アラサーの女って、いろいろ面倒なことになっていまして、男のちょっとした発言で傷ついたり、逆に舞い上がったりするものです。
喜ばせる分にはいいのですが、絶対に言ってはならない“禁句”があるのも事実です。そんなデリケートなアラサー女子への禁句とは?
今回は、“独身アラサー女子”と、“既婚アラサー女子”、そして“出産を経験したアラサー女子”の3つのタイプに対する、それぞれの禁句をご紹介します。
1、独身アラサー女子に対する禁句
アラサーともなると、女性は「結婚しなきゃ!」という気持ちになります。なぜなら、女性の体には出産できる年齢の限界がありますから、30歳前後はいわば女性としてのピーク。
本人も無意識のうちに、結婚に対する焦りを持っていたり、周囲からのプレッシャーによる苦しみを受けています。
そのため、その女性のプライベートを知りたくなったとしても「恋人の有無、結婚の予定」などは、絶対に禁句です。
女性同士で話しているのが漏れ聞こえた程度ならいいのですが、男性からそのような話題を振ることは自殺行為です。
「恋人できたの?」「結婚の予定はないの?」と質問することは、「そういえば、便秘治ったの?」と質問するくらい失礼なことです。
2、既婚アラサー女子に対する禁句
既婚アラサー女子とは言え、地雷がないわけではありません。結婚しても、アラサー女子の悩みは消えないのです。
既婚アラサー女子への大きな禁句は、二つあります。「子供まだ生まないの?」と「旦那とうまくいってるの?」です。
新婚ならまだしも、結婚してから2年や3年経って、まだ妊娠・出産していない、ということは、何か理由があります。
体の健康面であったり、金銭的な理由、もしくは家庭や仕事の事情かもしれません。「子供は欲しくないから作らない」という人も中にはいますが少数です。
つまり、子供が欲しくても作れない、もしくはできない人に対して「まだなの?」と質問することは、爆弾のスイッチをONしてしまうようなものです。
二つ目の、「旦那とうまくいってるの?」に関しては、これは実は“日々、刻々と変わる事象”です。うまくいっていれば、それに越したことはありません。
ただ、うまくいってない時に「どうなの?」と質問されると、はっきり言って「余計な質問しないでくれる?」と思います。他人の家庭のことには首を突っ込まないようにしましょう。
3、出産を経験したアラサー女子に対する禁句
最後は、出産を経験したアラサー女子です。今は、子供がいても働きに出るお母さんが増えています。30歳で3人子供がいる!なんて人も珍しくありません。
そのような働くアラサーママたちに対する禁句は、「子供がかわいそう」です。実のところ、働くママさんたちにとって、一番言われたくない言葉です。
仕事はもちろん忙しく、男性と同等に働かなければならないのですが、夜が遅くなる、定時で帰れない。そんな女性に対して「夜遅くなって、子供たちかわいそうだねえ」と言ったら、どうでしょう。
まるで「子供を早くお迎えに行けないような母親は失格」とか「子供が小さいうちは仕事なんかしないで家で主婦してれば?」というように、聞こえるのです。
そりゃ、誰だって、事情が許せば子育てに専念したいものですが、金銭的な事情や、仕事の内容によっては、代わりがいないなど、彼女たちは“仕事しなければ生きていけない人”です。
そんな人に向かって「子供がかわいそう」と安易に言ってしまうことは、ハラスメントに値します。
また、アラサーで出産経験があるとは言え、まだ女を捨てたわけではありません。それなのに、「もうお前は女じゃない」という雑な扱いを受けると、大変傷つきますから注意が必要です。
女は面倒でかわいい生き物である
これを読んで、「うわあ、女って面倒だなあ」と思った方もいるでしょう。しかし、これらはよく考えれば誰でも理解できることのはずです。
男性だって、足が短いことを気にしているのに「あなた足が短いね」と言われればショックですし、モテない人が「あんたってモテないんだね」と言われれば、傷つきます。
アラサー女子は、あらゆることを求められています。独身であれば結婚を、結婚すれば妊娠・出産を。そして、出産すれば仕事も子育ても家事も背負うことになります。
その人が頑張っていること、与えられている立場、やらなければいけないこと。これらがそれぞれ違うため、その人それぞれ個人の地雷源の場所が異なって当然です。
同僚とうまく仕事をしていきたいのなら、相手を尊重して、余計なことは言わないように過ごしていきましょう。