「セックスに自信がない」。というそこのアナタ。安心して下さい。
「オレ、セックスに自信あるんだよね」という男性より、女性と気持ちいいセックスを分かち合えるのは、圧倒的に自信のない男性の方です。
男性は幼少期の性質的に、「自信過剰」になりやすい生き物と言われていますが、その性質が「セックスに自信のある男」を産むのでしょうか。
いえ、自信があることが悪いことではないのです。
ただ、自称「セックスがうまい男」には共通点がありました。
セックスに自信がある男の致命的な弱点。
自称「セックスに自信のある男/セックスがうまい男」というのは、プライドが服を着て歩いているようなもの。
セックス=男性の資質、とつなげて考える方が多いので自信に直結しているんですね。
そのプライドは「鉄の鎧」に守られています。自信がある、と言ってしまえる男性は、特にその鉄の鎧の防御率は高い。
おそらくですが、そもそも自信がなかった方が鉄の鎧を着るようになるから、その自分を守るために防御率が高めになるのではないかと見ています。
きっと、男性の目からみても、それはまるわかりなのでは?
彼らは、女性(男性とも)とコミュニケーションしようとしない男でもあるのです。
なぜなら、彼らは今、目の前にいる、まさにセックスしている相手女性ではなくて自分自身とセックスしているから。
「セックスが上手いオレ」「女性をイカせられるオレ」「数をこなしてきたオレ」とセックスしてるんです。
「オナニーかよ!!」(女性の気持ち)
自信のあるセックスって。
自称「セックスに自信のある男」の「自信のあるセックス」はある意味コンプリートされています。「完璧」なのです。伸び白がないとも言えます。
そこに、目の前にいる女性と対峙する隙はありませんし、まして入る隙など一ミリもありません。
ただの「オレのセックスショー」です。
「オレのセックスどう??」「キモチイイでしょ!!」の応酬です。
しかも、なぜかこういう男性は「どうしたいの?ねぇ、どうしたいの?」など、なぜか上から目線(自信があるからですね)の発言が多く、楽しめないことこの上ない。
「ちょっとだまってろ!!!」(女性の本音)
自称「自信のある男とのセックス」
そういう男性とのいわゆる「オレのセックス最高だろ」なセックスの時、女性はどうすると思いますか?
大多数の女性は、男性のプライドは傷つけてはいけないのではないか。二度と勃起しなくなるのではないか。という配慮をどこかにもっています。
なので、はっきりと言わないし、やんわりとも言わない。つまり伝えない。早く終わってほしいので特に要望も出さないし、向き合おうともしないでしょう。そつなくこなして、ハイおしまい!という可能性もあります。
面倒でもあるし、言っても耳を貸さないだろうと諦める。
そして、もしも、そんな彼を愛してしまったとしたら彼自身を愛とやさしさで包むことができるから、そんなセックスさえも受け入れてしまえる。
なので、自称「自信のある男」は基本的にダメ出しをされません。故にそのままで、増長します。
器の大きいパートナーと出会い、その中で納まってる分にはいいんですけれどねぇ。
自信がなくてもキモチイイセックスは出来てるから。
セックスに自信をもてない男性に朗報なのは、自信がなくてもちゃんと相手と向き合っていれば、キモチイイセックスは自然にできてるってことです。
また、その「自信のなさ」からうまれる隙は、相手の女性にとって心地いいスペースになり、ふたりでセックスを作っていける伸び白になります。
そんな風に、ふたりでキモチいいセックスを作っていけば、それがいつかあなたのぶれない自信につながる。
それは、自称「自信のある男」が振りかざす伝家の宝刀ではなく「愛することのできるチカラ」でもあるのです。
「自信」と言う名の画一化されたテクニックを、押し付けられるほどセックスは退屈になる。ビビらずに(ビビってもいいです)毎回違う展開を楽しんでいく骨太なハートで抱きしめあうこと。女性にとっては自信なんかよりも、ずっとそっちの方が大切なことなのです。
自信は時に、自分を守る鎧になり、時に闘う剣にもなってくれるでしょう。だけれど、それを振りかざすようになったとき、女性にとってはそれが壁になり、あなたの心に入っていけなくなってしまうのです。
女性がいつも求めているのは、テクニックではなく、その心。心が見えなくなってしまえば、キモチイイセックスどころではありません。
自信と言う名のプライドで、男性が自分を固めればかためるほど、女性が寄りそう隙がなくなってしまうから。
セックスはお互いの心もカラダも、強さも弱さもさらけ出す行為。
自信がなくても、あなたの愛撫は最高です。
心がまるくなる、暖かいセックスを。
[Kindleストア] 女医が教える 本当に気持ちのいいセックス スゴ技編