人間が持つ不安や悩みの原因の8割が人間関係に起因することです。家族関係の悩み、会社での悩み、学校での悩み、こういったものは、抽象度を上げて考えれば、すべて人間関係の悩みですよね。だからこの人間関係の悩みを解決すれば、人生の中の不安や悩みを大幅に減らせるのです。
ではこの人間関係を改善するための秘訣には、一体どのようなものがあるのでしょうか。その秘訣はそこまで難しいことではありません。人間関係を改善する秘訣は、褒めることです。しかしながら褒める、といってもどのように褒めれば良いか分からないと方が多いのではないのでしょうか。そこで今回は人間関係を円満にする秘訣として、具体的な褒め方をお伝えしていきます。
自然に、さりげなく褒めよう
人間関係を円滑にする秘訣は褒めることですが、大事なのは言い方です。もし仮に、あなたが相手を褒めた時に、わざとらしく褒められたと相手が感じたとしましょう。そうなった時、相手はあなたにどのような印象を残すのでしょうか。それは信用できない人、です。人間関係を円滑にするために褒めるというテクニックを使っているのにそうなってしまうと元も子もないですよね。
だから褒める時は、タイミングを見極めること、そして伝え方が大切なのです。褒め言葉は形式的に褒めても相手に響く事はありません。褒め言葉を相手に伝えるときは、自然体で心を込めることが大切です。そして、面と向かって褒められると、恥ずかしいと感じる人もいます。そういった点に対する配慮も必要です。ポイントは重たく伝えるのではなく、軽くさりげなく褒めることです。そうすれば、相手も褒め言葉を受け取りやすくなるのです。
褒めすぎに注意!飴とムチを上手に使おう
人間関係を円滑にするための秘訣、その2つ目は飴とムチを上手に使うことです。人間は何度も何度も褒められてくると、だんだんその褒めてきた相手を疑うようになります。実際に褒められ過ぎて逆に気分が悪くなる経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか。褒められ過ぎると、人間はこの人何か下心があるのではないか、といった疑いを持ちやすくなります。
もしくは騙そうとしているのではないか、といった印象を持つ人も少なくありません。なぜなら多くの詐欺的なセールスマンや、新興宗教の勧誘車は、言葉巧みに甘い言葉で褒め続けます。過剰に褒める、話し方するからです。だから人間関係を円滑にする、秘訣として褒めることテクニックとして使う場合は、バランスを意識していきましょう。
自分に対して褒めることを忘れてはいけない
人間関係を円滑にする秘訣の3つ目は、自分に対して褒めることです。褒めることを考えるときに、自分以外の第三者の顔を思い浮かべた方が多いのではないのでしょうか。しかしながら実は、1番褒めなければならないのは他の誰かではなく、自分自身です。これは心理学でも使われる技術ですが、実際に自分自身を抱きしめて、自分自身に褒めることは、効果的な実践方法です。
これは実際にやってみなければわからないかもしれませんが、だまされたと思って、お風呂場で自分自身を抱きしめて、「いつもありがとう」、とつぶやいてみてください。心を込めて自分自身を褒めるのです。そうすることで少し暖かい気持ちになることができれば、それで実践はOKです。そうやって、普段から自分自身を褒めることで、褒めるトレーニングとなります。また誰かに言葉をかけるときに、褒めやすくなるのです。
まとめ
ここまで人間関係を円滑にする秘訣として、褒めることの重要性についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。仕事場で褒めることを考えると、どうしても部下に対するマネジメントとして、このテクニックを使おうとしてしまいがちです。しかしながらこの褒めるテクニックは、自分自身にも使うことができるのです。
自分自身を褒めることでストレスを緩和する、そういったメリットもあります。それに何より、誰かと有効な人間関係を築く事を考えたのであれば、自分自身を自分が受け入れていると言う事は、前提として必要なことです。人間関係で悩みがある場合はまず、自分を褒めることからはじめてみてはいかがでしょうか。