どこにでもいますが、上昇志向が見え見えの男性って、すごく好かれるか、すごく嫌われるか、極端な気がします。
上昇志向であることが良いか悪いか、ということではないのですが、どうして好かれるのか、どんな人に好かれるのか。
また、どうして嫌われるのか、どんな人に嫌われるのか。今回は、そんな上昇志向の男性が好かれる理由・嫌われる理由について考えてみましょう。
1、上昇志向男が好かれる理由
まず、どうして上昇志向な男性が好かれるのか。上昇志向である、ということは「やる気がある」ということです。
仕事上でも、上司に向かって「俺がやりました!俺が結果を出しました!」とアピールします。上司は、このように、自分から成果をアピールしてもらうと助かります。
上司と言っても、すべての人が有能なわけではありません。たくさんいる部下をひとりひとり観察し、分析できているわけではないので、部下からアピールしてくれる、ということは、安易に“高評価の対象にしていい”と考えるでしょう。
「懐いてくれる部下ほどかわいい」と思うように、上昇志向による若干おおげさなアピールくらいでないと、上司は気がつかないのです。
また、上昇志向な男性は「どこで成果を出せば評価されるか」を知っているので、要領がいいのです。こう言った部分を高く評価する人がいます。
2、上昇志向な男のことが好きな人
では、このような上昇志向丸見えの男性は、どのような人に好かれるのでしょうか。それは“自信のない人”です。
“自信のない人”は、上昇志向な男性の“自信満々でやる気十分な態度”に憧れます。女性もそうですし、後輩や同僚、上司もそうです。
「やってやる!俺はやればできる!見てろよ!」という気持ちが表に出ているので、そんな姿が素敵に見えます。
実際に仕事ができるかどうかはともかく(本人の勘違いにより空回りであっても)、上を目指すという目標がある点が魅力で、好かれることがあるのでしょう。
3、上昇志向男が嫌われる理由
上昇志向男は、目的が明確な分、それ以外には無頓着です。そのため、利用価値のない人間関係は切り捨てますし、もし切り捨てた人間関係に利用価値があるとわかると手のひらを返したように態度を変えます。
上昇志向があるからと言って器用なわけではなく、“人脈は道具だ”と思っている節があるので、友情や愛情は二の次かもしれません。
上司にゴマをするためには、同僚を蔑ろにすることもありますし、誰かに面倒な仕事を押し付けて、良いとこだけ自分の手柄にするズルさもあります。
そのため、同僚や後輩から嫌われることも多く、本当の意味での友人ができない場合もありますが、本人はいたって平気です。
結果がすべてだ、と知っているので数字にシビアですし、人に優しくするのは見返りを求めての行動がほとんどです。
「私もこの人に利用されてるだけなんだな」と理解した人は、おのずと去っていくでしょう。
4、上昇志向な男のことが嫌いな人
上昇志向な男性を嫌う人は、人間関係を大事にする人です。上昇志向であることが悪いことではないのですが、出会った人のことを「こいつは利用できるか、できないか」という目で見るのは、あまり賛成できません。
というのも、人間関係は利害関係だけがすべてなのではなく、ときには見返りを求めない愛情を注いでみたり、友情のために一肌脱ぐこともあるからです。
それらを「利益が出ないなら無駄じゃない?」と一蹴してしまう男性のことを、「なんなんだアイツ」と思う人はたくさんいます。
男女関係なく、上昇志向が顕著で、その他を蔑ろにしているのであれば、良識ある人は関わらないようにするか、当たり障りのない付き合いをしておくでしょう。
5、上昇志向とうまく付き合う
「あの人、上昇志向見え見えだから、みんなに嫌われてるのよ」という人は、どこの職場にもいます。嫌われてもいいと思っているのかもしれませんし、気づいてすらいないかもしれません。
ただ、上司のポストにぴったりの人は、ある程度鈍感で、図太くてズルい人だったりします。神経が細やかだと、上司には向かないこともあります。
“仕事をする”という上では、それぞれが自分の仕事をこなし、結果を残すことが重要なので、いくら上昇志向があっても仕事ができない男なら上昇できません。
結局、上昇志向があってもなくても、仕事ができる人は認められ、仕事ができない人は認められません。しっかり、自分の道を歩んでいきましょう。