ORETTEをご覧の男性諸氏。こんにちは。ラブヘルスカウンセラー・小室友里です。
先週に引き続き、
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「副住職の妻のAV出演歴が発覚して、経営する幼稚園が大騒ぎーー離婚は可能なのか」
https://www.bengo4.com/internet/n_4202/
引用先:弁護士ドットコム
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この一件から思うことをつらつらと。
他人の非難は気持ちいい。
「AV女優だから人としてダメに決まってる」
「そんな人間がいる場所で、品行方正な教育ができるわけがない」
一般的にそうなるのは、よ〜く理解できます。それが一般常識ってやつです。性風俗に関わった理由なんてどうでもよくて、「AVに出ていた」。それだけが事実。
では、気持ちいいから非難していいのか。う〜ん、いいわけがないですよね。
【いいわけがない】
しかし、その気持ちが、エロエンタメ(略してエロタメ)には絶対に必要なエッセンスなんだと思います。
【いいわけがない。けど気持ちいい】
これこそAV視聴者のエロ心理には欠かせないもの。そしてエロタメに関わる人間が持っていないといけないもの。この背徳感がAV特有のインモラルを呼び込み、エロタメ相乗効果になる。
見方を変えれば、非難はAV女優やAV業界への評価でもあると言える。「言われてナンボ」ってやつですね。
これが現役の時だったら「気にしても仕方がない」の慰めで終われた話ですが、時は平成28年。
まさかね、20年後にこんなことになるなんて思ってもみないわけですよ、出演者は。これ、出演者の、女優は特に、自分の出演作品が10年、20年先に遺恨を残す。頭ではわかっているつもりでも、そこにリアリティが伴わないんです。
んなアホな、って思います?
じゃ考えてみてください。10年先20年先、例えば自分がこの世にいないと思えますか?実感ないですよね。当たり前に生きて、毎日ご飯を食べていると思いますよね。
AV女優も同じように、20年先の責任を負う実感なんてないです。だって20年ですよ?20年。人生80年の1/4ですよ?たかが1年2年のAV出演で、知っている人だけが知っているようなクローズドな世界の1コマが、そこまで自分の人生にズルズルと付いてくるなんて、ぶっちゃけ理解できないですよ。
AVはSF、セックスファンタジーをお客様に見せるものだと私は思います。と、同時に、そこに出演しているAV女優自身も夢の世界の住人なんです。もう一つの自分の名前を使って、自分もファンタジーを見ているのだと。だから前出の通り、頭でわかっているつもりでリアリティが伴わない。自分自身がファンタジーだから。
だからこそ、と私は思うのです。
だからこそ、AV女優であった過去を、最愛のパートナーである旦那様に言わなければならなかった。
さぁ、お待たせしました。
いよいよ、皆さん男性の出番ですよ。
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