ある程度の年齢になると、日本の伝統文化に触れたいという気持ちが湧いてくるものです。その中でも武道は、精神を鍛練し、護身術などを身につけて強くなりたいという理由から憧れを抱くことが多いでしょう。
また仕事も落ち着き、時間的余裕や精神的余裕が生まれ、何かを始めたいと思うのです。年齢とともに衰えていく肉体を鍛えたいという理由もあるでしょう。
武道とひとことで言ってもたくさん種類があります。では初心者からでも始めやすい大人のための武道には、どんなものがあるのでしょうか。
この記事の目次
空手道
空手道とは、琉球王国時代に沖縄で発祥した武道です。拳や足による打撃技で相手を倒す格闘技です。外国人に一番馴染みの深い日本の武道と言えるでしょう。
空手教室では、主に型の練習を行います。精神鍛錬を目的とするならば、己と戦うという意味では一番始めやすいと言えます。
しかし護身術という面から見ると、少し極め技に欠けると言えるでしょう。極め技とは、体の一部分を固定することで相手にダメージを与える技のことです。護身術を身につけたいなら、他の武道をおすすめします。
剣道
剣道とは、剣術を競技化した武道です。精神統一や気持ちを鎮めるということを学びたいならば、始めやすい武道と言えるでしょう。もともとは、真剣を使った戦いに勝つための訓練として行われていました。
集中力を高めたいという方や、自分の感情をコントロールしにくいなどの悩みがある方にはおすすめの武道です。大人になると色々な雑念が入り、一つの事に集中することができない場合があります。
「あれもこれもやらなければいけない」と日々せわしない生活を送っているようであれば、精神を落ち着けるためにも役立つことでしょう。
柔道
柔道とは、嘉納治五郎が創った武道です。もともとは古武道である柔術から派生した武道で、投げ技や絞め技を主な攻撃手段として用います。
空手や剣道は、主に精神鍛錬や精神統一などによって、己との戦いや礼儀作法を学ぶ競技と言えます。それに比べて柔道は、武道の中では一番有効な格闘技と言えるでしょう。
実際に相手と対峙して、倒したり、抑え込んだり、絞めたり、投げたりします。しかしまず初めに練習すべきことは、投げられ方です。これを練習しないと、大変な怪我をすることがあります。
護身術を身につけて、強くなりたいという気持ちで武道を始めたいなら、柔道は一番おすすめです。後ろから襲われても、前から組まれても対処できる技を学ぶことができます。
例えば喧嘩をして、殴り合いになることは想像できても、投げられて倒されることは、中々想像できませんからね。
武道を学ぶ上での心構え
正直なところ武道は、決して大人になってから始めやすい競技とは言い切れません。普通のスポーツとは異なることが多すぎるからです。いくら運動神経に自信があっても、力や喧嘩に自信があっても、決して簡単に勝てるスポーツではありません。
殴られたり、蹴られたり、打たれたり、倒されたり、絞められたりと、痛いことが多いのです。その様なことで弱音を吐かず、身体能力や精神力を身につけるには、武道を学ぶことの意義はあると言えるでしょう。
しかし日本の伝統文化の稽古事をするには、色々な派閥や流派などのしがらみがある場所もあります。その為の費用がかかることもありますので、下調べをしっかりしてから探すと良いでしょう。
大人になってから始めやすい武道は、何を求めているかによって大きく異なります。精神鍛錬なのか、護身術なのか、日本の伝統を学ぶことなのか。どの武道でも、少なからず全てが身につきますが、学ぼうという意欲がなければ続かない稽古事です。
ただ通っているだけなら、スポーツジムで自分の限界と戦った方が良いでしょう。
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