります。
ベッドと机、収納ができる多機能ベッドや、ソファベッドなど、ひとつで2役をこなせる家具をうまく活用するのもひとつの手段です。
2、お金をかけなくてもいい
上手なインテリアを実現させている部屋をみると、まるで「すごくお金がかかっている!」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
インテリアコーディネーターの窪田俊さんのHPでは、小物使いでおしゃれに見せる工夫がされています。
賃貸物件だからこそ、家具はシンプルで移動可能なものを選び、それ自体にお金をかける必要はありません。
あとは、布で隠す、小物で演出するなど、工夫で変化させていくのが上手なやり方。簡単に買い換えることができない基本家具だからこそ、よりシンプルで工夫可能なものを選ぶことが大事。
また、ソファにかける・カーテンの代用にする、などの布類は、雑貨店で専用の布を購入するより、手芸品店で安くなっている布を購入すると安価に手に入ります。
古道具屋やオークションなどをチェックして、「いかに安くかっこいい小物を手に入れることができるか」みたいなのも楽しいポイントです。
3、狭いゆえに収納問題
1R・1Kで大きな問題が“収納問題”です。ここで冷静になってもらいたいのは、今賃貸物件に住んでいて、ほんとうに必要な荷物はどのくらいなのか、です。
意外と、実家から持ってきて箱に入れたまま放置しているものがあるのではないでしょうか。何年も着ていない洋服や、靴。
また、仕事で日中留守なのであれば、パソコンとテレビは一体型でいいかもしれませんし、トースターとオーブンレンジは、ひとつずつ必要でしょうか?
トランクひとつで気ままに…とはいかないまでも、快適な部屋を演出する上で、“いかにミニマムに生活できるか”というのは、その人の資質を図るものさしとなります。
次、また別の部屋へ移動する、引越しをする、というところまで考えてインテリアに反映させていくのが“広い部屋作り”となります。
4、板一枚で拡張可能!部屋に合わせて伸縮する棚
一人暮らしの部屋で活用したいのは、カラーボックスです。模様替えするにも、引越しをするときも、縦に置いたり横に置いたりで雰囲気が大きく変わります。
もし、カラーボックスをふたつ用意できるのであれば、その間に板を一枚渡して棚の拡張が可能です。これは取り外せるように、固定しないことが大事です。
また、100円ショップでも売っている突っ張り棒を渡すことによって、目隠しのカーテンをつけることもできます。
すっぽり布で覆ってしまえば、漫画本を収納しても、下着を入れておいても、見えることはありません。タンスではなく、カラーボックスに服を収納する人もいます。
このように、持ち歩くのはいつも“素材”で、その場でテントを張ってキャンプをするように“変化させることができる”部屋作りが、飽きないインテリアの基本です。
男性だから…ということではありませんが、やっぱりシンプルでおしゃれな部屋に憧れると、憧れの部屋の写真を見て「まるごと真似をしよう」と思ってしまいがちです。
しかし、まず第一にやるべきことは、“今あるものを、必要・不必要で厳選すること”です。狭い部屋だからこそ活用できる楽しみがあります。友達や友人の集まるくつろぎ空間にするためには、物を減らすことに鍵があります。