都内には、実に様々なラブホテルがひしめいている。
とりわけ行き交う人の多いエリアでは、駅周辺に無数のラブホテルのネオンが妖しく輝いているものだ。
筆者は数年前まで上野を足がかりに取材を続けていた。
日々様々な出会いもあり、刺激的な毎日だったが、そうするとやっぱり異性との出会いなんてのも、しばしばあったものだ。
こういうときにお世話になっていたのが、アクセスが良く、そして安価なラブホテルだった。
アクセス良し、内装良し、融通良しのサボイ
特に贔屓にしていたのが、今回話題に取り上げる、ホテルサボイである。
サボイ。言っちゃなんだけど、変な名前のホテルだ。
しかしこの変な響きが、どうにも記憶に残りやすい。
JR鶯谷の駅から電車で通過する際にも目視することができる。上野と鶯谷は徒歩でも数分の距離なので、何かと便利な位置にある。
これまで何度も利用してきたサボイ。
贔屓にするには理由がある。そもそもセックスするだけなら内装なんてあんまり気にならない人も多いかもしれないが、筆者は潔癖なので、色々と気になる。
そんな筆者が安心して利用できるほどには、サボイは清潔なホテルだ。
アクセスも良好で、内部も清潔。そんでもってフロントのスタッフも、微妙な時間に訪れた際には「あと数十分してからチェックインした方が安くなるんで、どっかで飲んできたら?」なんて提案もしてくれる。
特に宿泊1部と2部の合間で、この提言をしてくれることが多い。
幸いそばには飲み屋もある。繁忙期でも入室30分前ぐらいなら予約も可能なので、こういう場合は、浮いた宿泊費の一部で一旦飲み直せるというわけだ。
休憩3500円!繁忙期の宿泊でも最大8900円!
アクセス、内装、スタッフの心遣い。いずれも三ツ星なのがホテルサボイだ。
しかしこのホテルの一番の目玉は、安さにある。
休憩は4~24時のあいだ、2~3時間の利用で3,500円から。
ちょっとセックスするぐらいなら、この価格はありがたい。
それに宿泊は、20~翌11時までの1部での入室が平日5,500円。土曜夜の入室でも8,900円と、10,000円を割る。
深夜0時から翌11時までの宿泊2部なら、平日は4,900円と、付近の競合ホテルよりも数段安い。
なんせ安いは正義なのだ。
連れ込む相手によっては「あんまり安いのはちょっと……」と難色を見せる子もいるので、その点は注意が必要となる。
だけど、そうじゃない女性を連れている場合には、積極的に活用すべきだろう。
唯一の難点は、競争率がやや高いこと…
さて、そんなサボイの弱点についても書いておきたい。
内装、価格、空調などなど抜かりらしい抜かりも見当たらないホテルではあるものの、一点だけ気になるのが、競争率の高さだ。
繁忙期の土曜日にもなると、ほぼほぼ満室である。
コスパが良いホテルの宿命のようなものだ。
こればかりはしょうがない。
土曜夜の利用の前には、一応電話で空き室の確認をとっておくのを忘れないようにしよう。
逆に言えば気になる部分はそれぐらいしかない。
もっとも、今年1月には新館もオープンしたということなので、空き室問題についても幾分緩和されている可能性もある。
上野方面でのロマンスの際には、是非とも利用してもらいたい。
【ホテル情報】
HOTEL SAVOY -Artdeco Resort-(ホテル サボイ)
TEL:03-3876-4141
アクセス:東京都台東区根岸1-5-5
鶯谷駅北口から徒歩30秒