よくしゃべる男は嫌われる…と言われますが、なぜでしょうか。実際、世の中にはおしゃべり好きな男性がたくさんいますが、女性はどう思っているおでしょうか。
どうやら「よくしゃべる男=嫌い」ということではなく、「おしゃべりそのものはいいけど、話の内容が問題」と思っている女性が大半です。
ラジオのパーソナリティよろしく、軽妙なトークで相手を楽しませることができる男性は好きですが、自分の自慢話ばかりして人の話を聞かない男は嫌い!
ということで、そこらへん自覚がない男性のために、女性が好きな話し方、嫌いな話し方についてご紹介します。
1、女性が嫌いな男性の話し方
飲み屋でじっと観察しているとよくわかるのですが、自分の話好きな男性は多いものです。普段、言いたいことが言えなくて、そのうっぷんを晴らしたいのでしょう。
腹に抱えたいろんなうっぷんを、文句を言わない優しい女にただ「うんうん」と聞いてもらいたいだけ、という感じです。
ただ、これって女性側の立場で考えてみると「私じゃなくてもよくない?ていうか、うんうんって聴いてるだけなら、機械でもいいよね。人権無視?会話じゃなくね?」って感じです。
実際、男性も女性に対して「お前の意見は聞いてねえんだよ、おとなしく黙って話きいてろブス!」って感じのことが多いので、この場合は“男性自身の自己満足が目的”ということになります。
女性と“会話する気がない”ので、嫌われて当然ですし、「俺の話だけ聞いてくれ」なんて都合のいい話、逆に押し付けられたら気分を悪くするのに、そのことに本人は気がついていません。
2、女性が好きな男性の話し方
よくしゃべる男…と言っても、そのマシンガントークが上手な人がいます。彼らは、ただ自分の話だけをしているのではなく、周囲の空気をうまく読み取ってトークに反映しています。
上手なトークとは、今日自分に起こった出来事を面白く話して聞かせるのではなく、あちらの情報と、こちらの情報をうまくリンクさせて、誰にでも理解できる内容に咀嚼して伝えることです。
下手な人は「俺は今日、こんな感じだった!」で終わりますが、上手い人は「俺は今日こんな感じだったけど、君はどうなの?」という感じで、話を展開させていくことができます。
よくしゃべる男であれば、そのトークとトークの“繋ぎ”として、自分の特技を生かすことができますが、そこに“客観的な目”がなければ、やはり自己満足トーク野郎に成り下がるでしょう。
あくまで“よくしゃべる男”の特性を「相手のために使う」ということが理解できていなければ、やはり女性は離れて行ってしまうでしょう。
3、何度も言うけど“話し上手”は“聞き上手”
私も事あるごとにどのメディアでも書いていますし、検索してもどこのサイトでも書かれてありますが、“話し上手=聞き上手”という常識を理解していない男性は多いです。
もし「ただのよくしゃべる男」であった場合、煙たがられているのは明白ですし、もしかしたら陰で「あいつ嫌い。人の話聞かねえから話したくねえ」なーんて言われている可能性は高いです。
そして“自称:おしゃべり上手”は、とくにこのロジックを理解できていない場合が多く、そのため「よくしゃべる男は嫌われる」みたいな言われ方になっているんだと思います。
もし「俺が芸人になったら、絶対おもしろい漫才できるし!テレビに出てるお笑い芸人なんてつまんねえし!」などとビッグマウスをたたくような田舎くさいイモ野郎がいたら、十中八九、女にウザがられています。
4、よくしゃべる男でもいいけれど
よくしゃべる男が悪いわけではありません。というか、周囲の空気を読みながら、その場をうまく回してくれるおしゃべり好きな男性は好かれます。
幹事役を買って出て、トークで平和を収めるような人は頭がよくてモテるでしょう。また、このような頭のいいトーク上手な人は控えめな人が多く、その場の功績が大きくても「いえいえ、そんなことありません」と謙虚に去っていきます。
これぞ男の中の男。盛り上げ、みんなを楽しませ、ケンカを収め、笑いを誘いつつ、自己主張しない態度。これができれば“女に好かれる”ことになるでしょう。
ということで、これから“よくしゃべる男キャラ”で攻めていこうと思っている男性は、是非、“自己中トーク男”にならないように気をつけてくださいね。