ORETTEをご覧の男性諸氏。ごきげんいかが♪ラブヘルスカウンセラーの小室友里です。
ここ連日、ガッツリとした話題が多かったので、今回はライトなネタで。
毎週水曜日OAしているラジオ番組「小室友里の夜サプリ☆」(ソラトニワ原宿)に、こんな相談が送られてきました。長いので要約すると…
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彼女との初エッチ後、「今まで何人の人としたの?」と質問されました。
30歳オーバーで少ないのもカッコ悪いと思い「20 人くらいかな」と答えたら
「私と同じくらいだ。よかった!」
と。本当は 1 人で彼女で 2 人目です。
経験豊富なことにショックを受け、自分がすごく損をしているような気になりました。
なんか悔しいです。この気持ち、どうすればいいですか?
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なるほどねぇ。『THE・男脳』だなって思っちゃいます。
そりゃショックだったでしょうね。自分より経験値が高い、しかもセックスにおいての経験値の高さは、学力の差よりもダメージは大きいですよね。
損する気持ちも理解できます。言って見れば女性の経験人数の多さ=他人の使い古し率ですからね。
それらを同じ目線、もしくはそれ以上の目線に立って差を埋めようとする。男性的努力ですがしかし。残念ながらその差って、どんなに頑張っても埋まらないんですよね。
彼女がそれまで生きてきた時間の中で自然発生的に生じたセックスと、この方が人数合わせのためだけにやるセックスと、意味合いがまったく違います。20人の女性とセックスして「これで並んだ!」としても、中身の薄っぺらいセックスから得るものなんてほとんどないですよ。ましてや性風俗での人数なんて、人数のうちに入りませんから。
と、人数にばかり目がいってしまいますが、実はこの相談、経験値の差が問題ではないんです。
なぜ彼女が初エッチの時にわざわざ経験人数を聞いてきたか?人数を聞いて安心したか?ここがポイントなんです。
彼女には「経験人数の多さ」が、恋愛におけるマイナスだと感じている節があるように感じます。過去に付き合った男性から、人数の多さを指摘されたことがあるのかも。
彼女は彼の人数を確認し、それに合わせて人数調整するつもりだったのかもしれません。ところが自分と同じくらいの人数だとわかって安心したのか、わざわざ自分のマイナスを彼に打ち明けることで
「あなたと私は同類ね♪」
同類といいますか共犯といいますか、同じ穴の狢と言いたかったのかなぁ?と推測します。この一点に関しては、男心がわからずに女性的思考が優先してしまった、悲しい瞬間です。
とはいえ、特筆すべきはもう一つ。
彼女に彼の低いセックス経験値がバレておらず、むしろ「やっぱり経験人数が多かったんだ!」と思われている節があることです。つまり
「この人、ウマイ♪」
と思われている可能性が高いです。おお、やるじゃないですか♪
「20人かな」とのウソも素直に受け止めているあたり、やっぱり20人の経験をしてきただけのテクニックだよね、と感じていそうだなと。
総括すると、人数の多さで並ぶのではなく、これから始まる彼女とのセックスライフの濃度で並ぶことを考えるべきでしょう。彼女にはすでに20人のアドバンテージがある。むしろこのアドバンテージに乗っかって、1回1回のセックスから多くのことを彼女から盗むことが、彼のセックステクニックを急上昇させてくれます。
他の男に仕込まれたテクニックなんてイヤだ?そんなプライドはさっさと捨ててしまいましょう♪でないと彼女に
「こいつ絶対に人数少ない!間違いない!」
とバレます。すぐにです♪
プライドを捨てるか、彼女を捨てるか。ふたつにひとつ。彼はどちらを選ぶの