ORETTEをご覧の皆さん、こんにちは。夜の性活相談員・小室友里です。夜の性活、潤ってますか?
わたくし、「オトナのパフェ会」なるものに所属しておりまして。
オトナのパフェ部とは、いい歳したオトナが美味しい美味しいパフェを求めて、都内各地のファミレスやら喫茶店やらをめぐる会合でございます。ひとつのグラスに男女が様々なフルーツのように盛り込まれ、生クリームを舐め回し、ホイップクリームに舌鼓を打ち、ポッキーやウエハースをトロトロのアイスにぶっさす会ではございませんのであしからず。
パフェ会に集まるオトナたちは皆さん40歳アップの、世の中的には「おじさま」な年齢に入る男性ばかりなのですが、お見事!と思うほど、性活がお盛ん。夜の性活相談員としてはうれしい限り。
さて、パフェ会の目的であるマンゴーパフェを男3人、女2人で食べながら、会員の一人・Kが気になる話をし始めたんです。
「彼女が出来たんだけど、彼女ってもともとセックスが好きじゃなかったんだよね。だけど何回かヤるうちに、どうやらソレを変えてしまったみたいだ」
なんじゃい。ただのノロケかい。
やんややんやとチャチャを入れながら聞き進めると、会員Kの話は徐々に深みを増す方向へ。
彼女とデートにセックスがない日はなく、すれば確実に5時間以上はイチャイチャと絡み合っているそうな。
5時間!?ってことは、仕事帰りにデートしたら、ご飯食べて即ホテルか、彼女の家ってこと?
「泊まりに行ったら、ほぼ一日中シてる。寝る前に3時間。朝起きて2時間。1~2時間寝て、昼に2時間。また1~2時間寝て、帰る前にもう1時間。彼女がアレを離してくれない…」
なんじゃい。ただのノロケかい。
…と言えなくなってくる、なにやらじっとりとした雰囲気。
会員K、実は前カノさんとも同じようなセックスをしていたんです。前カノさんの時は同棲していたものだから、朝昼晩の1日3回がノルマ。お休み前日の夜やお休みの日は、さらに時間が延長される日々。それを別れるまでの数年間欠かさず続け、さすがの私もよくもそこまでできるなぁ、と感心しきり。
てっきり、前カノさんがセックス大好きな女性なのだとばかり思っていたのですが、新しい彼女さんも同じように、しかもセックス嫌いが一転、セックス大好きになっている。その原因を作っているのは…会員Kが引き金を引いているのでは?
ということで、会員Kにヒアリング。
そこでわかったのは、Kのセックスは女性が好むセックスを具現化していたこと。
例えば、女性はセックス中に自分の名前を呼ばれるのが大好きです。名前を呼ばれる、それだけで愛情を感じます。さらにそこへ「愛しているよ」「きれいなカラダだ」と囁かれる一言は、男性に、自分の身もココロもすべて委ねられる気持ちにさせます。つまり、自分のエロい本性をさらけ出せると認められるんですね。
さらには女性が痛みを感じるセックスをしていないらしいこと。
3時間もセックスしていたら、膣口やクリトリスがヒリヒリとして当然です。痛みを感じずにセックスを続けるには、膣や女性器が相当に濡れていなければなりません。
女性の快感を奪う最大の敵は痛みです。つまりKのセックスには女性に痛みを与える愛撫がないのだろうな、と。体感したわけじゃないので、あくまで推測ですが。一部には痛みで快感を覚える女性もいますが、大半の女性は痛みで集中が途切れてしまい、膣も乾いてしまうものです。
Kは知ってか知らずか、それらを当たり前にやっていたんですね。K自身もそれが女性を愛することだと当たり前に思っていたそうです。
セックスの素質というのは、Kのような考え方のことだなぁと、至極納得させられました。
どんなに手技や舌技を磨いても、女性の求めに沿うセックスでなければ感じてもらえません。女性にとって技なんて二の次なんですよね。自分が望むものを与えてくれるかどうか。それが男性の価値なんです。………技は二の次。ということは望むものを与えてくれたら、その次に求めるものは技、ってことです、はい。だから技がなくても女を感じさせられる!って意味ではありませんのであしからず。
皆さんにはセックスの素質ありますか?