晩婚がすすみ、男女問わず独り身の方の割合が過去最高になっているそうです。
2015年の総務省国勢調査によると、東京一極化と少子高齢化の傾向は変わらずですが、さらに単身者世帯が初めて全体の3分の1を超すなど、ライフスタイル自体が大きく変わっていることがニュースになりました。
この構成を内訳で見てみると興味深い傾向が分ります。女性の単身世帯を年齢別割合でみると、70代が19.6%と最も多く80歳以上も19.0%に達します。
これは女性の方が平均寿命が長く、夫に先立たれたひとり暮らしを表していることが推察されます。
この一方で、男性の場合は20代および30代が4割近くを占めているそうです。女性の晩婚化が叫ばれて久しいですが、実は男性の晩婚化も着実に進んできていたのです。
この状況を悲観的に捉えて報道するメディアもありますが、一方で単身男性は「自分だけじゃない」と安どした方もいるのではないでしょうか。
とはいえ当の独身男性の皆様も、こだわりをもって単身を貫いている方も希少でしょう。独り身が長くなり30代にもなると、まさに「出会いがない」という悩みが多くなってきます。
合コンの数も20代の頃とは比較にならないし、そもそも多人数で騒ぐのもそんなに得意ではないという方もいるでしょう。
同じような悩みを持つ方は多いです。しかし今はリアルタイムに色々な人と出会える時代です。そんなときは、SNS時代に即したアプリを活用して出会いを探してみませんか。
この記事の目次
出会いの場はどこにある?
さて、いざ婚活・恋活といっても出会いの場に臨むところが最初の関門ですね。出会いに恵まれている方は焦りも少ないでしょう。
ただ30代になると、急激に出会いも少なくなっていく実感を多くの方が持つはずです。時間は有限ですので、チャンスを最大限活用することは重要ですね。
まずは現状分析の意味でも、今置かれている環境を俯瞰してみましょう。
職場
「出会いなど無い」という声が聞こえてきそうです。でも、いま一度見まわしてみてはいかがでしょうか。
職場は一緒に過ごす時間がほぼ必ず一番多くなりますし、仕事中は人となりがプライベート以上にも現れたりもしますので、その分よく知れるというメリットがあります。
ビジネスパートナーとしてみていたあの人を、少し違う角度で見てみると思わず魅力に惹かれてしまうかもしれませんよ。
合コン
出会いの王道ですね。気軽に複数人数と効率的に出会える、というメリットが挙げられます。
知人の紹介で1対1で出会うことと比べれば、プレッシャーも小さいですし時間効率も高いですね。同性側の連携プレーで意中の女性をなんとか口説き落とすというケースもあるでしょう。
しかし多人数ゆえに、お互いにあまり印象に残りづらいというデメリットもよく耳にします。
割り切って、次のデートを誘う相手探しという気持ちの方がちょうどいいかもしれません。次の1対1のデートでお互いをよく知れればよいのですから。
婚活パーティ
主催者が企業の場合が多いですが、真面目な合コン、という表現で適切でしょうか。婚活という名目があるので互いの目的も明確です。規模が数名のものから、男女それぞれ10名を超えるイベントもあるようです。
婚活パーティも時間効率は高いと言えますが、大人数ゆえに短い時間で自分をアピールし、相手の中身を読み取るスキルは必要となるでしょう。合コンと違い連係プレーは望めません。
婚活パーティでは同性は全員ライバルとなるので、競争に勝つスタンスが必要になります。
マッチングアプリの活用
ここまで、いわゆる「リアルな出会いの場」をご紹介していました。どれももはや王道のものですね。挙げておいてなんですが、「これらの方法で解決するなら悩んでいない」ということになってしまいますね。
そうです、今はさらにスマホアプリやPCサイトを活用したマッチングアプリが活躍してくれます。
マッチングアプリというと、怪しそうなイメージを持ってしまう方もいるかも知れません。しかし、今は20代や30代の利用者が増加し続けているのです。
ここでは耳なじみのないマッチングアプリについて、ご紹介したいと思います。
マッチングアプリとは?
インターネット上で幾つかのサービスが稼働しています。メジャーなものではFacebookのタイムラインでも広告として目にしたことがあるのではないでしょうか。
ここがポイントの一つで、Facebook等のSNSサービスと連動しているものが最近は多く、それはつまり参加者層をある程度信頼できるということなのです。
Facebookは実名登録が基本なので、マッチングアプリ上で架空登録することは難しいです。信頼できる重要な点ですね。
マッチングアプリの仕組みとしては、”文字通り男女が出会う目的のSNS”という解釈で良いでしょう。
気になる異性がいたら”いいね”を送り、受け取った方がOKをすればメッセージのやり取りが始まります。意気投合すればデートに繋がっていくというものです。
20代~30代がボリュームゾーン
このようなマッチングアプリ、中年以上の利用者しかいないのではないか、と不安になりますよね。
しかし実態としては、男女ともに20代や30代の利用が最も多いそうなのです。おそらく、Facebookで露出されていることで、若者層にもハードル感なく普及しているのではないでしょうか。
もちろん中には40代や50代の利用者もいるようですが、女性とのマッチングにはやや苦戦することが多いようです。対して、男性の場合は30代ならかなりマッチング率が高いようですので、有利な戦場と言えるでしょう。
お互いの条件が明確
さてこのマッチングアプリ、どんなメリットがあるでしょうか。
趣味や希望条件が事前にわかる
マッチングアプリでは、お互いのプロフィールを確認できます。プロフィール上では、簡単な自己紹介文や趣味嗜好などが記されていますので、客観的な情報はわかりますし、文体から人となりも多少読み取れますね。
これらの事前情報がわかるというのは、自分に合う合わないを簡単にフィルタリングできるということです。この点が、合コンなどとは大きく異なる特徴と言えるでしょう。
婚活への本気度も読み取れる
まずマッチングアプリを利用している時点で、婚活に対しての興味はゼロではないと判断できるでしょう。婚活パーティと同様のメリットとして挙げられます。
さらに、本気度やスタンスは、自己紹介分からある程度読み取れると思います。
男性に比べて女性側はむしろこのようなサービスを利用することにきっと抵抗感があるでしょう。その上で、婚活の場としてマッチングアプリと使い、自己紹介として自分の考えなどを記載している方は、高い意欲で婚活に挑んでいると判断できます。
もちろん、中には気軽な出会いの場として利用している方もいるようなので、そのあたりは見極め力が必要ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
現代はインターネットやスマートフォンの普及でライフスタイル自体大きく変わってきています。その中で、異性との出会い方や出会いの場についても従来とは少し違った形も生まれて生きているようです。
変化に対応することは少し恐怖もありますが、ぜひ積極的にその波に乗って、素敵な出会いを掴んでいただきたいと思います。