飲みの席で「俺はすごいぜ」みたいな既婚者男性の話をよく聞きますが、実際その妻に話を聞くと「うーん…たいしたことはない」って感じです。
このような、自称“俺セックス上手い男”は結構多いのですが、本当にセックス上手い男と、自称セックス上手い男の間には、どんな違いがあるのでしょうか。
今回は、“セックスが上手い”とはどういうことなのかに焦点を当て、セックス上手い男と、自称セックス上手い男の違いについてご紹介したいと思います。
1、女の演技に騙されている自称セックス上手い男
ほとんどの女が、セックスにおいて演技しています。それ自体はなんの問題もありませんが、中には「おいおい、さっさとイケよ」と女性に思わせてしまう男がいます。
「俺は上手い」と勘違いをして、女性の反応を喜んでいますが、実は女の演技に騙されているだけ…というパターンです。
それは、「お前が上手いんじゃない。女の演技が上手いんだ」って感じですが、当の本人は気が付く術がありません。だって、女は演技であることを必死で隠しているわけですから。
セックスに教科書はありません。先生がいて、チェックして、採点してくれるわけではありません。複数人でプレイすることもあまりないと思います。ゆえに“偏って”しまうのも、仕方がないことです。
多くの「俺はセックス上手い」と思っている人の大半が勘違いであることから、やはり「俺ってほんとにセックス上手いのかな?」と疑問に思うところからはじめてみるといいでしょう。
2、セックスが上手い…とは?
セックス上手、とはテクニック云々を言うのではありません。雰囲気の出せない男が、いくら一生懸命腰を動かしたところで、女は「なんだこいつ」と思っています。
女性のセックスは、精神面が大きいのです。長さでも、太さでも、形でもありません。言葉ひとつ、優しさひとつで、そのセックスは大きく変わります。
本当にセックス上手な男、というのは、いかにセックス前の段階で女性を興奮させることができるか、というところにかかっています。ベッドに入ってからが勝負…ではないのです。
まあ、もちろん「ベッドに入ってからはイマイチだった」みたいなパターンもありますが、それでも、「一生懸命さ」みたいなのが伝われば、女性は「かわいいな」と思うものです。
経験の多い女性に話を聞くと、かなりの確率で「俺セックス上手い」と自称する男は、全然大したことはなかった、ということなので、結局のところ自称:セックス上手い男は、自分で自分が気持ちよくなるのが上手な男=オナニーが上手、と言い換えることができるんだと思います。
これでは、女性が「この男、セックス上手い!」と本気で思うには程遠いようです。多くの男が「セックスで俺に惚れさせれみせる」と考えた時点で、負けているのです。
3、セックス上手=女を大切にできる男
とどのつまり、男のセックスに対する姿勢によって、内容が変わってくる…というのが、俯瞰の視点かもしれません。
男が「自分だけ気持ちよければそれでいい」「女が喘いでいれば俺の勝ち」「ベッドに入ってしまえばこっちのもの」「俺のテクニックでひいひい言わせてやる」と考えているうちは、セックスは“自己満足のオナニー”みたいなもの。
そうではなく、「女性を本当に気持ちよくさせたい」「大切に扱いたい」「セックスはたくさんある愛情表現のひとつ」と考えて、相手のことを考えられる男が、セックス上手と言えるのではないかと思います。
4、セックスなんてみんな大きな違いはない
人によって上手い下手がある、とは言え、行為そのものに大きな違いがないのがセックス。まあ、好きな体位とかがあるのは、それぞれとして、実際はざっくり言うと“誰とやってもそんなに変わらない”もんであります。
終わったあとに「良かった」「ダメだった」というのは、技術的なことではなく、気分が大きいのかな、と思います。
そんな「誰とやってもそんなに変わらないのに、俺を選んでくれた女」をもっと大事にしてほしい。出会ったのも運命、そういう流れになったのも運命だったら、この出会いに感謝して然るべきでは?
もし女に「この男のセックス最高」と思わせたいのなら、その女を「最高の女」として大切にしてあげることが一番の近道です。
是非、セックス前に「お前は最高だ、この世で一番の女だ!」と大切にしてあげてください。その夜は、女性がその気になって、最高のセックスをふたりで作り上げることになるでしょう。
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