女友達ならたくさんいるよ!でも彼女ができない。性格や顔に問題があるわけではないし、交友関係も広い。でも、恋愛に発展しない。
このような男性は多く、悩みとまではいかないまでも、自分でも「なぜ?」と首をひねっているのかもしれません。でも、具体的な理由がわかれば、改善点を見つけられるはずです。
今回は、そんな“なぜか女友達はいるけど彼女ができない男”を7つのタイプに分類し、それぞれの原因と改善点を洗い出してみました。
この記事の目次
親切で優しい人タイプ
おそらく「自分はいつもいい人で終わってしまう」という自覚のある人は多いと思います。相談を持ちかけられることもあるけど、それ以上進展することはない、というタイプ。
私の友人にも、数人このようなタイプの男性がいました。女友達から「実はね、私の彼氏が~」という相談を受け、彼は「うんうん」と聞いてあげます。内心「俺関係ないのにな」と思いつつ、親身になって話を聞いてあげるいい人です。
そして、彼女が「ありがとう」と言って去っていくのを笑顔で送り、後でこう呟きます。「俺じゃなくてもいいんじゃねえ?」と。
そこで、相談した女性に話を聞いてみました。彼女は「実は、今の彼から彼(相談した人)に乗り換えたいと思って相談したんだけど、彼は乗り気ではないみたい」と言うのです。
損をしている“いい人”たち
女性から相談を受ける、信頼してもらえる、というのはチャンスです。ただ、この親切で優しい男性は自分に自信を持つことができない人が大半なので、被虐的なのです。
具体的に言えば「交際できる見込みのない女性の相談を快く受ける俺」という被害を受けたかわいそうな男に、自ら成り下がることを、無意識に望んでいるのです。もしお付き合いできる、というようなラッキーな出来事があっても、その幸運を受け取ることができません。
つまり、「俺って女友達はできるけど彼女はできないんだよね、なんでだろう」と言いつつも、その状況を自ら作り出しているのです。当然、女性からアプローチされても「俺なんか」「どうせ」と言って気づこうともしません。
また、後になってから「俺が相談に乗ってやったのに」とか「少しは感謝しろよな」などの恩着せがましい感情が沸いてきて、自己嫌悪に陥るのも、このタイプの特徴です。
改善する方法
まずは自分に自信を持つことが第一です。
誰かと過ごす時間も大事ですが、ひとりの時間を充実させてみてはいかがでしょうか。女なら誰でもいいと思わず、「いいな」と思える女性に的を絞って行動しましょう。
友達という感覚でないと女性に近づけないタイプ
女性は近づきがたい存在かもしれませんが、「俺たちは男女関係じゃない!友達なんだ」という立場であれば気軽にお付き合いできますよね。
異性という意識が邪魔になる
恋愛する、男女として交際する、ということはお互いに「異性だ」という認識は不可欠なのですが、性的なものを意識してしまうと話すらできない、という人がいます。
思春期の男女(中学生?)が、今まで一緒に遊んでいたのに急に遊ばなくなる、みたいな感じです。
このタイプの人は、うまく思春期を乗り越えられなかった可能性があります。過剰に性的なものに反応しているのです。ところが、「友達だもんね」という魔法の言葉によって、性別を意識しなくていいという自由を得ることができます。
改善する方法
性に興味がないわけではないけれど、性的なものに過剰にネガティブな反応をしてしまう。
たとえば「付き合うってことはセックスするってことだよね?」と考えてしまう人は、性に対する姿勢が思春期で止まっています。これは経験をこなせば改善される、というものではありません。
また「下心があると思われたら、嫌われるのでは?」という考えも頭をよぎるはずです。このタイプの人は、女性の中でも“親友”を見つけましょう。なんでも話せる理解ある女性です。セックスはゴールではありません。
モテる男といつも一緒にいるタイプ
いつも男友達と一緒に行動している人がます。しかも、その友達がすごくモテるやつで、女友達もたくさん寄ってくる。その輪の中にいて安心していませんか?
友達の腰巾着?スネ夫化した男
これは「ジャイアンの横にいるスネ夫」のようなタイプで、周囲の女性からは「モテるジャイアンの横にいつもいるスネ夫くん」という認識しかされていません。友達とも思われていない可能性があります。
「俺は女友達が多い」というので見学していると、「その他一名扱い」しかされていない男性もかなりいます。顔と名前を覚えてもらっているだけまだマシでしょうか。
これでは残念ながら「女友達がいる」とは言えないですし、モテる男友達の引き立て役にしかなっていませんよね。それに薄々気がつきながらも、現実を直視できない人も多いようです。
改善する方法
恋愛に持ち込みたい、彼女がほしいというのであれば、個人で活動しなければなりません。「ジャイアンの友達」という着ぐるみを脱いで、ひとりの力で勝負しましょう。
女性から誘われるのを待っているタイプ
女友達はたくさんいるし、いい感じになることもある。でも、そこから先に進んだことがない。おかしい、テレビや映画や漫画だったら、ここからスムーズに付き合っているのに。
外見も性格も問題ないし、むしろイケメンなのでは?と思われる男性に多いタイプです。
潔癖な男と思われている可能性
男性の中には、どうしても自分から積極的になれないタイプがいます。理由は「恥ずかしい」とか「フラれたくない」とか様々ですが、じゃあ待っていれば女性からアプローチしてくれるのか?と言えば、答えはNOです。
女性はアプローチ待ちの男性より、積極的にアプローチしてくれる男性に傾きます。当然です。誰だって「君のことが好きだ」と言われて嫌な気持ちにはなりませんから。
また、このタイプの男性は「思ってたのと違う」ような女性からのアプローチは、アプローチとしてカウントしません。つまり、「グイグイ来られると引く」のです。
そのため「あの人って女性に興味ないのかな?」と思われることもしばしばです。
改善する方法
「この子がいい」と思える女性が現れたら、不器用でもいいのでアタックしてみましょう。
待っていてもダメなので、デートに誘ったり、「ぶっちゃけ好きなんだけど、どう?」みたいに直球で勝負してみてもいいでしょう。
変に勘ぐったりせず、「俺と付き合うと楽しいよ」と言ってみましょう。
プライドが高く、低レベルな女とは付き合いたくないタイプ
男性の中には、ほとんどの女性が低レベルに見えてしまう、という人がいます。
自分のレベルに見合う女がいない!と思ってしまうのです。そのため「友達としてなら」という意味で広く交友関係を持てますが、“広く浅く”になりがちです。
その高いプライドの正体は?
“低レベルな女と交際できない”という高いプライドは、本当に周囲に低レベルな女しかいないのが原因でしょうか。そもそも、レベルの低い・高い、というのは誰が決めるものなのでしょうか。
実はこのタイプの人が抱えている“プライド”の正体は、「極度の不安」なのです。
素の自分を愛することができない、人から嫌われたくない、否定されたくない、という弱い自分を鎧で覆っているのです。
一枚壁を隔てた世界にいる人間を「低レベルな人間共め!」と見下している気分でしょうが、その分誰とも深い関係になることができないのが現状です。
改善する方法
このプライドの高さは、一朝一夕で改善できるものではありません。不安で仕方がなくて、ぎゅっと握り締めた手をパッと開いてみんなに見せる勇気が必要だからです。
まずは、何がそんなに不安なのか、自分に問いかけるところから始めてみましょう。
女から見下されるタイプ
先程は「女を見下すタイプ」でしたが、こちらは「女から見下されるタイプ」です。
なぜかいつも女性から馬鹿にされる。おもしろいタイプだ、といじられる。グループでみんなでわいわいすることはできても、女性個人と何かすることはできないのではないでしょうか。
自虐?お笑いタイプに逃げる男
実はこのタイプは、先ほどの「女を見下すタイプ」とよく似ています。違うのは、相手を見下して自分を棚に上げるのではなく、自分の立場を下げて人と接することです。
「俺って〇〇だからさ~」などと自虐ネタで盛り上げて、周囲を笑わせることが多く、人から馬鹿にされてもヘラヘラ笑って「俺ってこんなキャラだからさ」と言ってしまうタイプです。
「俺は見下されて笑われるキャラ」という仮面をかぶって周囲を接するため、周囲からも「こいつはいじっていいキャラ」として扱われてしまいます。
改善する方法
まずは、今ある関係をなるべく断ち切ってみてはいかがでしょうか。
あなたを馬鹿にして笑っている人は、あなたの友達ではありません。心配してくれる人がいたら、その人は本心から心配してくれる人です。
でも、あなたはそんな良心的な人の救いの手を握ることができないかもしれません。
無意識に作ってしまったキャラクターを手放さない限り、周囲から雑に扱われることはなくならないです。また、あなたを雑に扱うような彼女を作ってしまったら地獄です。
女性から“女同士”と思われているタイプ
なぜか女性と仲良くなっても、「同じ女同士」みたいに思われてしまう男性もいます。外見が問題?それとも喋り方?これではいつまでも“異性として”は扱ってもらえません。
逆にその立場は利用すべき
なぜか女性同士の集まりにひとりだけ呼ばれ、愚痴大会に参加させられてしまったり、女性のパジャマパーティーに呼ばれ、みんなの油断した姿を見せつけられてしまったり。
このように女性から「私たちと同類でしょ?」と思われてしまう男性はいます。外見もさることながら、喋り方や体つき、考え方に共感できるなど、男性本人にとっては「俺男だけど?」って感じですよね。
でも、この立場は利用すべきです。女性の懐に入り込むことができたのですから、「信用される」という第一段階はクリアできているからです。
あとはこの立場を利用して女友達の中から彼女を作ることはたやすいことでしょう。
改善する方法
このタイプの人は「俺は男なのに!女じゃないのに!」という感覚を強く持ってしまうとアウトです。そうではなく、したたかに、本心を秘めるようにしましょう。
中には女性を落とすためにオカマのフリをする男性もいますから(相手がオカマだと女性は油断する)、そういう立場を利用してみましょう。周囲の人は、漠然とした印象でしか人を判断しません。
周囲はあなたが「本当は男だろうが女だろうが関係ない」というのが本当のところです。あとは、周囲に与える印象を、上手に活用して彼女をゲットしましょう。
ちなみに、女性は男らしい男性が好きとは限りません。
おわりに
タイプ別でご紹介しましたが、当てはまるタイプは見つかりましたか?「女友達はできるのに彼女ができない」と一言で言っても、「なぜそうなのか」は人によって違います。また、重複して当てはまる場合もあるでしょう。
「それが悪い」ということではないのです。問題なのは、“現状の自分の立場を自覚できていない”ことに原因があります。原因さえ理解できれば、あとは少しずつ改善していくのみです。
「一生無理かも」とパターンに囚われず、今までと違うパターンを手に入れましょう。