女性がよく「恋人にするならAさんで、結婚するならBさん。なんでも話せる友人はCさんかな」
みたいなことを言ってるのを聞いたことがあるかもしれません。
女性=全員もれなく結婚したい生き物、だと思っている男性も多いですが、実際はそうではありません。
確かに、恋愛の延長線上に結婚を見据えている女性も多いですが、恋愛に求めるもの、結婚に求めるものはそれぞれ異なります。
そのため、男性側が「女ってこんなのが好きなんだろ?」と間違えたものを供給すると、女性は「は?ふざけんなよ」となります。
たびたび起こりがちな、この恋愛と結婚に求めるものの違いについて、女性目線から解説したいと思います。
1、女性が恋愛に求めるもの
男が、「本気で好き」と「体だけの関係」で分けるように、女性も恋愛に関しては、ある程度の“刺激”を求めています。
ドラマチックな展開だったり、サプライズだったり、はじめてのキスやセックスは緊張しますが、この緊張こそが刺激です。
女性は一律にみんな結婚したいわけではないので、中にはこの「刺激だけを求めて男を渡り歩く女」や、「結婚と恋愛の違いがわからないまま結婚し、結婚相手に刺激を求める女」もいます。
恋愛とは、一言で表すと「ドキドキ」です。このドキドキ感がなくなったら、もう恋愛ではないですし、また結婚生活にドキドキ感は不要です。
女性は、恋愛相手には“ほどよい刺激”を求めているので、気のきかない男や、演出が下手な男、また自分の欲求ばかり優先する男には早い段階で嫌気がさします。
2、女性が結婚に求めるもの
なんだかんだで結婚したい女性は多いですが、恋愛して結婚したにしても、婚活やお見合いで知り合って結婚したにしても、結婚というのは好きかどうかよりもまず安定した生活です。
そのため、意見が食い違ってばかりでケンカしっぱなしの生活は嫌ですし、相手が嫌いでイライラするのも嫌です。
また、逆に好きすぎてドキドキしたり、寝ている顔を見られたくない相手との共同生活など、地獄のようでもあります。
一緒にいてなんとも思わない、邪魔にもならない、自分らしくいられる相手であることが、結婚には重要なポイントです。
そのため「2番目に好きな人と結婚するのがいい」みたいに言われていることもあります。女性は結婚に対して、とにかく「長く安定する」ということを求めています。
3、結婚しても恋愛気分は大事?
複雑なことに、結婚生活を長く続けるために、恋愛気分が大事です。「矛盾してる!」と思われるかもしれませんが、それだけ結婚相手に求められるスキルは高くなります。
普段は平和で何事もないことが一番ですが、時に事件が起きると結束が高まるように、刺激も必要なのです。
また、相手を異性として意識しなくなると女性は早く老け込みますから、男性から「きれいだよ」とか「最近肌の調子いいんじゃない?」などと、刺激のある発言も必要です。
夫が妻を女性として扱ってくれて、かつ安定した生活ができて、時々刺激がある、という夫婦はとても長続きします。
4、少女漫画とサザエさん
簡単に表現すると、恋愛に求めているのは“少女漫画的演出”で、結婚には“サザエさん的な演出”が重要です。
「違う!」という女性も中にはいますが、彼女が求めている要望に応えてあげられる男性であれば、恋愛も結婚もうなくいくはずです。
男性が勘違いしていること
先にも紹介しましたが、「女性が全員結婚したいと思っている」わけではありませんし「全員がこどもを産みたいと考えている」わけではありません。
また、「付き合っているからと言って、結婚したいと思ってる」わけでもありません。女性にも“遊びの恋愛”というのがありますし、この人と恋愛はいいけど結婚はちょっと…ってパターンも実際多いです。
今している恋愛が、どのようなものかにもよりますが、「あなたのことが好き」がイコール「結婚したい」ではありません。また「ずっと一緒にいようね」は結婚を意味しないかもしれません。
人によって様々ですが、親に求めること、先生に求めること、友達に求めること。それぞれの役割があるように、恋人に求めること、結婚相手に求めることも、それぞれ違うのです。