ヤレる男候補生の男性諸氏、ごきげんいかが♪ ラブヘルスカウンセラーの小室友里です。
こんな仕事をしていると、方々で聞こえてくるのが
「最近の若い子って、セックスに興味ないんでしょ???」
という声の数々。
実際のところ、全く興味がないといえば違うだろうし、すんごいヤりたいかといえば、それも違うだろうし。だから女性が「一体どっちなのよ?どうアピったらいいのよ!?」と言いたくなっちゃうんですけどね。
私が思うに、いわゆる「最近の若い子」は、性のセルフマネジメントがうまいんじゃないかなと思うのですよ。
性のセルフマネジメントとはなんぞや?
お話は20年前に遡ります。
当時の「最近の若い子」が、自分の中にたぎる性をなんとかしたい!と思ったら、彼女を作るか、AVや風俗などの性産業のお世話になるかのどちらかだったんですね。
どっちもお金がかかります。時間も必要です。
時を経て現在。
手のひらの中に全世界を掌握できる(かもしれない)インターネットがコミュニケーションの中心となり、抜くための時間を共にできるAVは無料動画で十分。
お金も時間もかけずに済むようになりました。
もう少し詳しい話をすると、「最近の若い子」は、自分以外の他者に頼らずとも性を処理できるようになっているといえますね。20年前の性処理は、ほとんどの場合他者の介入がみられます。
AVを観るのは一人じゃないか?
何をおっしゃいますか。AVは観るもの以前に『借りるもの』だったのですよ。
レンタルビデオ屋さんに行き、18禁のノレンを潜り、他人の目を気にしながら好みのAVを探す。AVだけ借りるのも恥ずかしいので、何本かの(見もしない)洋画の中にAVを紛れ込ませて、レジ前がお姉さんでないことを祈りながらようやくレジに行くと、そこにはああ無情。美人のお姉さんが立っている…。
たった60分、一人で楽しむオナニータイムのはずが、こんなにも他人が関わってくるのです。
さて、お話を戻しましょう。
20年前と比べ、他者の介入がほぼ皆無と言っていい現在の性は、なんでも一人で済ませられてしまいます。AVを借りることもない、風俗はお金がかかるし、気を使うのが面倒だから行かない。彼女を作るなんてなおさら、お金と時間が必要になる。
だったら、一人でいいや。一人がいいや。
これが、いわゆる「最近の若い子」の、性のセルフマネジメントです。
「一人でいいじゃん。彼女って本気くさくて面倒いし。オナニーも月1すればいいんじゃね?」
そう思ったあなたは「最近の若い子」なのでしょう。そして、その若い子が40、50のおっさんに、気になる彼女を簡単にかっさらわれてしまうとしたら…?
ちょっと、マジでヤバいと思いませんか?
続きは次週に。