年齢を重ねるとともに、勃ちが悪くなり、セックスを楽しむことができない…という悩みを抱えた男性は多いと思います。セックスは人生の楽しみの一つであり、それができないなんて、こんなに悲しいことはありません。
確かに、男性の勃起力は、加齢とともに衰えていくものです。しかし実は、運動不足の解消、睡眠時間の確保など、生活習慣を変えることで、勃起不全は大幅に改善することができるのです。
今回は、年老いても快適な性生活を送るために、勃起力を低下させない方法をお伝えします!
この記事の目次
なぜ勃起をするのか?
性的に興奮するとペニスが勃つ、普段、勃起について深く考える方は少ないでしょう。しかし、そもそも勃起とはどういうメカニズムで引き起こされるのでしょうか?
勃起不全の改善法をスムーズにお伝えするため、勃起のメカニズムについて解説します。
なぜ勃起をするのか
性的な刺激を受けると、まず脳の中枢神経が興奮を感じます。その信号が脊髄神経、そしてペニスの海綿体神経へと伝わって、勃起をする準備が整うのです。
その後、体内で一酸化窒素が放出され、海綿体の中に一気に血液が流れ込むことで、ペニスは固く膨張し、そそり立った格好になります。これが勃起のメカニズムなのです。
単純な性的興奮への反射、と見られがちな勃起ですが、興奮を覚える脳、それを伝達する神経、血流など、様々な要素が絡んで引き起こされています。
年齢とともに落ちる勃起力
悲しいことに、年齢を重ねると、勃起力は低下してしまいます。50~60代の日本人男性は、なんと約2人に1人が勃起不全に悩んでいるというデータもあるのです。加齢による勃起不全の原因として、
- 動脈硬化
- 男性ホルモンの減少
- 筋力の衰え
の3つが挙げられます。
まず、動脈硬化です。年を重ねると、糖尿病や高血圧など、動脈硬化を引き起こす生活習慣病を患う男性が増えてきます。先述したように、健康的な勃起には、ペニスの海綿体へ、スムーズに血液が送られることが欠かせません。
つまり、動脈硬化で、血流が悪くなれば、当然勃起力は低下してしまうのです。
次に男性ホルモンの減少です。男性の体は、年を重ねるとテストステロンという男性ホルモンの分泌が減ってしまいます。テストステロンは、勃起に必要な一酸化窒素を体内で供給する役割を持っているホルモンです。
その量は、20代をピークにどんどん減少し、70代になると、20代の量の半分になってしまいます。
最後に、加齢による筋肉の衰えです。年を取ると、恥骨と尾骨を結ぶ筋である、「PC筋」という筋肉が弱くなってしまいます。そうなると、勃起した際にペニスにたまった血液が外に流れ出してしまい、大きさも硬さも弱々しいものになってしまうのです。
このような理由で、勃起力は年齢とともに衰えてしまいます。
人によっては若いうちから低下してくる
勃起力の低下は、なにも中年男性に限ったことではありません。20代や30代でも、生活習慣の乱れや、精神的なストレスなど、様々な要因で勃起不全に陥ってしまうことがあります。
勃起不全なんて、若いうちは大丈夫!と、調子に乗って対策をないがしろにし、気付いたら使い物にならないペニスになっていた…などという事態は避けるため、若いうちから、勃起力を低下させない生活習慣を意識することが必要なのです。
勃起力を低下させないために
では、具体的に、勃起力を低下させないために取るべき行動を以下で解説していきます。
運動不足を解消せよ
勃起に必要な男性ホルモンである「テストステロン」は、20代を境に減少の一途をたどることはお話ししました。しかし、運動習慣をつけることで、テストステロンの分泌を促すことができるのです。
テストステロンを分泌させるには、ウエイトを使った筋肉トレーニングがおすすめです。筋トレを行うと、筋線維が破壊され、筋肉を修復するために筋肉痛が起こります。その際、男性ホルモンが多量に分泌されるのです。もちろん、勃起に関係するテストステロンも例外ではありません。
ですので、週に1度はジムに通う、など筋トレを行う習慣をつけることで、勃起力の低下を防ぐことができます。
不規則な生活を改善せよ
睡眠不足など、生活習慣の乱れは、間違いなく勃起力の低下に繋がります。2011年、アメリカの医学協会が発表したデータでは、1週間睡眠不足の状態が続くと、テストステロンが15%も減少してしまうというデータが発表されました。
働き盛りで、仕事も忙しい20~30代の男性は、つい睡眠不足に陥ってしまう、ということもよくあるでしょう。しかし、テストステロンを多量に分泌させるためには、脳がリラックスした状態が必要であり、最低でも7~8時間の睡眠が必要になるのです。
仕事が溜まっていて、何日もろくに寝れていない…これでは、若くとも勃起不全に陥ってしまうのは当然でしょう。勃起力低下を防ぐためには、睡眠不足を必ず解消してください。
タバコはもはややめるべし
タバコも、勃起力低下を引き起こす原因の一つです。タバコは、体の動脈が収縮させ、血液が心臓からスムーズに送られることを難しくしてしまいます。
先にも述べたように、健康的な勃起のためには、ペニスの海綿体へ血液がきちんと送られる事が必要です。ですので、タバコの影響で血流が悪くなってしまうと、勃起することが難しくなってしまいます。
忙しく働く男性の中には、ストレスでタバコが手放せなくなったという方は多いでしょう。しかし、いつまでも男性らしくいるために、タバコは止めることが賢明です。
酒は適度に抑えるべし
過度な飲酒も、勃起を妨げる要因になってしまいます。適度な飲酒は、性欲を高めるために効果的ですが、立てないくらいにべろべろに寄ってしまうのは逆効果です。
飲み過ぎてしまった後のセックスで、ムスコが全く使い物にならなかった…という経験のある方も多いのではないでしょうか。
アルコールは、脳の神経を麻痺させる効果があります。先に述べたように、健康的な勃起のためには、興奮をペニスへと伝える脳の役割が需要であり、それが機能しなくなるまで飲んでしまえば、当然勃起不全に陥ってしまうのです。
また、毎日飲酒を繰り返し、肝臓がダメージを受けているような場合、勃起を促すテストステロンが減少してしまいます。これは、上記のような急性の勃起不全と違い、お酒によって引き起こされる慢性的な勃起不全です。
適度な飲酒は、ストレスの軽減や、性欲を高めるために効果があります。しかし、勃起不全に陥らないために、くれぐれも飲み過ぎは控えてください。
不必要なオナ禁はしないこと
ネット上でオナ禁によるメリットという情報が多く出ていますが、実は人によってかえって精力減退につながる原因となります。
具体的にどのような人がオナ禁による効果を得られるかというと、遅漏傾向のある人や射精障害などの人はオナ禁によって改善の効果が期待できます。
しかし、そうではない人の場合、2週間や1か月禁欲するなど過剰な制限をすると、逆に精子の運動速度が落ちてしまったりDNAの損傷率が高くなってしまったりする恐れがあります。
また、EDの傾向がある人においては勃起障害になる可能性もあります。
海外の研究によれば、男性らしさを形成するホルモン、テストステロンが増加するのは7日間のオナ禁で、それ以降継続すると徐々に減少するという結果が出ています。
ストレスによっても減少すると言われていますので、過度なオナ禁によってストレスを感じてしまうのも良くないと考えられます。
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勃起薬は有効か?
勃起不全に陥ってしまった際、多くの人が頼ろうとする「勃起薬」。はたして効果はあるのでしょうか?
勃起薬の仕組みについて
勃起薬は、勃起不全に作用する薬です。有名なものに、バイアグラなどがあります。服用することで、体内の血流を良くなり、スムーズにペニスへと血液が送られ、勃起を促してくれくれるのです。
しかし、その効果はあくまで一時的なもので、いわば痛み止めを使って一時的に症状を改善させているのと同じになります。
根本的な改善ではない
もし、勃起不全の原因が、生活習慣の乱れや、タバコなどによるものだった場合、勃起薬を使っても根本的な解決にはなりません。
例えば、勃起に効果のある、亜鉛などの成分を含んだサプリは、勃起力改善のための栄養を補給し、体そのものを改善しようというものです。慢性的な勃起不全の場合、このようなサプリを服用し続けることで、改善する可能性もあります。
それに対し、勃起薬は、血流を改善するだけのものです。ですので、体調そのものの改善にはつながらず、勃起不全の根本的な治療はできません。つまり、たとえ勃起薬を使って、男らしいペニスを手に入れたとしても、それはいつまでも続くものではないのです。
用法を超えた服用は重篤な副作用の危険性
しかも、勃起薬には副作用が伴います。
さらなる効果を得ようと、用法を超えて服用すれば、死に至るような副作用に見舞われる危険性もあるのです。実際に、日本やアメリカでも、勃起薬による死亡例は多くみられています。
そのどれもが、用法を超えた服用や、一緒に服用してはいけない薬と飲み合わせてしまったことなどによって引き起こされています。
勃起不全を本当に解消したいのであれば、危険な勃起薬には頼らず、自分の体を変えることで、根本的に解決することをお勧めします。
生活習慣の見直しには勃起以外にもメリット
生活習慣を見直すことは、勃起不全の解消以外にも様々なメリットがあります。例えば、睡眠時間をしっかり確保することで、日中の集中力を向上させることができ、仕事の効率などを上げることできるのです。
また、筋トレなどの運動習慣をつけることで、生活習慣病の予防や、太りづらい体を手に入れることもできます。スマートな体になれば、女性といい関係になれる機会も増えるかもしれません。
勃起不全も解消できて、このように様々なメリットもある、生活習慣を見直さない手はありませんね!
おわりに
今回は、勃起不全を改善するための方法をお伝えしました。ご紹介したように、勃起不全は中年、高齢男性だけの問題ではありません。油断していれば、20代、30代にも襲い掛かってくる問題なのです。
いつまでも素敵な男性でいるためには、性的な魅力も必要になります。生活習慣を改善し、勃起力を低下させない努力を怠らないようにしましょう!
まとめ
- 海綿体に血液が送り込まれることでペニスが膨張するのが勃起のメカニズムであるが、テストステロンの減少や動脈硬化などで、高齢になればなるほど勃起不全に陥りやすい。
- 若い世代でも、運動不足、生活習慣の乱れや、飲酒、喫煙などによって勃起不全におちいる可能性がある。
- 勃起不全に陥っている男性は、勃起薬に頼りがちだが、その効果は一時的なもので、根本的な解決には繋がらず、副作用の危険性もある。
- 勃起不全を根本的に解決するためには、やはり生活習慣を見直すことが必要である。
- 生活習慣を見直すことは、勃起不全の解消以外にも様々なメリットがあり、おすすめである。