「前の彼女のことが忘れられない」という男は意外と多く、今ドキリとした人もいるかもしれません。全然該当しない人でも、元カノの名前を覚えている、プレゼントを捨てられない、という人もいるでしょう。
男が自覚している以上に、前の彼女に未練がある様子というのは、女性から見ると大変カッコ悪く見えます。そのカッコ悪さを男は自覚できないのです。
今回は、女性が見たときに「この男カッコ悪い!」と思う、未練タラタラの様子はどんなものか、についてご紹介します。
1、カッコ悪さ=過去へのこだわり
職場でも、上司の自慢話を聞いていてうんざりする場面、というのが度々ありますが、特に男性は過去の栄光や失敗を引きずる傾向があります。
「これからどうやって生きていく」とか「今後何をしたいか」みたいな未来のことよりも、「昔はこうだった」「こういう成績を残した俺はすごい」みたいなことにこだわります。
たとえば、去年まで月給100万だった人はすごいですが、今は無職で無収入、今後どうなるかわからない人は、女性にしてみれば“魅力がない”のです。
しかし、それなのに「でも俺、昔は月給100万だったし!」みたいな話をさえても、「はあ…?」って感じです。
このような“過去の栄光へのこだわり”や、“過去の失敗を引きずる”などの、過去を振り返った考え方は、女性ウケが悪いものです。
2、カッコ悪さ=自覚がない
自分がカッコいいか悪いか、どうかわからない人は多いと思います。大体質問すると「普通かな?」という答えがほとんどです。つまり、どっちでもない。
でも「カッコよくありたい!」とも思いますし、「あいつよりはマシ」と思っている人もいるでしょう。もしくは「口には出さないけど、俺が一番かっこいいと思う」とか。
それはそれでいいのですが、一般的に“イタイ人”というのは、様々な自覚が死んでいます。似合っていない服を着て、似合うと思い込んでいるのは、客観視できていない証拠です。
そのため、未練タラタラ男は、自分が未練タラタラである、という自覚がないのが一番の問題です。無意識に元カノの話をしてしまう。気が付くと元カノの写真を見ている、など。
この「カッコ悪さ」というのは、言ってみれば「私は客観視のできない人間です」とか「場当たり的に今の瞬間だけを生きている人間です」「感情に流される人間です」と言っていることと同じです。
もちろん、それは“未熟な人間である証明”であるため、女性が「男性として頼りにならない」と判断する大きな要素になるのは当然のことです。
3、カッコ悪さ=現在を大事にできない
昔の思い出が甘美なものである、ということは珍しくありません。過去の出来事は、美化しがちです。そのため、今の彼女より元カノの方が良かった、と思う人も多いのです。
前の職場は良かった、前住んでいた部屋は良かった、実家にいた頃は良かった、学生時代は良かった。じゃあ、今は?
過去に戻れるわけではありませんし、時間が経てば経つほど過去は美化されていきます。「昔の方が良かった」と言いながら、目の前のことを否定するのは簡単なことです。
このカッコ悪さは、現在を大事にできていない、ということでもあります。人には残念ながら、今しかありません。過去は思い出の中にしかありませんし、未来はまだ手に入っていません。
「昔は良かった」と言いつつ、今この瞬間何も行動を起こせない男はカッコ悪いです。それは「何もできないこと」と同じです。
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4、未練を残すタイプ
では、全く未練のない人はいるのでしょうか。未練のない人、というのもおそらくあまりいません。ただ、「過去にあまり未練を残さない人」は、常に自分の意思で選択し、その決定に満足しています。
なぜなら、自分で切り開いてきたことなので、どんな結果になっても自分で責任を取る、と決めているからです。
ある意味、未練を残すタイプの人は、「誰かのせいでこうなった」とか「自分は本当はこうするのがいやだった」などと、“人のせい”にしているんだと思います。
人のせいのする人は、カッコ悪いです。また、「俺は人のせいにするけどカッコ悪くない!」と思っている人でも、他人からは「カッコ悪い人だ」と思われているでしょう。
「絶対に未練を残すな!」ということではありませんが、どんな結果を招いたとしても、自分で精一杯考えて選んだ道であれば、満足しているはずです。
誰かのせい、何かのせいにして逃げるやり方を繰り返している人は、それがカッコ悪いことだ、と自覚した上で、決定権をしっかり自分で握ることを意識していきましょう。きっと、自分で決定したことには、未練は残らないはずです。