好意を持ったり気になっている女性、ちょっとこちらに下心のある女性と食事に行ったら、おそらく奢ることが多いですよね?あるいは、そのような恋愛対象として見ていない女性と行った時でも相手によっては奢ることもあるでしょう。
前者であれば当然それによってこちらへの好感度がアップすることを期待しますし、後者の場合でさえも評価が上がることを期待するはずです。
男性はある意味単純ですから、奢っただけで「あの人素敵!」とモテるようになると考えていますが、逆に、せっかく高いお金を払って奢ったのに、それによって好感度が下がったり、評価が下がったらいかがですか?
何のための出費だったのか全く分からないばかりか、返って割り勘のほうがよかった、ということになります。
しかし、世の中の男性は、知らないうちにそのような「好感度が下がる」奢り方をしている場合も多いのが事実です。奢り方にもスマートに見える上手な奢り方と、せこく見える下手な奢り方があるのです。
ここでは、そういう失敗をしないように、好感度アップ間違いなしの女性への上手な奢り方と、併せてダメな奢り方を紹介します。
この記事の目次
好感度アップ間違いなしの上手な奢り方7選
上手な奢り方の、基本中の基本の大原則は「相手の女性に精神的な負担を与えない、後ろめたい気持ちを感じさせない」ということです。
これさえ押さえておいて、あとはそのシーンに応じて相手の感情を考えて行動すれば、好感度はアップしますし、もちろん大きな失敗をすることもありません。
しかし、大学生などで恋愛経験が少なかったり、好きな相手とデートができた嬉しさに舞い上がってしまって、思わずNGな奢り方をしてしまう場合もあるでしょう。
ですのでここでは、上手な奢り方のパターンを7つご紹介します。
1 女性がトイレに行っている間に会計する
これは、「元キャバ嬢が明かす、都合のいいセフレの作り方」の著者であるエリカさんも女性目線で主張していますが、最もスマートで、かつ実行しやすい奢り方です。
女性は、食事が終わるほとんどの場合メークを直しにトイレに行きます。その間に、席での会計であれば店員を呼び、そうでなければレジに行って会計を済ませるのです。
そうすれば、相手は「奢られることに恐縮しなくていい」「男性が財布を出してお金を払うところをじっと待たなくていい」ので、非常に精神的な負担がありません。
仮に奢ってもらう気満々で来ていても、一応の大人のマナーとして「半分出します」と言うとか、奢ってもらって申し訳ないというポーズをとるなどの、社交辞令的演技をしなければならないのが、女性にとっては負担なのです。
それをさせない、というのが非常にスマートなわけです。
2 払った金額を知らせない
もしも相手がトイレに行かなかったり、そのタイミングを逃した場合には、いくら奢ったのかということを相手にわからせないようにすることが、次善の策です。
払った金額がわかると、「そんなに高いお金を!」と相手にとってはまた負担になりますし、あるいはこれもまた奢られる気満々でも一応はそれに対して恐縮する演技をしなければならなくなります。
ですので、支払いはできるだけクレジットカード行い、現金のやり取りと女性に見せないようにしましょう。当然、伝票が女性の目に触れるということもNGです。
3 「奢り」を伝えるのは多くても2回
「奢る」ということを相手に伝えるのもできるだけ避けるべきです。
自然な流れで、たとえばレジですっと財布を出して何も言わずに全額支払い、女性が「いくらお支払いすればいいですか?」と聞いてきたら「いいよ」と一言で答えるプロセスが1番スマートで、当然好感度が高いです。
それでも、食事前に相手が支払いを気にして遠慮してメニューを選ぶようなそぶりがあったら、ここは奢るからと言って安心させる必要が出てくる時もあります。
そのような時も含めて「奢る」ということを女性に伝えていいのは、「食事が始まる前」に「誕生日のお祝いにご馳走するから好きなもの選んで」などという場合と、「会計の時」に「奢るよ」という場合だけです。
食事中を含めてそれ以外の時には、「奢り」ということは一切言ってはいけません。言えば相手は負担に感じます。
4 支払った後、無理やりお金を渡してくる女性への対処法
会計をした後、奢ったのに無理やり自分の分を払おうとする女性もいます。そのような時には、1度は断って、それでもどうしても払うというのであれば受け取りましょう。
そこで、現金を前に押し問答をするのはスマートではありませんし、逆に相手にとってはそれもストレスになります。
ただし、そのあとの言葉が重要です。当然「じゃあ、もらっておくよ。ありがとう」と軽くお礼をするステップがあったうえで、そのお金を2人のために使う宣言をするのです。
たとえば「じゃあこのお金で、この後お茶しようか?」などです。仮に払ってくれてラッキーと思っても、それをおくびにも出してはいけません。
あくまで自分は奢りたいので、もらったお金は自分の懐ろには入れない、ということを見せるのが重要です。
5 支払った後、「じゃあ次は出します」と言う女性への対処法
また、「次は自分が支払う」と言われた場合は、相手と自分との関係性で対応が変わります。
まずこちらが年上で、それも年齢が離れている場合や、あるいは上司と部下、先輩と後輩、社会人と大学生のように明らかな上下関係や、経済力の差がある場合は、とりあえず相手の申し出は受けておいて、「でもそんな気を使わなくていいよ」と言います。
次に年齢が近い場合や年上でもこちらが奢りたい場合、あるいは同僚どうし、学生どうし、友達どうしなどの同じポジションや同じくらいの給料レベルの場合です。その場合は、その流れでお茶にいったり、2軒目に行ったら出してもらい、ラフな感じでワリカンにしましょう。
ただし、その場合も1軒目よりも安い支払であることが前提です。高ければ全額出すか、あるいはここでこそ割り勘にするかです。
また2軒目に行かず、かつ好意を持っている女性であれば「やった!それは2回目のデートもアリだということだね!」と冗談を半分入れながら、次のデートの約束の布石にするのもスマートでありながら、賢い方法です。
ただし、だからと言って次に本当に食事デートをした場合は、約束だからといって相手に出させるのではなく、その時も自分が奢ることが大原則です。
6 所持金には余裕を持っておく
クレジットカードで支払う場合は問題ありませんが、仮に現金で支払い、そして財布の中の残金がたとえば数千円のように少なくなって、かつ女性にそれを見られてしまった場合、どうでしょうか?
相手は「お金がないのに奢らせて申し訳ない」と非常に後ろめたく、負担に思うでしょう。最悪、そのような後ろめたさを覚えさせたことに逆に怒りを感じて「お金がないなら、奢るなんて言わないでよ!」と思うかもしれません。
ですので、デートで食事を奢る予定がある場合は、所持金には余裕を持たせておくことが重要です。当然、そのためには行く店のだいたいの支払金額を事前にチェックしておきましょう。
7 自動販売機でもスマートな奢り方はできる
以上は、レストランや居酒屋などでの好感度が上がる奢り方でしたが、これはたとえば自動販売機で140円の缶コーヒーを奢る場合であっても、相手に負担を感じさせない、という原則は同様です。
そんな時には、財布からお金を出しながら、女性に「何飲む?」と聞きましょう。彼女の分を先に買うのがポイントです。そうすると彼女は「自分が選ばないと相手が選べない」と思い、「何飲む?」の答えを言いやすくなります。
彼女の言った飲み物を買って手渡してから、自分の分を買います。「奢るよ」とか「いいの?」とか、そういう相手に負担をかけるやり取りが全くない、スマートな奢り方です。
好感度最低のダメな奢り方3つ
以上の、好感度がアップする上手な奢り方に対して、下手な奢り方の例を紹介します。これも注意点は、上手な奢り方と反対で「相手が負担に思う言動」です。
1 「奢り」を理由に食事に誘う
「奢るからご飯食べに行きましょう」と言われたらどうでしょうか?きちんとした考えの女性であればなおさら、それに応じたら、いかにも自分が「ただ飯に惹かれたバカな女」だと認めてるような感じになりませんか?
それは間違いなく、相手にとってストレスであり、軽く見られている感じを受ける誘い方です。
仮に、相手がちょっとお馬鹿か、あるいは非常に賢い女子なら冗談で、「やったー」といってOKが出るかもしれませんが、その場合でも本当に彼女は自分と食事をすることを喜んでいるのか、単純にただ飯を喜んでいるのか、ということの判断がつかず、次のステップに進みにくくなります。
また相手が、したたかで、こちらに好意をまだ持っていなかったら、彼女の中でのポジションは、最悪「美味しいものを食べさせてくれる人」になってしまいます。ここからの逆転はかなりハードルが高くなります。
ですので、奢りを最初からエサにして誘うのはダメの中でもかなり最悪のダメさです。
2 「奢り」を3回以上口にする
「奢る」という言葉を使っていいのは2回までと上で書きましたが、舞い上がっているとつい、相手がメニューを選ぶのに迷っていたりすると「奢るから何でも好きなもの頼んでいいよ!高いのでもいいから!」とやってしまいがちですが、これは最悪です。
これは知らない間に「自分は奢る気前のいい人」「あなたは奢られる貧乏な人」という上下関係を作ってしまっているのです。
そこまでいかなくても、少なくとも「奢り」「奢り」と言われたら、返って遠慮して好きなものを選べなくなる心理も働きます。
3 支払った金額を伝える
会計まではスマートにできたとしても、そのあとで「もう払っといたよ!4000円だった!」というようなことを伝えるのも当然NGです。
本人としては「それだけの投資をあなたにしているのだから好意を分かってほしい」というアピールかもしれませんが、しかし相手にとっては「自分は4000円払った太っ腹な人間」というただの自慢です。
それは相手の中では後ろめたくストレスになるだけです。さらには、その程度の金額で自慢をする、ということで器の小さい男だととられる危険性もあります。
ですので、支払う瞬間そ見せない、支払った金額を知らせない、という原則を絶対に守りましょう。
まとめ
いかがでしたか。
奢るという行為は純粋に、目下の人間をかわいがる場合もありますが、多かれ少なかれ下心があって行うものです。にもかかわらず、それによって評価が下がっては意味がありません。
ですので、上のポイントをよく読んで、好感度が上がるスマートな奢り方を身につけましょう。