女の勘は当たる。と言えば、私も過去思い当たる節があります。ずっと昔、付き合っていた彼がいて、なぜか急に「あ、こいつ風俗行ったな」とわかりました。
なぜわかったのかは、自分でもわかりません。でも、なんとなく「風俗に行ってふくよかな女性と行為をした」ということが瞬時にイメージできました。
別に風俗に行っても構わなかったのですが、会話の途中で「んで、こないだどうだった?」と、ちょっとカマをかけたら、なんと彼は自分から告白してきたのでした。
超能力者でもなんでもない私でさえ、このようなことが「ビビッ!」とわかってしまうのですから、女って怖いですね。
では、彼の浮気を疑い、見抜く彼女は、彼のどのような点をチェックするのでしょうか。
1、表情・話し方・声のトーン・機嫌
「彼女ってもんは、すぐに携帯電話などをチェックするのでは?」と思っているかもしれませんが、携帯電話をチェックするのは“証拠探し”です。
証拠を探す前に、「あれ?」と思うのは、やはり彼の態度の変化です。表情を見れば、何を考えているのはよくわかります。
また、話し方や話す内容もいつもと違えば気づきます。声のトーンで、その日の緊張度がわかりますし、機嫌がいい、また彼女の機嫌を取ろうとする場合は“何かある”と考えられます。
これらをパーフェクトに隠せる人はまずいません。付き合っていて頻繁に会っていれば、変化は手に取るように分かります。
2、女の勘
冒頭で、「彼が風俗に行った」ということがわかった話において、イメージできた理由が超能力でも魔法でもない、と断言できます。あれは自分でも、何かをヒントに「見抜く」ことができたと思っています。
たとえば、部屋の真ん中で目を閉じて、手を叩くと音が反響します。その返ってきた音から、部屋の広さを推測することは可能です。女の勘とは、これに似ています。
証拠がなくても「もしかして」という一点を見つけたら、そこから推理します。それを無意識にやってのけるのが女の頭です。
こればかりは、どういう原理で、と説明することはできません。ただ、なぜか母親が嘘を見抜くように、悪いことはできないようになっている、ということなんだと思います。
3、携帯電話・持ち物チェック
これらの物的証拠の捜査は、一番最後に来るものです。自分を納得させるためのもの、というより、男に自覚させるために証拠を必要とします。
また、現場を押さえたり、友人に協力を仰ぐ、という人もいます。ですが、この時点ではもう浮気は確定していて、“あとは証拠を押さえるだけ”となっている場合がほとんどです。
4、変化を見る
浮気を見抜くために、彼女が一番チェックしているのは彼の変化です。それはほんの些細な変化かもしれません。
体臭の変化、眉の動き、手の繋ぎ方、服装(下着含む)、肌のツヤ、などなど。男性は「それで浮気が見抜けるのか?」と思うかもしれません。
上記の1でご紹介した点に関しては、「彼の反応」をチェックする行動なのですが、この「変化」とは、本人ですら気がつかない、微々たる変化で、普通の人は見落としてしまう部分です。
彼女に「ここどうしたの?赤いよ?」と指摘されたことはありませんか?自分でも気がつかないうちに怪我していることがありますが、彼女だから気が付くのです。
彼女になぜ先日の彼の細かなデータの記憶があり、チェックすれば照合され、変化している点がわかるのか、は謎です。人類の神秘です。
ただ、“証拠だけ隠せばバレないだろう”と考えている男の思惑に反して、女性がそれでも浮気を疑い、指摘し、言い当てることができるのか、と言えば、やはりこの“変化に敏感である”という点が特化しているから、と言えるでしょう。
5、女は怖い
自分で言っておきながらあれですが、女ってほんと怖いです。でも、この怖さ、何かに似ています。それは、子育て中の母親です。
母親は、子供の些細なことに気がつきます。どこから何を持ってきたのか。危ないところを歩かないか。転ばないか。悪いことをしないか。
ときに、それは超人的な勘によって、子供の危険を回避することに繋がります。それは「母親による子供が死なないための防衛本能」なのです。
女の浮気を見抜くチェック項目さえわかれば、浮気し放題だと思いましたか?きっとそれは無理です。だって、女である私自身だって、どうしてわかってしまうのか、まだよくわかっていないんですから。