世の中には一定数、結婚できない男というのがいます。それは別に全く女性から相手にされないということではなく、ある程度モテるし彼女もいるのだけれど、結婚に結びつかない男という意味です。
そう言った男性達は、何故結婚することができないのか。2006年には阿部寛さん主演、夏川結衣さん、国仲涼子さん出演で「結婚できない男」というタイトルのドラマが放送され話題になりました。
同作品は現在もレンタルDVDやAmazonプライムなどで視聴することができますが、今回「結婚できない男」というのも阿部さんが演じたドラマの主人公、桑野信介に通ずる部分があるかもしれません。実際、結婚できない男の特徴にはどういったものがあるのでしょうか。
この記事の目次
自立し過ぎている
自分でなんでもできてしまう男性はどうしても女性たちからは敬遠されがちです。自立というのは経済的な面は勿論のこと、精神面や生活面でのことも指します。頼れる男性ですし、付き合う分には申し分ないのですが、結婚という話になるとどうしても女性側に「この人の妻が務まるだろうか」という不安が出てきてしまいます。
女性が結婚生活をイメージした時にプレッシャーを感じてしまうので、お金があっても社会的に地位があっても、結果はついてこないのです。女性に対して存在意義を感じさせる弱みを見せることができれば、恋愛のゴールは大きく変わってくるでしょう。
どれだけ探してもそういうものが見つからない場合には、敢えて女性のやる気を出させる為に弱みを演出しても良いのです。そうやって敢えて女性の母性に訴えかけることで、「この人と結婚して、そばでサポートしていきたい」と思わせるのです。自立している男性は素敵ですが、恋愛には刺激も必要、ということなのでしょう。
自分のことが好き過ぎる
自分のことが好き過ぎる人は、男性でも女性でもちょっと引かれてしまいます。自信を持つのは素敵なことですが、中には自分の素晴らしさを強調する為に相手を馬鹿にする人もいます。
そういう人は論外ですが、自分のことが好きだったとしても、それをあまり出し過ぎないようにしましょう。それよりは例えば、恋愛対象となる女性の素敵な部分を見つけた方が余程有意義ですし、人間的にも成長できそうです。
自分に自信があり過ぎる男性の場合、何に対して自信を抱いているのかにも寄りますが、自慢話をしないことを心がけて見ましょう。例えばルックスに自信を持っている人は過去の恋愛武勇伝を話したがるものですが、そういうものは大抵聞く側は辟易とします。
これは恋愛に限った話ではなく、人間関係全体に対して言えることですし、ほんの少し心がけるだけで見違えるように成果が出てきます。謙虚さを忘れずに相手を尊重することが重要なポイントです。
結婚に対して心のどこかで消極的になっている
結婚に対して消極的なイメージを持っている男性は意外に多いです。自分の幼少期の家庭環境や結婚をした友人のマイナスな話、インターネットでのネガティブ情報など、原因は様々ですが、何かしらのきっかけがあって男性の結婚に対する価値観を歪めてしまったのです。
それを意識している場合もあれば、無意識に結婚=悪いものという風に考えてしまっている人もいます。冒頭で話したTVドラマ「結婚できない男」の主人公、信介もやはりそういうイメージを抱いていました。一人で生きていればお金も時間も自分のために使えるし、誰からも文句を言われない、と。
しかしこれは結婚をしないことによって得られるメリットであって、結婚をすることによって生じるデメリットではありません。奥さんや子供の為にお金や時間を使うことに喜びを感じている人もいるわけですし、実際のところは家族というものを作った人にしか分からないのです。
先ずは周りの意見や結婚に対するネガティブな情報を一度捨て去り、フラットな気持ちで自分なりの結婚観というのを突き詰めてみましょう。単純に結婚をしたいしたくない、という話ではなく、そこに必ず存在する「相手」というのもイメージの中に加えることを意識すれば、結婚というものの見え方も変わってくるかもしれません。
過度に理想が高い
女性に対する理想、将来に対する理想、結婚に対する理想。理想といっても様々ですが、やはりこれが高過ぎる男性は女性からは引かれてしまうようです。目標や理想が高いのは良いことなのですが、これは最初の「自立し過ぎている男性」と同じで、女性に対してプレッシャーを与えてしまうようです。
結婚というものの考え方、結婚相手の理想というのを高々と掲げられると、女性側からしても自信を持って立候補できないのでしょう。また、それだけ高い理想を掲げる男性であれば、当然それなりの経済力やルックスを有していないと釣り合いが取れません。
しかしこういう男性の中には、理想だけ高く、男性がその理想に置いていかれているというパターンが結構あるのです。男性心理として、これを認めるのは大変かもしれませんが、一度自分の理想と自分自身にギャップが存在していないか、省みてみましょう。
女性に愛される魅力的な男性は、相手に求めてばかりいるのではなく、自分が相手に何をしてあげられるのかを考えているものです。会社や学校で成績を残し、人気を集めるのもこのタイプです。探してみると同僚やクラスメイトにもこういう人は少なからずいるものです。
そういう人を探し出し、お手本としてみるといいでしょう。先にも書いたように、相手を尊重することができると女性受けも良くなりますし、気取ったりせず、お互いのことを思い合える結婚生活が一番です。
仕事が忙し過ぎて、共有できる時間が少ない
金銭的に余裕のある人は往々にして時間がないものです。時間もなくてお金もない人、というのもいますが、前者は場合によってはデートの時間を確保するのもままならない場合があります。
そうなってしまうと共有する話題、思い出も少なくなってしまいますし、最終的には破局という結果に収束してしまいます。仕事と恋愛、両方を掴むのは容易ではありませんが、それをこなしている人は必ずいます。
仕事も順調でお金もあり、世間的に見ても大人としても男性としての魅力をもっているのに結婚できない男性は、恋人と共有している時間の長さを考えて見てください。或いは直接女性と話し合って見ても良いです。相手が満足していない、と思った人はワークライフバランスの見直しをしましょう。
恋人という立場でも満足に時間を共にできないのであれば、結婚生活に不安を抱くのは仕方のないことです。
生活を支えて家族を養う為にはある程度忙しいのは仕方ありませんし、世間一般に言えばそれはありがたいことです。しかし、結婚をしたいけれど多忙だという男性は自分に問いかけてみてください。仕事のために生きたいのか、大切な人のために生きたいのかを。
浪費癖がある
浪費癖がある男性はどうしても結婚から遠ざかりがちです。言うまでもなく、金銭感覚のズレや、月々の出費などを理由に女性を不安にさせてしまうからです。独身時代はある程度それで良いのかもしれませんが、結婚をすると自分以外のためにお金を使うことの方が多くなります。
家計の管理を奥さんに任せることが日本では多いですが、そういったことを考えた時、浪費癖のある男性はどうしてもマイナスな評価をされてしまいます。教育や将来的な貯蓄など、ビジョンがしっかりしていればしているほど、浪費癖があることで円満な夫婦関係というイメージから遠ざかってしまうのです。
結婚したら浪費は抑える、という考えの男性もいますが、可能であれば独身時代、もっと言えば若いうちから浪費はしないように心がけましょう。友人からの誘いや、どうしても回避できない出費、たまの息抜きなら構いませんが、そこに歯止めが効かなくなるとどうしようもありません。
終わりに
結婚にあと一歩のところで結びつかない男性は、今回ご紹介したポイントを意識してみてはいかがでしょうか?些細なタイミングや行き違い、その他のポイントなど、原因は様々ですし、何かしらの要因が存在するのは間違いありません。最近はSNSなどでもこういったテーマを頻繁に取り扱っていますし、その中には思い当たるものがあるかもしれません。
しかし、恋人はできるのですから、本当に些細なことが原因なのです。それを考えることができるか、そして修正することができるかというのが分かれ目です。男性としての些細な気配りをこの機会に心がけてみてはどうでしょう。
まとめ
- 女性には適度な弱みを見せた方が良い
- 自分に自信を持つのは良いことだが、自慢話は避ける
- 女性の良い部分を見るように意識する
- 結婚に対してのネガティブなイメージを捨てる
- 「結婚」ではなく「好きな人との結婚」という観点で結婚に向き合う
- 理想を高くしすぎない
- 仕事ばかりではなく、プライベートにも目を向ける
- 浪費癖を直す