恋愛関係にある男女のうち「同棲したい」と思うのはどちらかというと女性からのほうが多いようです。女性のほうが「自分の巣を作りたい」という本能が強いからかもしれません。
しかし、だからと言って男性でも、本当に好きな人と一緒に暮らしたいと思う願望を持つのことも当然ありますし、それは不自然なことではありません。
そこでここでは、彼氏の方から彼女に同棲を提案して、その上で彼女に決意してもらうきっかけをどのように作ったらいいのか、ということについてご紹介します。
この記事の目次
同棲したいなら、半年以内が勝負
半数以上が付き合って半年以内で同棲
ある不動産情報サイトのアンケートで、現在同棲中のカップルに「付き合ってから同棲を始めた時期は?」と聞いたところ、「3カ月以内」が約4割でした。
「3~6カ月」も含めると半数以上が付き合って半年以内で同棲を始めていました。
確かに付き合って3カ月は、最も盛り上がる時期です。「いつも一緒にいたい」、「帰りたくない」という盛り上がりと勢いで同棲するカップルが多いのは当然かもしれません。
逆に言うと、この時期を逃すと、ラブラブな時期からお互いの生活パターンの中で無理なく付き合うというのが普通になり、同棲までには至らない、ということになりそうです。
むしろ次に「一緒に住む」という決断は、同棲を超えて「結婚」するかどうか、という話になってくるのでしょう。
ですので、もしも同棲をしたいのなら、盛り上がっている3ヶ月、あるいはせめて半年以内に実現させましょう。
きっかけは一緒にいるのが普通になること
とは言え同棲のきっかけを同じ調査で聞くと、最も多いのは「お互いの家に通ううちに」が3割以上という記事でした。
何か劇的な事件がきっかけになって同棲するというよりは、お互いの家に通ううちに、帰るのが面倒になったり、そのまま朝まで過ごしたりして、半同棲から同棲に至る、ということが多いようです。
ですので、同棲のきっかけを作るのであれば、何かイベントを企画するよりも、2人で一緒にいる時間を増やし、一緒にいたいという気持ちを彼女の中で盛り上げる、という方法が1番確実なようです。
それではどうやってその気持ちを盛り上げるかについて、以下に4つのパターンでご紹介します。
同棲のきっかけ 1.「自分の部屋に彼女を住まわせたい場合」
さてここからは、どちらの部屋で同棲することを考えるのかによって、きっかけづくりの作戦が若干違いますので、それぞれを説明します。
まずは、彼氏の部屋で同棲をする場合です。
インテリアに彼女好みのアイテムを追加する
自分の部屋の模様替えまでしてしまうのはやりすぎですが、部屋に彼女好みのアイテムを追加するのは、部屋の居心地の良さを作るうえで有効です。
たとえばアロマの電動のディフューザーを置くとか、彼女の好きなエッチングの額を飾るなどです。
自分の部屋よりも彼氏の部屋のほうが居心地が良ければ、自然に彼氏の部屋にできるだけ長くいたいと思うようになるはずです。
彼女の私物を置くことを推奨する
彼女の歯ブラシやパジャマ程度のものは、既に部屋に置いてあるかもしれませんが、それ以外の私物を置くこともすすめてみましょう。
それも、ナノタイプのドライヤーなどのように女性にとっての必需品などはあったほうが便利なので、そういうものを置いたら?とすすめるのがポイントです。
荒業としては、彼女が使いそうなそういう電化製品をこちらで購入して、彼女用ね、ということで用意してしまう、という方法もあります。
ふたりのペットを飼う
また、2人でペットを飼うことも有効なきっかけです。
最初は交互に自分の家に連れ帰ることになるかもしれませんが、ペットの負担を考えるとどちらかの家でずっと飼ったほうがいいですし、彼氏の家で飼うようにすれば、彼女はペットに会いに頻繁に、そして気軽に部屋へ通ってくることになるはずです。
彼氏が仕事で遅く帰る日は、ペットの面倒を見ていてそのまま連泊という「なし崩し同棲」に持ち込むチャンスも出てきます。
何より、一緒に動物を飼う、ということが2人の連帯感を強めるでしょう。
手料理を振舞う
もしも料理の腕に多少なりとも自信があったら、自分の部屋に彼女を招いてとっておきの手料理をご馳走しましょう。
凝ったものである必要はありません。カレーでもオムライスでもパスタでもいいのです。そして彼女が「おいしい」と言ったら、いつも一緒だったらできる時には作ってあげるよ、と持ち掛けましょう。
もちろん、自己満足の「俺様料理」ではダメですので、これをするときには自分で1回試作をして味を確かめたからにすることをお忘れなく。
お金を貯めたいと言ったら誘う
彼女が貯金の話を出したり、お金を貯めなきゃ、というようなことを言ったら、「うちに住めば家賃が半分になるよ」と誘うチャンスです。
部屋の更新が近づき引越しを考えていたら誘う
彼女の借りている部屋の更新時期が近づいてきたらそれもチャンスです。
賃貸物件というのは、たいがいの賃貸契約の中では2年に1回更新を定めており、更新料を家賃0.5~1ヶ月分くらい払いますので、これがもったいないと思ったときには、引越しを考えることが多いのです。
ですので、そういう話になったら「だったらうちに住む?」と提案してみましょう。
同棲のきっかけ 2.「彼女の部屋に住みたい時」
以上が自分の部屋での同棲をするきっかけでしたが、今度は逆に彼女の部屋に自分が移って同棲を始めるきっかけ作りです。
普段よりちょっと早く帰る
彼女が同棲を考える、あるいはずっと一緒にいたいと思うのは、彼氏が自分の部屋から帰っていった直後です。その時に、いかに「さびしい」と思わせるかがポイントです。
ですので、彼女の部屋に泊まった翌日、普通ならその晩もご飯を一緒に食べるはず、という時に用事があると言って帰りましょう。人恋しくなる夕方がベストタイミングです。
1人になった部屋で彼女はおそらくさびしくなり、LINEで「すぐに会いたい~」と送ってくるかもしれません。その時に「じゃあ一緒に住む?」と切り出すのです。
自分のものを少しづつ増やす
これは自分の部屋に彼女が住むようにする作戦とは逆のパターンです。
彼女の部屋に少しづつ自分のものを増やしていきましょう。といっても、歯ブラシやパジャマなどの日用品では彼女がそれを見て、彼氏との同棲を夢見ることにはなりません。
かといって趣味のフィギュアなどを置かれたらはっきり言って迷惑です。
そのあたりのバランスが難しいですが、自分の好きなポストカードや2人の写っている写真をフレームに入れて置いてしまうとか、好きな本を2~3冊本棚に入れるとか、彼氏の生活スタイルの片りんを部屋に残して、ふとした時に彼氏のことを思い出してしまうようなグッズがベストです。
同棲のきっかけ 3.「2人で新しい部屋を借りて同棲したい時」
上の3つは、両方、あるいはどちらかが1人暮らしをしていて、そこにもう一方が泊まりに行っている時のパターンでしたが、以下は主に2人とも実家暮らしという時に同棲を決意させるきっかけ作りです。
現在実家住まいであれば、同棲を始めるのはかなりハードルが高いですが、方法はあります。
デートの予定に不動産屋巡りを入れる
1番よいのは、デートの時に2人で街ランキングに載っているような街を散策し、そのついでという形で不動産屋巡りをすることです。理由は、自分が引越しを考えている、1人住まいを考えている、というようなことにしておきましょう。
非公開物件、公開物件、分譲マンションの賃貸契約物件などを2人で見ていると、「カップル必見」「新婚向け」などのキャッチコピーのものがありますので、それを2人で検討しているうちに、彼女の中で2人で同棲したい、という思いが強くなっていくはずです。
ですので、チェックする物件は、1ルームなどではなく、2DKなど2人で暮らせる広さのものを選ぶのがポイントです。
しばらく連絡する間隔を開けてさびしがらせる
実家暮らしは、1人暮らしに比べれば恋愛関係上はやはり不便で、なかなか一緒に泊まったりすることはできませんし、毎日会うことも難しいものです。
ですので、たまに会える日は非常に貴重になるわけですが、そのデートの日をあえて間隔を開けてみましょう。
そして、久々のデートをすると彼女は必ず「さびしかった」というはずです。そんな時に「2人で住んだらこんなさびしいことはないのにね」と切り出してみましょう。
さびしさが強ければOKする可能性は高いです。
男から切り出すなら、ストレートに提案
彼女から同棲の同意を得るためには色々作戦を考えたいところですが、まずは回りくどいことをせずに気持ちを伝えてみてはどうでしょうか。
彼女に同意をしてもらうために押さえておきたいポイントは以下の2つ。
自分の気持ちを伝えて提案する
まずは「自分はあなたと毎日一緒にいたいので同棲したい」ということを彼女に提案してみましょう。
一般的には、男性よりも女子のほうが同棲に対する願望は強いので、もしかしたら男性以上に彼女のほうがその気持ちを持っていて、言い出せなかったかもしれません。ですのでまずは提案です。
同棲した際のメリットを示す
男性であれば数字で同棲のメリットを説明するのが効果的ですが、女性は感性で決めますので、それが効果を挙げるかどうかは分かりません。
しかし、自分で家計簿やお小遣い帳をつけて貯金もしっかりしているような女性であれば、家賃、光熱費、食費などの生活費、お互いに行き来する交通費などが年間でこれだけ節約できる、という数字の根拠は強い説得材料になるはずです。
特に東京での1人暮らしであれば費用がとてもかかるので、説得力大です。
またそれだけではなく、日曜の夜に、翌日の出社のために帰らなければならない大変さや、一緒にご飯を作ることのできる楽しさなど、同棲によって得られるメリットを紙に列挙して説明すれば、彼女も同棲の良さがわかるかもしれません。
同棲というのは、仕事などの時間以外をずっと一緒に過ごすことになるのですから、お互いの気持ちが正直に伝わっていた方が、課題や今後のことも話しやすくなります。
必要以上に演出などをしないほうが、男らしい印象を持ってもらえるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか。彼女の気持ちの揺れをうまくとらえたり、あるいはあえて揺らしてみるのが、同棲の決意をしてもらうきっかけ作りのポイントです。
ただし、「自分が朝ごはん作ってあげるから」などと同棲に関するメリットや約束をたくさん言ってその気にさせてしまうと、いざ同棲したときにその約束を守れないと、ケンカのもとになりますから、そのあたりはほどほどにしておきましょう。