夏が終わり、少しほっとする秋。ふたりの仲も、より一層深いものにしたい。もう一段階ステップアップしたい。手をつないだあとはキスするように、自然に距離を縮めていきたい。
もっと彼女の素顔を見たいと思いますし、自分の素顔を見て欲しいとも思います。そして、いずれは結婚も…!ということで、今の大切な彼女との絆をより一層固く結ぶために、どのような雰囲気作りが有効なのでしょうか。
また、どのような方法を用いれば、彼女からの「好き!」という気持ちを高めることができるのでしょうか。今回は、「そろそろプロポーズしてもいいかな?」というくらい、ふたりの仲を親密にする雰囲気作りについてご紹介します。
この記事の目次
1、これからの話をすること
ふたりの仲を深めたい…と考えると、どうしても「一緒に行った思い出の場所」の話や、「楽しかったデート」の話になるかもしれません。
ただ、女性はそのような、過去を振り返る男性の姿を見ても、あまり良い気分はしないかもしれません。というのも、女性は過去よりも、現在と未来を考える生き物です。
おそらく、男性よりも「これからのこと」に関して具体的に考えているのが女性ではないでしょうか。そのため、「昔こんなことあったよね」という話よりも、「これから何をするのか」という話をしていくほうが、女性の心を掴むことができます。
具体的なプランで計画性のある男アピール
親密になる…とは、女性からもっと惚れてもらう、という意味でもあり、また将来的に結婚を目標とする女性である場合は、「この男に決めた!」という決定打を与えなければいけない、ということです。
それなのに、「もっと仲良くなりたい」という気持ちから、「去年デートで行ったディズニーランド、楽しかったよね」みたいな話をしたら、きっと女性は「ああ、そうか、こいつはいつまでも出がらしのお茶をすすって満足している男なんだな」と思います。
昨日食べた美味しいケーキの話をするよりも、明日食べに行く美味しい焼肉の話がしたい。これが女性です。そのため、思い出話はいつかのためにとっておきましょう。
それよりも、未来のスケジュールについて、具体的に計画し、的確に行動できることをアピールした方が、女性は「男らしさ」を感じます。
彼女との絆を深める方法として、日頃から「過去の話ではなく、未来の話を常にする」ということは心がけたほうがいいでしょう。そうでなければ、愛情はあっても心が離れていく原因になりかねません。
ビッグマウスは無計画の証拠
では、未来の話をするとして「10年後、俺はなんかの会社の社長になって、年商10億だ!」みたいなビッグマウスを叩いているとどうでしょう。さすがに女も「馬鹿だ」と気が付くでしょう。
ビッグマウスが悪いとは言いません。実際に実行できる人もいるのでしょう。ただ、ここに限っては、上記の事から、“具体性・計画性のアピール”が重要ですから、もっと現実的な“未来”について、狭い範囲で手堅く行く方が身の為です。
簡単に言うと、10年後の話ではなく、来年の(ほぼ確実な)今頃の話。また、過去のデートの思い出ではなく、今週末のデートの話。終わったことは振り返らない。また、確実でないものには手を出さない。
切り替え上手で、現実的にものを考えることができる。過去に執着しない、未来に希望を抱きながら行動できる、考えたことに対して現実的にアプローチしていく。…という姿勢を見せる、ということです。
「この人なら信頼して一緒に生活していけるのでは?」と彼女に思わせることができるので、絆を深める方法として、有効な手段です。
2、素顔は自分から開示していく
「彼女の普段誰にも見せない素顔が見たい」好きな恋人のことなら、誰でもそう思うのではないでしょうか。自分しか知らない素顔、油断した表情。
しかし、このような、服を着ていない全裸を見せるような行為。彼女からすすんで見せてくることは稀です。なぜなら、彼女は「嫌われたくない」からです。
男性は「いや、嫌いにならないって!見せて!」って感じだと思いますが、自分の中身をさらす、ということはそれくらい怖いことでもあります。そのため、「見たければ、まず自分から見せる」ということが重要です。
こんなにだらしがない自分だけど…
人の素顔は見たいけど、自分の素顔は見せたくない。ってのは、フェアじゃないですよね。そこで、彼女の「自分にしか見せてくれない素顔」を引き出すためには、自分から油断した姿を見せなければなりません。
たとえば、居眠りするとか。風邪をひいて寝込んでいる様子を見せるとか。オナラをするとか。人に見せると恥ずかしい姿を積極的に彼女にさらしていくことです。
「こんなにだらしがない自分だけど、それでも好きでいてくれる?」という投げかけでもあります。ただ、このときに彼女が「だらしない彼」を受け入れることができずに去っていく、というリスクは少なからずあります。
そういう意味でも、恋愛は常にギャンブルで、女心を読むことは難しい。「嫌われる覚悟を持って、自分の素顔を見せる」ということが、結果的に彼女の素顔を引き出すスイッチになるはずです。
「好き」だから許せる?
結婚を視野に入れた交際の場合、これからふたりが結婚する、と想定して話を進めなければなりませんが、今ある「好き」という気持ちは、ほとんどの場合持続できません。
「嫌い」に変わるか、というとそうとも言えないのですが、少なからず、今のテンションを維持したまま何年も一緒に過ごすことは難しいでしょう。
ということは、現時点で「好き」という感情があるうちに許せないことがある、ということは長続きしませんし、もし長続きさせたいのなら今から打開策を用意しておかなければなりません。
たとえば、彼の足がとんでもなく臭い。彼女はそれを許せない。ということは、今のうちに別れておくか、足の匂いをなんとかする方法を用意しておかなければいけない、ということです。
素顔を見せる…ということは、「私はこんな面もありますが大丈夫ですか?」という確認作業です。お互いに、我慢するのではなく、言葉にして歩み寄る対策が必要になります。
3、上手に甘えて・甘えさせる
距離を縮めて絆を深める方法として、最も重要なのは、「信頼し合って、お互いに頼ることができる」ということだと思いますが、まだ付き合い始めの段階だと「この人どんな人なんだろう」と疑心暗鬼になっていると思います。
好きとか嫌い、という以前に、「お互いを知るためにお付き合いそしている」のですから、信用していいのかどうなのかを決定づける何かがなければ進展しないでしょう。
唇を重ねるのも、体を重ねるのもそうです。ちょっとずつ信用し、信用される、という積み重ねです。ということは、今よりもっと仲を深める…とは、「もっと信頼し、信頼される」とも言い換えることができます。
目を閉じて倒れても支えてくれる?
どのくらい信頼して、信頼されればいいのか、と言えば、“背中を預けることができる仲”とでも言いましょうか。初心者マークの人に車の運転を任せるのが危険なように、付き合い始めはお互いのことを探り合っています。
結婚する、という段階までお互いを信頼できるようになる、とは、「目を閉じて倒れても支えてくれるかどうか」に似ています。
目を閉じたまま、背中から倒れるのってすごく怖いことです。でも、相手を信頼していれば「お願いね!」とまっすぐ倒れることができます。受け止めてくれると信じているからです。
ところが、「お願い!」と倒れても支えてくれなかったり、支えるのに失敗したりすると、「もう一生信用しない!」となります。結婚までの道のりは、この確認作業の繰り返しです。
嫌われるのを怖がらないで甘えてみる
相手に甘える、とは、上記の「目を閉じて倒れる」に該当します。つまり、彼女との絆を深めたかったら、怪我を覚悟で倒れ、彼女に支えてもらわなければいけないのです。
さらに、彼女が甘えてきたときは、身を呈して支えてあげなければなりません。「今日はここまで甘えたけど、次はもうちょっと甘えてみようかな」というのと、「彼女がここまで甘えてきてくれた、次はもっと甘えてきてくれるかな」という段階を踏みましょう。
この「上手に甘えさせて、自分からも上手に甘える」ということができれば、この秋の間に、より親密な関係を築くことができるでしょう。