最近、深刻化している精神疾患やそれに類似する心理的な問題。
一生のうちに精神病にかかる人の割合は25%弱と言われており、数をましている。
世の中には、様々な心の問題を抱えながら生きている人たちがいるのは周知の事実だ。
しかしその一方で、最近気になる恋愛事情が起きている。
それは、精神病でないにも関わらず、意識の中で演技をして精神病に成りすます女性が増えてきたことによる問題だ。
メンタルの異常をコンテンツにするなんて、どういう了見だよと言いたくなるが、自分と言う女性の付加価値をアップさせるため、メンヘラになる(装う)女の子は少なくない。
彼女らの生態は非常に似通っている。
やれリストカットだ、やれオーバードウズだの、何か見本でもあるのかという感じで、メンヘラ女子はみんな同じく個性がない。
服装の系統も大体同じだ。
そんな彼女たちをメンヘラ女子を、本コラムではエセメンヘラと呼称する。
エセメンヘラと付き合うとろくなことにならない。
今回は、このテーマで話を進めていきたい。
もちろん、愛した女性が本当に心理的に問題を抱えている場合もある。
そのことを理解したうえで、本コラムを読み進めていってもらいたい。
実録、恋したあの子はエセメンヘラだった!
エセメンヘラ女子と知り合うと、大抵の男性はろくな末路を歩まない。
彼女たちは不幸で何かが欠けた自分という存在の演出ありきで男性と関わることが多いので、まともな恋愛をすることが、なかなか難しいのだ。
たとえばこういう話がある。
ある男性が、年下の可愛い女の子と恋人同士になった。
最初は嬉しかったが、この女の子は、自称メンヘラで定期的に病院にカウンセリングを受けているのだという。
純朴だったこの男性は、彼女の心の病気をどうにかしようと、自分で本を買って勉強をしたり、彼女の言うとおりの理想的な態度を取り続けてきた。
そうして2年が経過した頃、彼女は唐突に別れを切り出した。
曰く、好きな男ができたそうだ。
まあ、こういうことは珍しくないので、男性は結局別れることには了承した。
ところがそれから程なくして、件の彼女から復縁の申し出が入る。
なんでも「新しい彼氏は私の病気に全く理解がない」のだとか。
「自分を理解して、甘やかしてくれない」と言う。
しかし、この発言に、男性はとうとう「誰もが自分だけを注目して理解してくれると思ってはいけないよ」と釘を刺した。
すると彼女は烈火のごとく怒り出し、彼を口汚く罵った。
そしてなんと、そのまま新しく交際した男性の元に戻ってしまったというのである。
このような、傍目には身勝手でエキセントリックな性格なだけと思える女性は、案外多い。
彼女らが本当に精神の病を抱えているのか、その真相を把握するのは生半可なことではない。
実際、病院でカウンセリングを受けてそれらしく回答するだけで、欝と診断されるのが、今の現状なのである。
エセメンヘラと付き合っても、いいことはない!
そもそもエセメンヘラというのは、欝診断されたことを免罪符に、しばしばとんでもなく身勝手な振る舞いをする。
最近では自分のしたいこと、趣味をやるときは機敏に行動できるが、仕事や義務となると体が動かなくなる“新型欝”なんてのもあるようだが、こんなのを振りかざす女性と付き合って、身が持つはずもない。
筆者の知人にも、この手の女性がいる。
ひたすらに自分が楽しめることしかやらず、毎日活発に遊びまわるくせに生活保護を受給し、そのお金を交際相手におこづかいとして渡している。
そういうクズが実際にいるのだ。
二言目には「病気だから仕方ない」と言い、こちらが正論で追及すれば「わかんないよ~! わああああ!!」と大声を出してしまう。
そういう困ったちゃんが、この社会には少ないながらも潜んでいるのだ。
真面目がバカ見る世の中である。
もちろん、この手の女性と交際しても、振り回されるばかりで良いことなんざ一つもない。
せいぜいセックスができる相手を確保できるぐらいのものだ。
しかしセックスなんて、まともな女性とだってできるわけだし、わざわざエセメンヘラを抱くほどのメリットもない。
エセメンヘラを避けてこそ、男はまともな恋愛が送れる!
では最後に、エセメンヘラの見分け方でも伝授して筆を置きたい。
ポイントはファッションと言動にあると言っても、ほぼほぼ間違いはない。
エセメンヘラは見た目は可愛い子も多い。
あくまで可愛さ、魅力アップのためのエッセンスとして、メンヘラという属性を身に着けようとしているだけなのだ。
だから基本的に清潔で、身だしなみに普通以上に注意を払っている。
化粧もしっかりしていて、精神的な余裕も十分に備わっていることが言動や行動から見て取れる(本当にメンタルをやっている人の服装、化粧はやっぱりどこかアンバランスだ)。
つまり、本当に精神をやっているなら普通の化粧もオシャレもできないものだが、彼女らはエセなのでそういったリアリティは決して追及しないということだ。
しかし、身を守るために厚い化粧をしたり、性格からは程遠い見た目を作るという事例は臨床現場でよくある事例なので、エセメンへらに当てはまるのはバランスの良いあくまで普通の化粧とする。
これが本物とエセを見抜く際のポイントになる。
恋愛は、まともな男女同士でないと長続きしない。
ここで言うまともとは「正常な価値観」を意味する。
その価値観を持つ男女でないと、交際してもすぐ破局する可能性が高い。
どうせ交際するなら、エセメンヘラとかかわるのはやめておこう。
付け加えておきたいのは、本当にメンタル以上を抱えている女性もいる。
愛した女性が精神疾患である場合もある。
つまり、そんな深刻なメンタルの問題を、そうでないのに演技で自分の売りにしている女性を見極められる男性にならなければならないということである。