筋肉をつけたいと思いますか?夏にプールなどに行って、自分が貧弱な身体で、マッチョな男性とすれ違ったりする地、ちょっと恥ずかしいような気がしますよね。
その筋肉がついているかついていないかは、その人の人間、あるいは男性としての価値を決めるわけではありませんが、しかし筋肉はないよりはあったほうがいいものです。
そこで、ここではなぜ筋肉をつけたほうがいいのかということを、精神的な意味と肉体的な意味の両方から解説し、あわせて筋肉の構造の概略などについご紹介します。
この記事の目次
筋肉をつける肉体的な意味
筋肉とは「肉体」そのものですから、まず当然それをつける「肉体的な」意味と価値があります。それは以下の点です。
何といっても生きていく上で必要な体力を身につける
人間は動物である以上、基本的には自分の生命を維持する本能が身についています。その本能を実行するためには、何といっても
- 心臓を動かし
- 食事をして消化を行い
- 排便をする
という行為をすることになりますが、これにはすべて「体力」が必要です。その体力のために筋肉は必要なのです。では体力とは一体何でしょうか。簡単に言うと2つに分かれます。
運動能力
スポーツ、歩く、食べる、話す、骨を動かすなど積極的に身体を動かす能力を支える力をまず体力と言います。さらに細分化すると、
- パワー(行動を起こす力)
- スタミナ(行動を持続する力)
- 調整力(行動をコントロールする力)
になります。体力というとだいたいこちらをイメージするでしょう。
生命維持能力
そして忘れがちですが重要なのが「生命維持能力」です。
- 心臓や肺や消化器などの内臓を動かし
- 環境の変化に順応し
- ストレスやウィルスから自分を守り
- 寒ければ毛細血管を拡張して身体の温度を上げる
などのことです。これも体力のひとつです。
これらを支えるのは、運動であればたとえば背筋や腹筋であり、生命維持能力であればたとえば心筋です。すべて筋肉が直接的に働いているのです。
したがってマッチョになる必要はない!
「筋肉を鍛える」というと、マッチョになることをイメージしますが、上のことからも分かるように、運動能力を高めるためのいわゆる「筋トレ」だけではなく、必要なのは生命維持能力を一定のレベルで保つための筋肉を鍛えることです。
マッチョになるとは、運動能力を上げるだけのためのものなので、不要ではありませんが、それが絶対条件ではありません。
理想的で健康的な体重と体型になる
また筋肉をつける肉体的な意味としては、決して過度に痩せるのではない、生きていくうえでの理想的で健康的な体型を身につけることです。
これはなぜかというと、人間には基礎代謝量というものがあります。これは人間が、臓器を動かし、体温を維持するという生命活動をする上での必要な最小限のエネルギー消費量、つまりカロリーのことです。
この基礎代謝量が多ければ、食べ物などで摂取するカロリーが多くても太ることはありません。
しかし、人間は加齢によって基礎代謝量は低減します。すると、摂取したカロリーが代謝しきれずに脂肪となって身体に蓄積し、太っていくのです。太ること自体はあえて悪いこととは言いませんが、しかし太ると‥
- 内臓の動きが悪くなり
- 血管が硬化し
- 血圧が上がる
など、生命維持のうえで問題が発生し、その結果早く死亡してしまう危険性が高まります。それを避けるためには、基礎代謝量を上げる必要があるわけですが、この基礎代謝量の7割を担っているのが各筋肉なのです。
したがって、健康な身体を維持し、長命になるためには、筋肉を鍛える必要があるのです。
筋肉をつける精神的な意味
筋肉を受ける目的や価値、意味というと上のような「運動能力向上」、あるいはよく考えていても「生命維持能力の向上」などが出てくるくらいでしょう。
しかし、実は筋肉を鍛えるには、精神的な意味合いもあるのです。
見た目が変われば自信が持てる
まず筋トレをして身体に筋肉がついてくると、自分の身体に自信が持てるようになります。これは何もナルシズムではなく、太古の本能である
- 戦闘をしても負けない
- 狩猟をしても獲物を確実にとらえられる
という、生きていくうえでの確率が高まった、ということからくる自信です。
筋肉がなく、痩せた肉体や余計な脂肪がついた状態でいると、本能的に「生き抜くこと」に自信が持てなくなり、その結果、性格が消極的になったり、あるいはその影響で身体そのものが不調になります。
タレントの松本人志が筋トレでムキムキになりましたが、その理由は「結婚してから守るものが出来て、いざというときのために鍛えてる」とのことです。この話をつながりますね。
筋肉を鍛えるとリラックスできる
筋肉を鍛えると、セロトニンという物質が分泌されます。セロトニンは身体や心をリラックスさせる効果があり、この量が増えると精神的にリラックスできます。
逆に不足すると、気分が晴れず、最悪の場合うつ病などを発症することもあり得ます。ですので、自分の精神状態を良好なものにしておくためにも筋肉を鍛えることは重要なのです。
筋トレで男性ホルモンを分泌させる
筋肉を鍛えると男性ホルモンの一種のテストステロンが分泌されます。
これは筋肉の増強、骨格の発達といった成長ホルモンとしての作用もあり、同時に疲労が解消し、物事の判断を自信を持って行える精神状態に自分を持っていくことができます。さらにはテストステロンは性生活を活発化する働きもあります。
いい悪いは別にして、男性にとって精力が旺盛で性行為に対して自信が持てるということも、生活そのものの自信につながりますので、非常に重要です。
以上のような、肉体的な意味合い、精神的な意味合いで、筋肉をつける、というこ都は非常に重要なことなのです。
自分に自信がつく筋肉のつけ方
それでは、そのように自分に自信がつく筋肉をどのようにつけていけばいいのかについてご紹介しましょう。
その前提として、筋肉とはどういう構造と種類を持っているのか、について説明します。
筋肉の種類
まず筋肉とは何か、ということを改めて定義すると「動物の組織のひとつで、骨格や臓器につながり、自らが収縮することで力を発生させる運動器官のこと」です。
筋肉の収縮活動によって発生する力を筋力と呼び、これは収縮する筋肉の断面積に比例します。つまり筋力は、筋肉の太さに比例しているでのす。その筋肉は大きく分けて3つになります。
横紋筋
これは別名、骨格筋のことで、足や手、身体を動かしている筋肉のことです。
たとえば胸筋、臀筋、骨格筋、皮筋、腹筋、三角筋などがこれにあたり、これはトレーニングで鍛えることができる。ちなみに皮筋とは、筋肉の端が皮膚と繋がっている横紋筋の総称のことです。
平滑筋
これは別名内臓筋のことで、消化管、血管壁、内臓の筋肉など、心臓以外の内臓を形づくっている筋肉です。自分の意志で鍛えることはできません。
心筋
これは心臓を作っている筋肉で、平滑筋と同様に、自分の意志で鍛えることはできません。
また以上はどの部位の筋肉かという分類でしたが、その筋肉の性能、性質による分類もあります。それが白筋と赤筋です。
白金
白筋とは速筋とも言い、収縮するスピードが速く瞬間的に大きな力を発揮する筋肉です。主には、ダッシュやウエイトトレーニングなどの無酸素運動で主に使われる筋繊維です。
赤筋
赤筋とは遅筋とも言い、速筋とは逆に収縮するスピードが遅く力は弱いですが、持久力に優れている筋肉です。ジョギングなどの有酸素運動の際に主に使われます。
筋肉の構造
それではこの筋肉はどのような構造なのでしょうか。ここ骨格筋を例にし解説します。
筋繊維(筋線維)
骨格筋を構成する細胞の単位で、細長く大きな細胞である。
筋原繊維(筋原線維)
筋肉の長い方向に沿って並行に並んでいる繊維状の組織です。多くのサルコメアという名称筋節が厚さ2〜8nmのZ膜と呼ばれる隔膜で仕切られてつながっています。
サルコメア(筋節)
筋原繊維の最小構成単位です。
どのような筋トレ方法や食事法で筋肉を鍛えるか?
ではこのような構造の筋肉をどのように鍛えていけばいいのでしょうか。筋肉トレーニングの面と、食事の面でご紹介します。
筋トレメニュー
まず筋肉を鍛えるのは何といっても、筋トレです。方法は無酸素運動で、ベンチプレスなどの器具を筋トレ法だけではなく、通常の腹筋運動などでも十分に鍛えることができます。
これらはネットで調べれば部位別の画像などがたくさん見つかりますので、それを参考にすれば筋トレ初心者でもすぐに始められます。
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食事法
筋肉を作る材料はタンパク質です。それも糖質や脂質を含まない良質の物を摂取するのが大切です。
食事で用意すのが大変ならプロテインなどで摂取するのも方法でしょう。
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まとめ
いかがですか?
筋肉を鍛えるということは、単純に女性にモテたいとか、ケンカに勝ちたいとかというだけではなく、そもそも
- 生命体としての自分
- 家族を守る自分
- 生きていく自分に自信を持つ
という効果があるから、だということがお分かりいただけたでしょうか。
これを読まれたら、今まで食わず嫌いで運動や筋トレを避けていた人お、ぜひ1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。人生観が変わるかもしれませんよ。