どこからどこまでが浮気か…みたいな議論は尽きることがありません。それは、人によって感じ方が様々あるように、彼女側が「彼氏にしてほしくないこと」も、また様々あるからです。
手を繋ぐのはアウト?肩がぶつかるのは?キスはダメだけどほっぺにちゅーはOK?この件に関しては、いくら話しても着地点は見つからないでしょう。
では、全く恋愛感情のない女性と、二人きりで食事することに関して、付き合っている彼女はどう思うのでしょうか。
男性は「それくらい問題ないでしょ!」と思いますか?それとも「いやいや、逆に考えたら、彼女が知らない男と食事するってことでしょ。それはダメだよ」と思うでしょうか。
今回は、“恋愛感情がない女性との二人きりの食事”について、彼女の意見をふまえて考えてみたいと思います。
1、恋愛感情のあるなしは関係ない
よく男女の喧嘩で、男性の言い訳として「あの女のことは、全然好きじゃないし!恋愛感情ないから浮気じゃないでしょ!」みたいなのがあります。
女性の立場から言わせてもらうと、はっきり言って“恋愛感情のあるなし”は関係ありません。女性が怒っているのは、倫理観の問題です。
たとえば、付き合っている人がいるけれども、ほかに好きな人がいる。それをずっと心に秘めている場合。これは、全くなんの問題もありません。心は浮気していますが、外に露出していないので問題にはならないのです。
恋愛関係とは、契約をしているわけではないので、信用問題です。口約束しているだけです。浮気をしたから違約金を払う、ということもありません。彼女の“感じ方”が全てです。
つまり、そこに恋愛感情がなかったとしても、“浮気を疑われる行為をした”ということに関して彼女は怒るし、また「裏切られた」と思い信用をなくすのです。
2、二人きりの食事はあり?なし?
仕事などの関係で、女性と二人きりで食事することもあると思います。そこには、もちろん恋愛感情は皆無です。
しかし、「なぜその女性と食事するのか?」に関しては、彼女は敏感になるでしょう。仕事という理由であれば安心しますし、親戚関係ならば納得します。
では、「昔の同級生」だったり「元カノ」だとどうでしょうか。もしくは、たまたまそこで偶然会った「ヤリマンで有名な女友達」だったり、「近所で噂の美人な未亡人」だったら?
ここでも重要なのは、“怪しまれる素材があること”です。逆の立場で考えると、彼女が見知らぬホスト風の男と食事しているのを偶然見かけたらショックですよね。
しかもその男が彼女の元彼だったら、さらにアウトですよね。食事の後どこに行ったかなんて想像するのも恐ろしいことです。
“恋愛感情のない女性と二人きりで食事すること”は別段問題ないのですが、そこに「はっきりした関係性」や「疑われる素材のないこと」などを盛り込まないと、付き合っている彼女に対して失礼かもしれません。
浮気か、そうでないか、ということよりも、「それを知った彼女がショックかどうか」を基準に考えてみるといいでしょう。
3、それでも僕はやってない
「やったか、やってないか」は、「恋愛感情のあるなし」と同様、実は大きな問題ではありません。彼女が悲しむのは、「疑われるようなことをした」ことです。
致し方なく、女性と食事をすることもあるでしょう。社会人なのですから、付き合いもあります。もちろん、それらがすべて浮気でカウントされていたら、たまったものではありません。
ただ、もし彼女を大切に想う気持ちがあるのなら、彼女を傷つけるようなことは避けたいです。恋愛は、お互いの信用問題です。
壁に耳あり障子に目あり。どこで誰が見ているかわかりません。また、それを見て、誰がどう思うかわかりません。
だからこそ、疑われないような振る舞いが必要とされています。いつでも、彼女に見られても堂々と胸を張っていられるような行動を心がけましょう。