好きで付き合っていて、同棲を始めたのに、同棲し始めてから喧嘩が増えたり、仲が悪くなった…というカップルは少なくありません。
それは相性が悪いのでしょうか?それとも、どちらかが何か悪いことをしたのでしょうか?
もちろん、原因はそれぞれ異なるとは思いますが、考えられる大きな要因は3つあります。今回は、同棲し始めたら喧嘩が増えた!という人への解決方法をご紹介します。
1、相手への期待値が高い
ただ付き合ってる時は普通にラブラブだったのに、同棲し始めてから喧嘩が増えた。というか毎日何かしら喧嘩してるし、彼女も感情的になっている。
このままでは別れることになるかも?と不安を抱いているかもしれません。同棲による喧嘩、これの大きな要因のひとつは、「相手への期待値が高い」という点です。
たとえば、彼が「俺ちょっとコンビニ行ってくる」と言ったときに、彼女が「私のアイスも買ってきて」とお願いしたとします。
すると、彼女は「彼は私と一緒に住んでいるんだから、私の好きなアイスくらいわかるだろう」と、無意識に期待してしまいます。
しかし、いざ帰ってくると彼は彼女の好みなどわからず、適当に選んだものを買ってきました。彼女はそこで怒ってしまいます。「どうして私の好きなものがわからないの?」と。
これは、どちらかが悪い、ということではなくお互いに踏み込んだやり取りをしていない、ということに原因があります。
同棲すると、当然“慣れ”が生じます。それが恋人だろうが夫婦だろうが、家族や血縁者であっても、以心伝心はできませんので、「言葉によるコミニュケーション」が不可欠です。
「私のことわかってるでしょ?」とか「一緒に住んでるんだから俺のことわかるだろ?」ではなく、「言わなきゃ誰もわからない」を二人のルールとして徹底しましょう。
2、パーソナルスペース
同棲すると、最初はラブラブなので「ずっと一緒にいたい!」と思いますし、一緒に過ごす時間も増えるでしょう。
それは問題ないのですが、同棲する以前、一人暮らしだった人にとって、「自分以外の誰かが家にいる状態」は、それが誰であっても、ストレスの対象となります。
ずっと実家暮らしで、家族と過ごしてきた人はさほど違和感はないかもしれませんが、一人暮らしの長い人は、そもそも“ひとりでいること”が自然であって、自分以外の人がいることが不自然です。
一人暮らしはとても楽ですし、寂しい面もありますが自由で快適です。それを覚えてしまった人にとって、いくら大好きな恋人であっても、瞬間的に「邪魔だな」とよぎることはあります。
もちろん、同棲は共同生活ですからワガママは言っていられないのですが、同棲とは言っても、それぞれは個人です。
ひとりの部屋を持つことが難しければ、外に出てもいいでしょうし、もし部屋に余裕があるのなら、無理にラブラブしようとするのではなく、それぞれ別の部屋で過ごすことも大事です。
3、喧嘩は誤解から始まる
なぜ喧嘩は起こるのでしょうか。おそらく、お互いに意見を持っていて、冷静に話し合えれば、話し合いで解決することができるでしょう。
二人が喧嘩するのは、自分の意見を理解してもらいたい上に感情が乗るからです。さらに言えば、「理解してもらえない!」という誤解から、それらは喧嘩に発展します。
もし、彼女が一方的に感情をぶつけてくるのなら、それは喧嘩ではなく“八つ当たり”です。また、彼女が自分の意見を無理やり押し通そうとするのなら、それは“命令”かもしれません。
ふたりのそれが“喧嘩”である場合、解決する道は「相手の話を理解する耳を持つこと」です。なぜなら、相手は「話を理解してもらえていない!」と誤解しているからです。
彼女の言っていることがいくら理解しがたくても、すでに理解していることであっても、まずは一旦「なるほど、〇〇ということが言いたいんだね。わかったよ」と、相手が伝えたいであろうことを復唱してあげましょう。
すると、相手は「投げたボールをキャッチしてもらえた」という満足感を得られます。お互いにボールの投げ合いでは、コミニュケーションが成立していないのです。
「それでは俺が負けるのでは?」と男性は思うかもしれません。しかし、残念ながら同棲はバトルに勝つことではありません。一緒に暮らすことです。
どちらかが少し大人になって、冷静に対処できるようにならなければ、お別れする日も遠くないでしょう。
「喧嘩の原因」だけを見ていても、導火線の火を一生懸命消火するだけの作業となります。爆弾に引火しない方法を広い視野で見つけましょう。