未婚男性の比率が年々上昇を続ける中、対照的に婚活ブームは続いているようです。最近は婚活パーティのイベント数も増え、色々なテーマ設定がされるようになり多様性も富んでいます。
テーマ性のあるイベントだと、利用者のニーズに合った出会いの可能性が高まります。
婚活パーティの多くは、○才以下や年収○万円以上などの条件フィルタリングがあることが多いのですが、最近は、共通の趣味を持つもの同士の出会いとして「オタク向け婚活パーティ」が注目を集めています。
果たしてオタク向け婚活パーティとはどのようなもので、どのようなポテンシャルをもっているのでしょうか。
この記事の目次
婚活パーティの現状とは
婚活パーティとは、多人数対多人数でのお見合いパーティのようなものです。主催者が企業の場合が多いですが、真面目な合コン、という表現で適切でしょうか。
男女互いの目的が明確に婚活なので、効率的に出会いを得られる可能性があります。出会いの場の一つではありますが、ここではまず婚活の概況を俯瞰してみましょう。
開催件数は増えている
婚活イベント自体は昔からあったものですが、ここ最近、利用率が向上してきている様子です。ある調査によると、婚活として活動した中で、婚活パーティに参加した人の割合は、2013年には14.9%だったのが2015年には17.9%に上がっています。
SNSの普及によりこの数年はマッチングアプリ等のツールの利用率も増加中のようですし、婚活自体の在り方が、昔のお見合いスタイルからよりカジュアルになってきているといえるでしょう。
婚活パーティというとかしこまったイメージを持ちます。ただ実際に婚活パーティに参加してみると、ファシリテータがスムーズに進行してくれますので、心配することはありません。
女性側もカジュアル・フランクな方が安心するでしょう。今や婚活パーティはとても身近なサービスになっています。
20代~30代がボリュームゾーン
婚活自体の適齢年齢ですが、婚活パーティも例にもれず20代~30代が主要な利用者層となっています。街コンブームの効果もあってか、婚活に対する心理的ハードルはかなり下がっていて、気軽に利用している状況になっています。
もちろんこの年代以外の年齢の方も参加できる場面は十分にあります。だいたいの婚活イベントでは対象年齢を定めていて、「30代が対象」「40代が対象」というように参加者の属性が絞られるようにしておき、参加者のニーズを満たせるように明確化されています。
若い世代の参加も盛んであるという点で、参加しやすい状況は整っていると言ってよいでしょう。
いま、オタク向け婚活パーティがアツイ
婚活パーティは、その多くがテーマ性をもっています。年代設定や年収条件などでフィルタリングをしているのは最も主流ですね。
中には「インドア派」や、「年下好みの男性と年上好みの女性」といってものもあります。テーマ性を持たせると、参加者の趣味嗜好が上手くマッチする可能性が高くなるのですね。
こうした中で、いまオタク向けの婚活パーティが盛り上がっています。実はかなり有利な場になるオタク向け婚活パーティ。その実態と特徴を確認してみましょう。
女性側は、本気のオタクだったり浅いオタクだったり
オタク向けの婚活パーティの例として、例えば
- 「アニメ好きが集まる婚活パーティ」
- 「電車好きが集まる鉄道イベント婚活パーティ」
等が見当たります。どちらも、共通の趣味に基づいたイベントですから、会話に困るというリスクもかなり少ないでしょう。共通の趣味に関する会話で二人の距離がぐっと縮まることも期待できますね。
女性側が、どれくらいのオタク度なのかはわかりません。場合によってはオタクというほどではないかもしれませんし、或いはあなたよりももっと上のオタクかもしれません。
軽度オタクの場合は、あなたのより深い知識で楽しませてあげられるでしょうし、上級オタクの場合でも一緒に楽しんでいくことができるでしょう。
どちらの場合も、趣味という緩衝を介して、最初の緊張を解きほぐす効果が期待できますね。
中には変わった体験型イベントも
上記で例に挙げた「電車好きが集まる鉄道イベント婚活パーティ」ですが、このようなゲーム性のあるイベントも開催されているようです。
内容としては、レトロ列車など特徴ある電車に乗り移動。会場に着くと電車にまつわるクイズやゲームなどで、男女ペアで競い合う。趣味とゲーム性の相乗効果で一気に男女の距離が縮まる。そんなプログラムになっています。
イベントによって志向はマチマチですが、一緒に何かに取り組む、というプロセスを経て距離を縮めるということは、オタクに限らず実効性のあるアプローチですね。
オタクを隠す必要がない。むしろアピール要素に。
オタク向け婚活パーティの最大のメリットは、「オタク要素がアピールになる」という点ではないでしょうか。
イベントエントリーの時点で既に対象者はオタクのみに限られています。そもそも隠す必要はありませんし、参加者は皆同様の趣味を持っているので、オタク度が高いほどアピールになると言えるでしょう。
中には日常生活においてはご自身のオタク度を隠している方もいるかもしれません。しかし、いざ婚活パーティの場では、あなたの貴重なアイデンティティです。存分に胸を張ってアピールしましょう。
オタク向けノウハウは、非オタクにも活きる
オタク向け婚活パーティについて特徴をご紹介してきましたが、色々なメリットがありますね。実はこのメリットは、オタク向けのみのものではありません。万人に共通する要素があるのです。
共通の価値観があると盛り上がる
オタク=趣味の達人、です。「クールジャパン」として日本の文化と言われ始めてもいますね。オタク向け婚活パーティが効果的なのは、共通の価値観をもてるということでしょう。
マンガ好き、アニメ好き、鉄道好き、或いは料理好き、インテリア好き、等々。様々なオタクが世の中には存在しています。
オタクと言われるのは、その趣味が非常に高じている方でしょう。同じレベルでその趣味を愛している方は、共通の価値観があるということで、その出会いがとても貴重なものと感じられるのでしょう。
同じことはオタクではない方でも通じますね。相手とどのような共通の価値観をもてるのか。相手との相性は共通項を探すということなのかもしれません。
相手への理解と共感
共通の価値観があれば大きく相手に共感することができるでしょう。互いに信頼し合うには、相手を理解し共感することですね。オタクという共通の価値観がある場合、このプロセスを克服しやすいのかもしれません。
逆を言えば、オタクを理解するというアプローチでも参考になる点があります。オタク同士は、その専門分野が異なる場合でも相性が良いでしょう。
アニメ好きのオタクが電車好きのオタクと仲良くなるかもしれませんし、車好きと仲良くなるかもしれません。それは自分と同じくらい高いレベルで打ち込んでいるものがあるため、互いに認め合えるのではないかと思います。
全く同じ対象を好んではいなくとも、相手の価値観を理解する。この点はオタク道で参考になる点だといえるでしょう。
まとめ
如何でしたでしょうか。オタク向け婚活パーティ、と言葉にすると響きが凄いですが、とてもマッチング率の高そうなイベントです。
その理由は、共通項の多い方々が集まるからですね。ぜひ期待値の高いイベントとして、利用を検討してみてください。
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