お互いに気持ちのいいセックス…というのは、男性にも女性にも幸福をもたらします。これは、美味しい料理を食べれば、心も体も元気になることと似ています。
お互いに気持ちよくなって、「おかわり」がほしくなるセックス。ただ、言葉にするのは簡単ですが、現実問題、なかなか実現できている人はいません。
自分もイキたいし、彼女もイカせたい。イったふりじゃなく、きちんとイカせてあげたい。これは女性も望んでいることで、彼には気持ちよくなって欲しいし、自分も気持ちよくなりたい。
そのためには何が必要なにでしょうか。経験?技術?それとも男の自信?彼女に「もっとしてほしい」と言わせるために必要な、SEXのテクニックをご紹介します。
この記事の目次
その1:シチュエーション重視で
まず第一に、やってしまいがちなのが“雰囲気をぶち壊す”ということです。というのも、女性ははっきり言って、小手先のテクニックでは簡単にイキませんが、その場の雰囲気がよければキスだけでイキます。
どういうことか、というと、「俺セックスうまいんだぜー」みたいな男が、自信満々に腰を振っても、「その程度?」と思いますが、「俺セックス初心者で…」みたいな男が一生懸命頑張ってキスしてるのを感じると「かわいい!」と興奮します。
ようは、男性から見る“いい女”(女性から見た“いい男”)である必要はなく、むしろシチュエーションや雰囲気、空気、演出、誠意、みたいな“設定”の方がより重要である、ということです。
女を夢見させる男になる
女性は夢見がちな生き物です。行動は現実的ですが、見た目はババアでも心は乙女、ということは肝に命じておきましょう。
そのため、実際とんでもないブスであっても、男が「かわいいよ」と言い続けることによって、本当にかわいくなるのです。
女は誰もがお姫様になりたい(例外もありますが)。そのため、彼女をイカせたい場合は、ベッドインの前の段階で、どれだけ彼女を「お姫様にすることができるか」が重要です。
まあ…ある意味、ブスに「お前はかわいい」と信じ込ませるために騙す…みたいなことにもなりますが、これができる男は、セックスの質が違います。なぜなら、夢を見ている女はセックスに積極的になるからです。
「自分はかわいい、美人だ」と信じ込んだ女性は、ベッドの上で大胆になります。自分に女としての自信を持つからです。
“お互いに気持ちよくなるセックス”という意味では、彼女が受身なだけではいけません。このように、彼女からもセックスに対して積極的な姿勢になってもらうことが大事です。
その2:いろんな体位より好きな体位を聞き出して
よく、黙々とセックスする人がいますが、あれはどうかと思います。かと言っておしゃべりしながらセックスするのもいかがなものかと思いますが、「彼女が感じる場所を勝手に憶測するのは危険」です。
「あ、ここが気持ちいいのかな?」と思って、そこばかり攻めていたら、「ちょっと!痛いんだけど!」と怒られた経験はありませんか?
そうです。セックスだけでは意思疎通できません。ちゃんと「どこがいいのか」を質問しながらすすめていかなければなりません。
彼女の感度…人それぞれ
たくさん女性経験のある人はもうご存知だと思いますが、女性の感度も、気持ちいいポイントも人それぞれ全く違います。ついでに言うと、その日のよって違う場合もあります。
そのため「ここだけ攻めときゃ間違いない」みたいなポイントはありません。男性器だって形も大きさも異なるのと同じように、女性器だって形も大きさも違うからです。
そのため、セックスが上手な人は、しっかり「ここはどう?」とか「この体位好き?」と質問します。あまり質問しすぎてもウザイですが、何も言わないよりマシでしょう。
セックスは総合コミニュケーションです。体のありとあらゆる部位や能力を駆使して、お互いがコミニュケーションする格闘技です。
いろんな体位を勝手に試すより、彼女と協力してふたりにぴったりの体位を見つけるように工夫するのがプロです。
その3:避妊上手がセックス上手
女性同士でセックス話になると、やっぱり、という話になりますが「避妊しない男のセックスって、気持ちよくない(下手くそ)」です。
やはりここも技術的な問題ではなく、「俺、コンドームしたことない」とか「ゴムつけなくても俺うまいから大丈夫」と言っている男とセックスする…という行為そのものに、女性は冷めるのです。
「ああ、そうか。この男は自分だけ気持ちよければいいんだ。女性の体を大事にできない自己中男なんだな。最悪。キモイ」って感じです。
さらに、実際にセックスしてみても、やっぱり自分本位の「自分だけ気持ちよければいい」セックスが体現されていて、下手くそだし乱暴だし、自己陶酔してるだけの「自称:セックスうまい男」なんだな、って感じで、女性はイけません。
女性を大事に思っている表現
その1でもご紹介したように、女性はお姫様になりたい。ということは、「男性に大切に扱われたい」のです。少なくとも、大切に扱われて嫌な気持ちになる人はいません。
しっかり避妊できる男は、それだけ「女性の体を気遣うことができる男」でもあります。「君の体に何かあったら大変だから」と、丁寧に接する=避妊です。
よく「アブノーマルなセックスほど興奮する」という人がいますが、それはもっと先の話で、ここに書いている“基本”ができない人が上手にできるはずもなく、また実際に女性を一度もイカせたことのない男ほど、女性を乱暴に扱います。
女性の体は、男のオナホールでも、肉便器でもありません。そんなのはネットや雑誌の中のフィクションです。生身の生きている女を扱う、ということがどんなことか、考えなおすべきです。
その4:セックスに技術の自信は必要ありません
どっかの雑誌とか、ネットの情報だとか(まあ、これもネット情報だけど)に踊らされて、「女をイカせるには?」と、テクニック云々を勉強してきた童貞の皆さん。
残念ながら、「指をこうする」とか「ここを刺激する」とか「この角度が効く」とか、そういうのほとんどデマです。なぜなら、セックスはオーダーメイドだから。
面倒ですが、その女性それぞれ、ひとりひとりに、合わせていくしかない。つまり「これだけやっときゃ大丈夫」みたいなテクニックはありません。
その代わり、「セックスに自信のない男でも大丈夫」です。世の言う、“女をイカせる男”というのも、AV男優のように特別なテクニックを使用しているわけではありません。
最初にも書いたように、「女はキスだけでもイキます」。たとえば、相手がすごく好きな男性だった場合。突然キスされて嬉しかった場合。ロマンチックな雰囲気だった場合。彼がとても一生懸命してくれた場合。などなど。
そこに、「舌の絡め方云々」というテクニックは不要です。つまり、テクニックにこだわる必要は一切ありません。
コツさえ掴めれば~40代おっさんが未成年に負ける~
上記の点に気がついていない男性は、おそらく年をとっても、たぶん死ぬまで、いくらたくさんの女性経験を重ねても「俺ってセックスうまいんだぜ」という“自称:セックスうまい男”のまま一生を終えるのでしょう。悲しいことです。
逆に、未成年でもコツを掴んだ男は、女からおねだりされる男になります。それはイケメンに限らず、やっぱり“セックスのうまい男”は女心をつかむことができる男なのです。
女はイったふりをします。それに騙されている男もいます(多いです)。さらに、セックスではイケない女も多いです。これは女性の体の機能としてしょうがないことです。イケないから気持ちよくない、ということでもありません。
よく「潮を吹かせること」に固執する男もいますが、あれはAV業界の表現のひとつなので、素人の女性にそれを強要することは虐待にも等しいです。あれは、プロだからできることです。
自然に女性に、「もう一回してほしいな」と思わせる、心地よいセックスである、ということが“セックスという格闘技において勝利を収めた証拠”だと思います。
やっぱり「一緒に気持ちよくなる」ということが、恋人同士のセックスの正しい形だと思うので、自分たちにしかできないオリジナルなセックスを目指して、日々コミニュケーションを深めていくべきだと思います。