20代から30代の年齢の男性の未婚率がどんどんアップしていますが、その理由を聞いてみると「出会いがない」ということを挙げる人が多いです。
確かに、男子校から理系大学に入り製造系の仕事に就いた、などの人は本当に出会いがない可能性が高いでしょう。しかし同時に出会っているのにどれをうまくゲットできていない可能性あるのです。
ここでは、まず出会った時に確実にそのチャンスをゲットできるための方法と、そしてそもそもの出会いの可能性を上げるための方法の2つをご紹介します。
出会いがない=魅力がない?
最初に少し厳しいことを書きます。「出会いがないから恋愛ができない、結婚ができない」という発言をよく聞きますが、本当にそうでしょうか。
確かに職場などに女性が少ない場合もあるでしょうが、生活している中で実際に「女性と全く接点がない」ということはあまり考えられません。職場への通勤途中の電車の中、いつも寄るコンビニやレンタルショップ、先輩や後輩の彼女の友人、など意外に女性は人生の中に「接点」としては現れています。
しかし、その「接点」が「出会い」に発展しないのは、自分自身が「相手にとって恋愛対象の男性として認識してもらっていない」、つまりはっきり言うと「こちらに魅力がない」という可能性が高いのです。
男女に限らず、人は相手に好意を持つと、その人に興味を抱いてもらうためにいろいろなアクションを起こし、自分を魅力的に見せて、その存在を意識させようとします。
それによって「ここに相手がいた」とこちらも気づくわけですが、それがないということはこちらの前で魅力的に振舞おうとする女性がいない、ということです。
つまり、こちらにそれだけの魅力がないのです。まずぜひそれを自覚しましょう。
その上で、出会いを作るために自分自身が魅力的になるための自分磨きをすることをおすすめします。
出会いを見つけるためにまず自分磨き
自分磨きといきなり言われても戸惑う人も多いかもしれません。しかし別にそれは、いい服を着て、いい時計を持って、お金持ちになって、というようなことではありません。
実際には、もっと当たり前の、誰にでも実行できることです。具体的にどのように自分磨きをすればいいのか、以下にご紹介します。
人にどう思われているかを気にしない
よく「これしたら変に思われるかな」「今の発言、変に取られたかな」と考えながら他人と接している人がいます。自分に自信がないからでしょうが、これもはっきり言ってしまうと、実際にはほとんどの場合誰も気にしていません。というよりも意識していません。
なぜなら、そこまでこちらに関心がないからです。みんな自分のことを考えるのに精いっぱいなのです。そもそも「これをしたら変に思われるかな」というのも自分のことを考えているわけです。
それと同じで、相手も自分のことばかりを考えているのです。
ですので、そのように人からどう思われるかを考えること自体が無駄です。もちろん人を不快にさせるようなことはマナーの範囲では慎む必要があります。
しかし、自分磨きは、マナー以上に人の目を意識することをやめることから始まるのです。
損得で行動しない
人はこちらのために何かしてくれる人に好意を持ちますし、その相手がこちらではなく誰かほかの人に対して何かしている姿をいても好意を持ちます。それはその人に、自分に得になることだけをしよう、という我欲がないからです。
もちろん、お坊さんや修道女のように無欲になれということでも、ボランティア活動に精を出せということでもありませんが、しかしいつも自分の損得を計算して行動している人は、非常に醜く見え、そうでない人は魅力的に見えます。
ですので、まずは自分の損得を考えないで、その場でやったほうがいいことをやる、というようにしましょう。
人には親切に、優しく接する
上の話を同じ話ですが、損得で行動しない、ということは、他人にとって良いことをする、ということでもあります。
つまり、人には親切に、優しく接するということです。特に、困っている人、悩んでいる人の役に立ってあげるように行動することが非常に大切です。
自分も笑い、相手も笑わせる
人は怒っている姿は怖いと思いますし、笑っている姿には安心感を覚えます。
隣にいたいのは当然安心感を覚えさせてくれる人です。そして同時に、自分も笑っている時には幸せな気持ちになります。同じく、隣にいたいのは自分を幸せな気持ちにしてくれる人です。
ですので、いつも自分は笑い、人には笑ってもらえるようにしましょう。
と言ってもお笑いタレントのように振舞うことではありません。上で書いたような損得を考えない、人に優しい行動をすることが、自分も笑い、相手にも笑ったり、微笑んでもらったりすることになるのです。
いつも清潔にする
同時に人は生理的な生き物ですので、不快感を抱かせる人と一緒にいたくありません。臭い、汚いはまさに生理的不快感を与える要素です。
仮に太っていても顔がブサイクでもよいのです。
毎日お風呂に入り、頭の先からつま先までを清潔にし、爪は短く切り、髪の毛を定期的にカットして毎朝ブラシで整え、きちんと洗ったしわのない服を着て、靴も革靴であれば週に1回は磨く、ということだけで十分魅力的に見えます。
目を見る
最初の話と関連しますが、人の目を気にしている、自信のない人は、逆に人の目を見ることが怖くてできません。目が合うと恥かしくなったり、格好を付けなきゃと焦って、挙動不審になるのです。
しかし人から見ると、その姿自体が「自分に自信がない」ということを伝えてしまい、魅力を奪ってしまいます。
ですので、最初は怖くても誰かと話をするときには、必ず「目を見る」ようにしましょう。
自分を大きく見せない
自信がない人の中には、それを隠すために、逆に自分を実際の姿よりも大きく見せようとして、必要以上に自慢したり、威張ったり、格好を付けたりする場合があります。
飲食店などで店員に偉そうに接する人がいますが、あれはまさに小さな猫が自分を大きな虎に見せようとしている姿なので、一緒にいて恥ずかしくなってしまい、次からは一緒にいないようにしようと思います。
1番よいのは「自然体」です。ありのままの自分でいるようにしましょう。
女性の話に共感し、同感する
特に女性相手の場合は、その人が話すことを否定せず、同感し、共感してあげましょう。
女性の話で意見を求めている場合は本当に少ないです。ほとんど場合は、「それは大変だったね」という共感、そして「俺もそう思うよ」という同感を求めています。それによって自分を肯定してほしいのです。
そして人は自分の存在を肯定してくれる人と一緒にいると安心するので、その人に好意を持つようになります。
自分磨き+接点作りで、出会いのチャンスゲット
いかがですか。どれも当たり前のことで、特別なテクニックは不要な自分磨きではないでしょうか。それを心がければ、あとは「接点」さえ作ればそれが「出会い」になる確率はぐっと上がります。
そこで次にはその接点をいかに作るか、という方法論を以下でご紹介します。
合コンに参加する
一部の合コンは、いかにその場で女性を盛り上げて、ワンナイトラブを楽しむ相手を見つけるか、というような「野獣的な」方向で開催されるものもありますが、しかし参加する女性全員がそのつもりで来ているわけでもありません。相手も真面目に「接点作り」に来ている場合も多いのです。
ですので、上で心がけている自分磨きを、ここでもしっかり実践することがまず大切です。
ただ、とは言え「野獣的に」合コンを利用しようとしている男性参加者がいる場合は、その人に利用されてしまうことがあります。それでは合コンに行っても無駄になりますので避けるようにしましょう。
具体的には、盛り上げ役には絶対にならないことです。仮にいじられた場合は、真面目に反論せず、かといってそれによって無口にもならず、受け流してほかの人と何もなかったように話をするようにしましょう。
習い事教室やサークルに行ってみる
習い事やサークルは接点を求めてきている女性は少ないですが、しかし同じ興味を持っているということ自体で、相手からの好意を得やすいので、ぜひ参加してみましょう。
それもできれば女性の多い料理教室やヨガ、あるいは最近は女性参加者が増えている合気道やダンスなどを選びましょう。
1人の人と仲良くなることを最初から考えず、教室終了後にみんなでお茶を飲んだりする「グループ交際」のような場にできるだけ参加するのがよいでしょう。
その時にも自分磨きを実践すれば、自ずから出会いはやってきます。
マッチングアプリを使う
今、ネットには婚活サイトがあふれています。スマホのアプリショップを見ても、ネット婚活のための恋活アプリ、婚活アプリがたくさん登録されています。
中にはセフレ作りを目的にしているサイトもあるので、それは避けたほうがよいですが、婚活を前面に出しているサイトや、最初はプロフィールだけを無料で見ると、真面目な出会いを求めている女性が多いのがわかったりするサイトがありますので、そのようなところに登録するのも方法です。
婚活パーティーに参加する
あるいは、婚活パーティーへの参加もあり得るでしょう。
ただし、現状では婚活パーティに来る女性は、こちらの年収や勤め先などのスペックだけを見て、自分が結婚して楽のできる男性を探している傾向がありますので、まずはとりあえず「見知らぬ人と恥ずかしがらずに話す」という練習のつもりで参加するのがよいでしょう。
結婚相談所に登録する
出会いにかけられる予算が10万円、20万円とあって、かつ結婚を前提にした出会いを求めているのであれば、結婚相談所に登録することが1番確実です。
ただ、どこによい出会いがあるかわかりませんが、会員数が多い方が確率は上がるはずですので、予算を見ながら大手で、かつ毎月の紹介数を約束してくれる結婚相談所を選ぶのがベストです。
会社、取引先、職場
会社や職場、取引先も本当は出会いが1番あるところです。たとえば営業で回る取引先でも、こちらが自分磨きをしていたら、必ず相手から自分の存在を意識させる行動をとってくる人がいるはずです。
しかしそれは、相手の性格によっては非常に奥ゆかしいアプローチの場合もあるので、それを見過ごさないようにしましょう。
また、あまりガッツいた感じになるのは好ましくありませんが、親しい上司や先輩、あるいは取引先で親しくなった人などには、自分はいまフリーで恋人募集中なのでよい人がいたら紹介してください、とさりげなく頼んでおきましょう。
街コンに参加する
婚活のひとつとして街コンが一部で流行っています。これも合コンと同じで、中には真面目な出会いを求めている女性もいますので、とりあえず1回は参加してもよいでしょう。
ただし、短時間での勝負になるので、かなり頑張ってこちらからアプローチする必要がありますから、人見知り気味の人は苦戦する可能性があります。
学生時代の友人と会う同窓会などに参加する
同窓会などの案内が来たらとりあえずは参加することをおすすめします。学生時代という共通の話題と、それなりの連帯感がありますので、仲良くなるハードルは低いです。
ただしこれもある意味合コンと一緒なので、盛り上げ役にはならないように注意してください。
そのような案内がないようなら、Facebookなどで卒業した高校や大学の同窓生を探してみましょう。知っている同窓生が見つかったらその人と友達になることで、そこから輪が広がって同期で会おうという話になる可能性も十分にあります。
ボランティア活動に参加する
興味と共感の持てる活動内容があればですが、ボランティア活動への参加もよい接点作りになるでしょう。
特に一般的に言うと、ボランティア活動に参加している人は、自分も「他人のために何かをする」ことが目的ですし、参加している人も同じ目的だと思っていますから、参加者同士のリスペクトが生まれやすく、「接点」が「出会い」になる可能性が高いです。
スポーツジムに行ってみる
スポーツジムには最近女性が多く通っています。またインストラクターにも女性が多いです。
来ている人とは、身体を鍛える、ダイエットするなどの共通の話題がありますから、話しかけやすいというのもメリットです。
マシンなどを中心に行ってもいいですが、中で行われる水泳教室、ヨガやダンスなどに参加すると、より接点が見つけやすいでしょう。
まとめ
いかがですか。
見つけようと思えば、世の中に「接点」は数多くあります。しかしそれを「出会い」にしていけるかどうかは、自分に魅力の有無によります。
ですので、まずは自分磨きをして、誰かが自分の存在を示して来る可能性を広げたり、同時にこちらからいい人を見つけた場合にその人に自分の存在を認識してもらいやすくしましょう。
出会いづくりはそこからがスタートです。