遠距離恋愛は、なかなか会えないこともあって、自然消滅やトラブルに発展するなどの障害が多い恋愛です。その分、真に信頼できた人とは距離を超えて結ばれる恋愛でもあります。
好きだ、とは言いつつも、お互いの顔を直に見れないことや、直接触ることができないことから、浮気されたり、途中で面倒になって音信不通になることも珍しくありません。
そんなリスクの高い遠距離恋愛中に、彼女の動向が気になったら…あなたはどうしますか?すぐに会いに行けない、電話しても必ず出てくれるとは限らない。浮気の証拠も掴めなければ、彼女の言動も信用できない。
疑心暗鬼に陥った男が、まず確認しなければいけない5つのことをご紹介します。これから遠距離恋愛になるかもしれない男性もご注目ください。
この記事の目次
1、人間の本質はそう簡単に変わらない
最近、彼女の様子が変わったような気がする。もしかして引っ越して環境が変わって、人格まで変化してしまったのか?好きな男のタイプが変わってしまった?
仕事の都合や進学などが理由で遠距離恋愛になってしまった場合、今までと現在に違いを感じることも少なくありません。彼女の中の変化とは?
環境の変化による内面の変化
たとえば、進学によって彼女が遠くの大学に行くことになり、地元を離れることになった。彼女は大学という新しい生活に慣れるために奮闘します。これによって彼女は、精神的に成長することになるでしょう。
では、この“彼女の精神的な成長”を変化として受け取り、悲しむ必要はあるのでしょうか。遠距離恋愛は、表面的な恋愛だと長続きしません。
つまり、「ピンクの服を着た彼女は好きだけど、黄色の服を着た彼女は嫌い」という表面的な好意でのみ交際しているのであれば、もうここで恋愛は終わった方がいいでしょう。
彼女の髪型が変わろうと、太ったり痩せたりしようと、彼女が今までより成長していく姿を応援してあげることができる者だけが遠距離恋愛をする資格があります。
遠距離恋愛をする、ということは変化を避けられない
「ちょっと見ないうちに親戚の子が大きくなった」ということは度々あると思いますが、遠距離恋愛ではこの「大きくなった」ということを喜べる者だけが祝福されます。
逆に「俺が見ないうちに随分変わってしまった」と嘆く人は、遠距離恋愛は向いていません。やめたほうがいいでしょう。変化することそのものは同じ過程をたどっていても、たまにしか会わないので、その変化を大きく感じるのです。
人間の本質はそう簡単に変わりません。違う服やアクセサリーをつけたって、その人の中身はそのままです。彼女が最近変わってしまった…と寂しくなる瞬間もあるかもしれませんが、それは精神的な成長として喜んであげましょう。
2、捨てられるのでは?という不安が生じる理由
なぜ遠距離恋愛において、「俺は捨てられるかもしれない」と不安になるのでしょうか。彼女のことが好きな気持ちはあるのに、手応えがないからではありませんか?
「手応えを求めている」というのは、言い換えれば「見返りを求めている」ということです。例えば、10万円のバッグを買ってあげたのに、3万円の時計をお礼としてもらったら、7万円の損!と思いますよね。
この「捨てられるかも」という不安は、実際は自分の外側で何かが起こっているサインではなく、自分の中の葛藤が原因です。
捨てられても大丈夫な男になる
「彼女に捨てられたら生きていけない」と感じる人もいるかもしれませんが、それは彼女に依存してしまっている証拠です。これは近距離恋愛であっても同じです。
この不安、自分にとって大切なものを増やすことで解決します。仕事が100%でもいけませんし、趣味100%でもいけません。誰か特定の友人に100%注いでもいけません。様々な分野に分散させることで不安が和らぎます。
先ほどの10万円のバッグを例にするのなら、はじめから10万円のバッグをひとりにプレゼントするのではなく、1万円の花束を10人にプレゼントする…というようなやり方の方が、お互いに負担にもならず、不安が膨れ上がることもありません。
3、彼女からのメッセージを冷静に分析しよう
最近彼女の対応が冷たい気がする。3つメールを送ったうち、1つしか返ってこない。言葉遣いが雑になったような気がする。これって、もう冷めてきたって意味かな…。
相手の状況がわからないので、想像するしかないのですが、彼女からの反応は気になるものです。忙しいのかもしれませんし、本当に心が離れてしまったのかもしれません。
焦っている男は冷静ではない
まず疑って欲しいのは、彼女の心の内ではなく、自分自身です。焦って「もしかして浮気してる?もう好きじゃなくなった?」と思っている男性は冷静ではありません。目にはフィルターがかかっていますから、その情報は正確さに欠けます。
できれば冷静な誰か、第三者に見てもらったり、時間を置いて冷静になってから見返してみたり、とにかく「どうしよう!」と焦って彼女に「どういうこと?」と問い詰めないことです。
冷静になってから見返してみると、案外なんでもない文面だったりして、取り越し苦労であることが多いです。穿った見方をしている自分に、「まずは君が落ち着け」と水のペットボトルを渡してあげましょう。
4、どこからが浮気なのか
遠距離恋愛で「浮気された!」と騒いでいるのは、女性よりもむしろ男性のような気がします。男性から見たら、自分の彼女が知らない男とデートしているだけで浮気になるのかもしれません。
男は風俗に行っていいのに女はダメなの?
端的に言うと、女性にも性欲があります。男性が性を処理するように、女性も別の方法で処理しなければなりません。これは、男性と同じく「恋愛とは別」の話です。
かと言って、女性専用の風俗店は少ないですし(あるにはある)、根本的に男性の性処理とは形も方法も異なります。たとえば、若い男性と話をするだけでも満たされる場合がありますし、恋愛映画を見るだけで満足する場合もあります。
彼女が彼氏以外の男性と何かしら性的な行為に及んだからと言って、それらがすべて浮気か、と言ったらそうではなく、「生きていく上での息抜きも必要だ」と言えます。とどのつまり、本気でなければ浮気ではないので、詮索しないのが一番です。それはお互い様です。
5、男の押せ押せモードが続くと彼女は引く
彼女から電話もメールも来なくなった。LINEは既読無視。電話には出ない。このままだと自然消滅してしまう?戦々恐々としている中、気が付いて欲しいことがあります。
それは「恋愛とはパワーバランスである」ということです。とくに遠距離恋愛の場合、遠くにいるということで不安が募りやすいので、お互いに「押せ押せモード」になることが多いです。
彼と彼女が同じパワーで押し合っているときは「うまくいっているとき」です。しかし、どちらか一方が引いてしまったり、押せ押せパワーが強くなりすぎると、そのバランスが崩壊します。
彼女の反応を真似る
自分が今どのくらいのパワーで押しているのか。それを客観的に知ることはできません。できませんが、バランスを保つことはできます。それが「彼女の反応を真似る」という方法です。
たとえば、メールを1通送ったら、彼女の返事が来るまで待つ。それが1週間、2週間になっても待ち続けます。
また、電話をかけてみて出なかったらそれ以上かけません。彼女がかけ直してくるのを待ちます。彼女の電話には履歴が残っているからです。
こちらから押しまくればなんとかなる?そんなことはありません。押してダメなら引いてみな、というように、彼女の反応と同じくらいのパワーで押して上げることが重要です。
おわりに
遠距離恋愛は向き不向きがあると思います。元から遠距離恋愛が向かない人、また遠距離恋愛では成立しないカップル、もいます。
もし途中で「こりゃダメだ」と思ったら、なんとかして近距離恋愛にするか、思い切って別れるという決断も大事です。
どちらにせよ、彼女の動向が不安になったとき、実際は思いすごしであるということがほとんどなので、不安の原因は自分にあります。まずは自分自身がどうであるか、把握することに努めましょう。